鳥取県児童生徒地域地図発表作品展
第21回(令和元年) 鳥取地区 主催:鳥取県地域社会研究会作品展の概要「鳥取県児童生徒地域地図発表作品展」は、県内の小・中・高・特別支援学校の児童生徒の地域に対する関心を喚起し、野外における観察の能力・洞察力・表現力を高め、同時に地図利用及び地図作成能力の向上を目的に、9月から12月に鳥取県内4箇所において開催されています。 ![]() (一財)地図情報センター理事長賞 作品名:ふみきりのとおせんぼ おばあちゃんにあいたい 受賞者:鳥取市立青谷小学校 1年 城市 結空 作品主旨:おばあちゃんの家に行くために汽車にのると、ぼくの住んでいる青谷町からおばあちゃんの住む気高町まではとなりの駅なのに、たくさんのふみきりがあることに気がついて調べてみようと思った。調べると、たった2つの駅の間にたくさんのふみきりがあった。ふみきりは場所によって鉄道と道路が交差している部分の長さやはば、ふみきり板の長さ、しゃだんきの長さや本数、しゅるい、音の長さ、光の点めつ、かん板などがちがっていておもしろかった。 ![]() (公社)日本地理学会長賞 作品名:和紙の里 日置 山根の今と昔 受賞者:鳥取市立青谷小学校 4年 城市 咲結 作品主旨:日置は和紙の里で、私の住む山根も昔から紙すきを中心に栄えてきた場所だと聞いた。実際、家のくらにも紙すきの道具があり、祖母の家も紙すきを生業としていた。そこで、山根の昔と今とでは紙すきをしている人の数がどう変化したのかを調べてみた。昔はほとんどの家で紙すきをしており、原材料が生えていたり、紙すきの道具が残っていたりする家があったが、実際に今も紙をすいているのはたった3軒しかないことがわかった。3軒の人に話を聞き、受けついでいこうとする強い思いを知り、この地に生きていくことにほこりを感じた。 ![]() 奨励賞/国土地理院長賞 作品名:鳥取の給食はおいしいがいっぱい!~食材の産地☆たん検発見MAP~ 受賞者:鳥取市立美保小学校 5年 細野 楽夢 作品主旨:わたしは給食が好きです。給食には、地元の食材がよく使われています。「鳥取産」のものを使う理由と、どんなものがあるのか、ということが知りたくなり調べてみました。調べてみて、産地は身近な所から遠い所まであることや、品数も多いことが分かりました。赤・緑・黄の栄養素ごとに、食材のある場所を示したシールやプチ情報を色分けし、クイズや写真なども入れて、見やすく楽しくためになる地図になるように工夫しました。 ![]() (一財)日本地図センター理事長賞 作品名:こうしゅうでん話はここだマップ 受賞者:鳥取市立明徳小学校 2年 山中 那月 作品主旨:中学生の姉と兄は、学校からよく家へでん話をかけてきます。けいたいでん話をもっていないのにどうやってかけているのかふしぎに思い聞いてみると、「こうしゅうでん話」を使っているとのこと。そこで、「こうしゅうでん話」とは何かしらべてみることにしました。すると、さいがい時にはつながりやすく、きんきゅう時にはむりょうでつかうことができるとてもたよりになるでん話であることがわかりました。 ![]() 鳥取県教育長賞 作品名:鳥取西道路全線開通★国道9号線と強力タッグだ!~鳥取に来んさいなあ~ 受賞者:鳥取市立岩倉小学校 4年 武安 瑠香 作品主旨:今年の5月に鳥取西道路が全線開通しました。鳥取西道路の北には、昔からある国道9号線が走っています。それぞれの道路の観光名所をまとめました。工夫したところは、写真とわたしの感想をコメントに入れたところです。鳥取県に来る多くの人は車で移動するので、車での移動時間もまとめました。このマップを見て鳥取県へ行きたいという気持ちになってくれるとうれしいです。鳥取のファンをもっと増やしたいです。私は、この道路を大切にしていきたいと思います。 ![]() 日本地図学会長賞 作品名:旧国鉄倉吉線タイムトラベルマップ 受賞者:鳥取市立岩倉小学校 5年 本田 郷 作品主旨:旧国鉄倉吉線は、1912年から1985年まで鳥取県倉吉市、旧関金町を走っていた鉄道路線です。廃止から30年以上たち、線路あとがどのように変わっているか、何が残っているのかを当時の地図と現在の地図を持って歩いて調べました。工夫したところは、線路あとを、現在どう変化しているかで色分けしたところです。また、当時を知る人にインタビューしました。廃線あとを歩いていると、今はそこに線路がなくても、そこを走るSLの姿や、当時の人々の生活を思い浮かべることができました。廃線あと探しの旅は、まるでタイムトラベルのようでした。 ![]() 国土地理院中国地方測量部長賞 作品名:解読・石碑の謎 受賞者:鳥取市立岩倉小学校 6年 竹内 ゆう 作品主旨:学校の横に石碑があり、石碑とは何を表しているのか興味を持ち調べてみることにしました。探してみると、思ったより多くの石碑が近所にあり、色々な種類や建てられた意味を知ることができました。その中には、人やその土地の歴史や記憶、メッセージなどの情報を刻まれていて、石に刻むことで遠い未来へ伝えようとする強い想いを感じることができました。 |