自然災害伝承碑

更新情報 

地理院地図で公開している自然災害伝承碑情報については、2020年8月21日より 自然災害伝承碑データの提供について からダウンロードできます。
 
・2023年5月18日 9市区町村26基を追加公開しました。
 公開数は 全国547市区町村1900基となります。
 公開中の市区町村は、掲載市区町村一覧/ご利用上の注意でご確認いただけます。
・地理院地図の表示アイコンの視認性向上のため、2021年9月1日からアイコンの色(彩度)を変更しました。
・自然災害伝承碑の更なる利活用推進のため、2021年11月29日からハザードマップポータルサイトの重ねるハザードマップへの掲載を開始しました。
公開する自然災害伝承碑の分布図 

自然災害伝承碑を地図で見る

  地理院地図へのリンクボタン  
※自然災害伝承碑は申請があった自治体の分から地図に順次掲載しています。
※自然災害伝承碑の掲載のない地域には、自然災害伝承碑自体が存在していない、存在していても認知されていない、認知されていても登録申請がなされないなど要因がありえます。
※このため、自然災害伝承碑の掲載のない地域が、災害リスクがない安全な地域と必ずしも言えるわけではありません。

自然災害伝承碑の取組

 我が国は、その位置、地形、地質、気象などの自然的条件から、昔から数多くの自然災害に見舞われてきました。そして被害を受けるたびに、わたしたちの先人はそのときの様子や教訓を石碑やモニュメントに刻み、後世の私たちに遺してくれました。
 その一方、平成30年7月豪雨で多くの犠牲者を出した地区では、100年以上前に起きた水害を伝える石碑があったものの、「石碑があるのは知っていたが、関心を持って碑文を読んでいなかった。水害について深く考えたことはなかった」。(平成30年8月17日付け中国新聞より引用)という住民の声が聞かれるなど、これら自然災害伝承碑に遺された過去からの貴重なメッセージが十分に活かされているとは言えません。
 これを踏まえ国土地理院では、災害教訓の伝承に関する地図・測量分野からの貢献として、これら自然災害伝承碑の情報を地形図等に掲載することにより、過去の自然災害の教訓を地域の方々に適切にお伝えするとともに、教訓を踏まえた的確な防災行動による被害の軽減を目指します。

「自然災害伝承碑」について(PDF:553KB)

自然災害伝承碑の地図化を通じた災害教訓の周知・普及(PDF:546KB)


【水害碑:広島県坂町】
水害碑の画像碑文内容の例(画像)


※ウェブ地図に掲載する情報は、碑文に記載された内容に、死者数や建物被害など被害の規模を示す情報を補足し、100字程度に要約した情報です。

自然災害伝承碑情報の内容

国土地理院が全国の自治体と連携して整備を進めている自然災害伝承碑に関する情報は、令和元年6月19日より国土地理院のウェブ地図「地理院地図」から掲載を開始しました。

 なお、「地理院地図」から公開する自然災害伝承碑の情報は、以下のとおりです。                
1)碑名 自然災害伝承碑の名称
2)災害名 同碑の対象となっている災害名
3)災害種別 同碑の対象となっている災害の種類
4)建立年 同碑が建立された年
5)所在地 同碑の所在地
6)伝承内容 碑文に記載された内容に、死者数や建物被害など被害の規模を示す情報等を補足し、100字程度に要約した情報
7)写真 同碑の写真

・年月日の記載について、年は和暦西暦並記を原則として「和暦○年(西暦)」、月日は西暦で「○月○日」の順で記載。
 (例)大正12年(1923)4月1日

・明治5年以前の旧暦表示については、上記ルール(a)のほか、年月日とも和暦西暦並記(b)、または年は和暦西暦並記として「和暦○年(西暦)」および月日は旧暦で「○月○日(旧暦)」(c)の順で記載。
 (例)(a)寛政4年(1792)5月21日 (b)寛政4年4月1日(1792年5月21日) (c)寛政4年(1792)4月1日(旧暦)
国土地理院のウェブ地図で自然災害伝承碑データを利用するための操作方法をご覧いただけます。
自然災害伝承碑の代表事例を紹介しています。(地理院地図での表示例)
 自然災害伝承碑の情報は、防災教育をはじめとするさまざまな用途でご活用いただけます。
地理院地図の自然災害伝承碑情報について市区町村別公開日、碑数等をご覧いただけます。また、掲載写真の二次利用についての注意も記載しておりますので、必要な方はご確認下さい。
貴市区町村管内に自然災害伝承碑が建立されておりましたら、当院まで情報提供いただきますようご協力をお願いします。
国土地理院のお問い合わせフォームよりお願いいたします。

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