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マール

爆発的噴火で生じ、その周辺に噴出物からなる顕著な環状丘をもたない円形火口。周囲に基盤岩の砕片が堆積することが多いが、本質岩片が放出されることも少なくない。日本では、秋田県目潟火山が典型。(地形学辞典より)
マールのステレオ写真マールの地形図

判読の着眼点

傾斜のきわめて緩やかな山の頂部に円形の凹地がある。凹地の規模は比較的小規模だが、山体と比べると大きい。さらに河川の流入、排水がない。以上の地形的特徴からマールと推定される。

判読の留意点

マールはマグマ中のガスまたは水蒸気の微弱な爆発で生じた小火山で、その火口は池になっていることが多い。カルデラとは規模の点で区別され、砕屑丘よりは山腹傾斜が緩やかであるが判別は難しい。また、ため池、調整池等とは人工的な施設の有無で区別される。

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