最終更新日:2025年4月1日

高さを求める歴史

年表 高さを求める歴史
西暦 和暦 記事
1873年 明治 6年 東京隅田川河口(霊岸島)において、量水標を設置し潮位観測を開始。
1876年 明治 9年 内務省地理局 東京-塩釜(宮城県)の近代的水準測量を実施。
1883年 明治16年 参謀本部測量課 東京周辺の精密水準測量を実施。
その後、全国へ水準路線を拡大。
1891年 明治24年 東京三宅坂の参謀本部陸地測量部内に水準原点を設置。
陸地測量部が、本格的な潮位観測を開始(高神、輪島、鮎川、串本、深掘、外浦)
1894年 明治27年 油壷験潮場にて潮位観測を開始
1913年 大正 2年 全国一等水準網の第1回測量がほぼ完了。
1923年 大正12年 関東大震災を契機に第2回測量を開始。
昭和20年までにほぼ改測終了。
1925年 大正14年 (このころ)カールツァイスの3型精密水準儀及びインバール精密水準標尺の使用がはじまる。
*「3型」の「3はローマ数字
1928年 昭和 3年 水準原点の原点数値を改定。(関東大震災による)
1946年 昭和21年 南海地震を契機に改測を開始。昭和36年までにほぼ改測終了。
1954年 昭和29年 (このころ)ウイルドのN3型精密水準儀及びインバール精密水準標尺の使用がはじまる。
1969年 昭和44年 「昭和44年度平均成果」を公表。(北海道を除く水準点)
1972年 昭和47年 「昭和47年度平均成果」を公表。(北海道の水準点)
2002年 平成14年 「2000年度平均成果」を公表。実測重力値を用いた「正標高補正」を採用
2011年 平成23年 水準原点の原点数値を改定。(東北地方太平洋沖地震による) 
東日本の水準点測量成果を改定。(東北地方太平洋沖地震による)「測地成果2011」
2025年 令和 7年 衛星測位を基盤とする標高体系に移行。
「測地成果2024」を公表。(全国の電子基準点、水準点、三角点等)
カールツァイス3型精密水準儀
*「3型」の「3」はローマ数字
ツァイス社製Ni002型自動水準儀