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天井川

堤防内の砂礫堆積の進行により、河床面が周辺平野面より高くなった河川。平野の開発が進み、堤防により河道の固定化をはかると砂礫の供給堆積がさかんな河道では堤防内での堆積が進行し河床が高くなり、ふたたび氾濫の危険が増す。これを防ぐために堤防のかさ上げがはかられ、さらに河床が高くなる。こうした繰り返しにより、本来の河床面である周辺平野より著しく高い河床をもつ天井川が形成される。それゆえ、この河川は人工地形である。(地形学辞典より)

天井川の写真
天井川のステレオ写真天井川の地形図

判読の着眼点

河床面が、周囲の地表面よりも高く、河床の両側に高い堤防を持っている。また写真左辺の鉄道線路は河床の下を通っており、これらの特徴から天井川と判読できる。

判読の留意点

交差する鉄道、道路も河床下を通過している場合もある。また似たものとして人工による河道の付け替えや、大規模な用、排水路がある。

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