札幌市児童生徒社会研究作品展

第37回(平成28年) 札幌地区  主催:札幌市教育地図研究会

作品展の概要

「札幌市児童生徒社会研究作品展」は、札幌市の児童生徒の社会的なものの見方や考え方を育てると共に表現する力を高めるために、自由研究を中心に社会科・生活科及び総合的な学習の時間等の内容を生かした作品を募集し、将来のよき札幌市民・北海道民の育成につながることを願って、毎年9月から10月に開催されています。

作品:北海道空襲から学んだ世界の平和憲法

国土地理院長賞

作品名:北海道空襲から学んだ世界の平和憲法

受賞者:札幌市立山の手小学校 5年 野崎 幸子

作品主旨:昨年、北海道に空襲があった事を知り、何も知らなかった事に対しての反省を込めて、研究課題にしました。無差別攻撃によりる多数の犠牲者、自分の住んでいる札幌の空襲の証拠となる機銃掃射の実弾を目にする事により、絶対に戦争をしてはいけないという事、さらに世界では戦争をしない為の憲法があるという事を知り、調べる事につながりました。改めて私たちが憲法によって守られている事、守り続けていく事の大切さを実感できました。


作品:消えた発寒川をさがせ!!

札幌市長賞

作品名:消えた発寒川をさがせ!!

受賞者:札幌市立発寒東小学校 4年 大森 健生

作品主旨:発寒川は、明治19年に札幌の開拓のため低湿地帯の排水を目的として掘られた新川によって、発寒川と琴似発寒川の2つの河川に分断されました。調べるために国土地理院で大正時代の地図を発行してもらい、現在の地図と重ね、現地調査をして消えた発寒川の痕跡を探したものです。調査の結果、いくつかの痕跡を発見し、、また、予想とはちがう場所を流れていたことがわかりました。人間の力で川の流れを変え、川を分断できることがすごいなあと思いました。


作品:お店いっぱいわたしの校区

札幌市教育長賞

作品名:お店いっぱいわたしの校区

受賞者:札幌市立山の手南小学校 2年 山﨑 真奈

作品主旨:わたしは、一年生の時に「わたしの町の公園しらべ」をしました。その時に、わたしの町には、いろいろなお店もたくさんあることを知りました。そこで今年は、わたしたちの校区にあるいろいろなお店に行ってみようと思いました。スーパーやごはんを食べる店いがいにもびょういんやはいしゃさんにも行きました。インタビューするといつもやさしくおしえてくれました。いろんなことがわかって、とってもたのしいじゆうけんきゅうでした。


作品:川沿「最強」安全地図

札幌市教育長賞

作品名:川沿「最強」安全地図

受賞者:札幌市立藻岩小学校 5年 塩見 花乃子

作品主旨:私は全国で起きている災害を見て、自分の住む地域は大丈夫だろうかと思い、地形や過去の災害を調べてみることにしました。この地域は山々に囲まれ、がけ地も多く川も近くて、過去に大きな水害にあっていました。災害を最小限にするには、地域の事をよく知り非常時に持ち出す物など、『物と気持ち』をふだんから準備しておくことがとても大事だと思いました。この地図が、地域の方に少しでも役に立てたらうれしいです。


作品:日本の地震プレートのジオラマ

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:日本の地震プレートのジオラマ

受賞者:札幌市立幌西小学校 4年 牧野 嵩平

作品主旨:日本はとても地震の多い国だ。テレビで地震速報を見るたびにぼくは息を凝らします。どうしてこんなに地震が多いのだろう?と思い、調べてみると、日本の周りには4つのプレートがあり、ぶつかり合っているので、世界的にも地震の多い地域だと分かりました。そこで、4つのプレート、その境界上にある日本列島、過去20年間に日本近海で、発生した地震の震源地をスティックで印して立体化し、分かりやすく表してみました。


作品:札幌全市小学校標高調べ

奨励賞/札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:札幌全市小学校標高調べ

受賞者:札幌市立西野第二小学校 6年 田村 京佳

作品主旨:作ったきっかけは、とにかく地図が大好きで自分の身近な学校の高さはどうなっているのか調べようと思い、どう作るか考えて地図に地形を作り、高さを調べた学校の番号をピンにかいてはりつける方法にしました。ピンをつけたら学校のある場所は均等になっている事がわかりました。学校のデータは国土地理院のHPで調べました。それに時間がかかり目標だった全体を発砲スチロールのジオラマにできなかったのが反省点です。次は頑張って作ってみたいです。


作品:石山振興会館周辺を歩く

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:石山振興会館周辺を歩く

受賞者:札幌市立真駒内中学校 2年 中村 倫太郎

作品主旨:私が住む北海道には、アイヌ語由来の地名が多い。「札幌」も私の学校のある「真駒内」もそうだ。それに対し、真駒内に隣接する「石山」地区は、明治から採石産業が栄えたことで名が付いた。かつて走っていた私鉄の駅舎は、現在、石山振興会館として地域活動の拠点に再利用されている。この歴史に興味を抱いたので、地図を使って会館周辺の歴史ある施設を探し出し、実際に歩いてみて、歴史と現在の暮らしの関係について考えた。