火山の地図について
火山の地図について更新情報令和5年9月1日 「鶴見岳・伽藍岳」、「くじゅう連山」の火山基本図・火山基本図データを刊行・提供開始 【NEW!】
令和5年3月31日 火山土地条件図「諏訪之瀬島」、火山地形分類データ「諏訪之瀬島」の提供を開始 令和5年3月1日 火山基本図データ「諏訪之瀬島」の提供を開始 令和5年2月13日 火山土地条件図「八丈島」の解説書を公開しました 火山の地図の概要国土地理院では、火山災害による被害の軽減、地域における防災計画の基礎情報を提供することを目的として、火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要とされた火山(50 火山)を優先して、火山の大縮尺地図の作成及び火山の地形分類(土地の表面形態・表層地質・形成年代・成因などにより地形を分類する作業)などの火山防災地形調査を行い、火山基本図と火山土地条件図を整備しています。
火山基本図と火山土地条件図 火山基本図は、火山の地形を精密に表す等高線や火山防災施設等を示した縮尺1/5,000又は1/10,000の地形図(西之島のみ縮尺1/2,500)で、昭和54年より現在(令和5年3月)までに44火山が整備されています。精密な地形が表示されているため、噴火時の防災計画、緊急対策用のほか、火山の研究や火山噴火予知等の基礎資料としての活用が期待できます。また、平成30年以降は、基図に陰影段彩、写真を重ね合わせた陰影段彩図、写真地図も作成しています。
火山土地条件図は、火山の地形分類を示した縮尺1/10,000~1/50,000の地図で、昭和63年より現在(令和5年3月)までに28火山が整備されています。過去の火山活動によって形成された地形や噴出物の分布(溶岩流、火砕流、スコリア丘等)、風雨や流水等による侵食作用に伴う地形(放射谷、崩壊、地すべり、岩屑なだれ堆積地、火山麓扇状地等)をわかりやすく表示しているため、火山災害の予測や防災対策立案に利用されているほか、地震災害対策、土地保全・利用計画立案や各種の調査・研究、教育のための基礎資料として、あるいは地域や郷土の理解を深めるための資料としても活用できます。 火山基本図と火山土地条件図の違い
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