水準点Q&A

A1-1.
国土地理院が管理する水準点は、主要国道沿いに設置しています。詳しい位置は、基準点成果等閲覧サービスにおいて確認することができます。
A1-2.
国土地理院が管理する水準点は、全国で約16,000点あります。
都道府県別の水準点設置数は、基準点設置点数一覧表をご覧ください。
A1-3.
水準点の種類により異なります。柱石の大部分は地中に埋めて設置しています

水準点の埋設状況 水準点の寸法

水準点の寸法表

A1-4.
東京湾平均海面から水準点上面の球分体までの高さです。
 
A1-5.
どちらも国家基準点ですが、その目的と測り方が異なります。
 三角点の目的は水平位置の基準とすること、水準点の目的は高さの基準とすることです。
 水準点と三角点の違いについて詳細はこちらでご覧ください。
 
A1-6.
明治時代、内務省が高低測量をおこなった時の水準点です。
1876年(明治9年)、内務省は東京霊岸島から宮城県塩釜まで水準測量を実施しました。この事業は、イギリス人測量技師などの指導のもとに実施されたことから、水準点にはイギリスで使用している「不」の字に似ている記号が採用されました。これを几号水準点と呼んでいます。 「几」の字は「つくえ、物をのせる台」という意味とされています。 水準点を使う際に、几号水準点の横棒の溝に金属製の台(ベンチ)をひっかけて、ベンチ上に標尺を載せて測量するためで、水準点のことを「ベンチマーク」(=几号)ということにつながります。 この標識は、建物、鳥居などの石造物に彫刻したものが数多く残っています。
 

几号水準点解説几号水準点