児童生徒地図作品展

第25回(令和元年) 岐阜地区 主催:岐阜県図書館

作品展の概要

「児童生徒地図作品展」は、岐阜県内児童生徒の自主的な研究活動を奨励し、地図に関する興味や関心、活用能力を高めることを目的に10月から11月に開催されています。

作品:しんごうきのナゾをとけ!

審査員特別賞岐阜県知事賞

作品名:しんごうきのナゾをとけ!

受賞者:岐阜市立加納小学校 3年 松橋 英寿

作品主旨:去年の夏、白川郷へ行ったときにしんごうきが「たて」についていることに気づきました。調べてみると、雪が多い地域で「たて」につけられていることが分かり、冬の間、白川郷までの12ヶ所の気温とせき雪を調べて、地図でどんな場所かをイメージしてから、確認をしに行ってみました。結果は予想外だったけど、たんていになった気分がして楽しかったです。雪国でくらす人や交通を守る警察の人の話も聞けて勉強になりました。


作品:~家庭の味、岐阜の味を受け継ぐ~ 岐阜県のみそをさぐる

岐阜県教育長賞

作品名:~家庭の味、岐阜の味を受け継ぐ~ 岐阜県のみそをさぐる

受賞者:岐阜大学教育学部附属中学校 2年 小島 風奏

作品主旨:今年初めて手作り味噌の教室に参加し、食生活の欧米化で味噌を食べる人が減ってきていることを知りました。味噌は食生活から切り離すことができず、私の住んでいる地域でも豆味噌も愛用しています。岐阜県は地域ごとに様々な風味の味噌があり調べていて楽しかったです。岐阜の味をもっと味わって食べてみたいと思いました。地域の味、家庭の味を大切に味わい、これからも守り続けていきたいと思います。


作品:則武安全マップ(火事を大きくしないために)

国土地理院長賞

作品名:則武安全マップ(火事を大きくしないために)

受賞者:岐阜市立則武小学校 4年 和田 煌生

作品主旨:去年、近所で火事がありお年寄りが亡くなりました。焼けあとを見て、悲しくなりました。もし、みんなが消火器や消火栓の場所を知っていて早く火を消すことができたら人が亡くならなかったかもしれないと思い、消火せつびのある場所がすぐに分かるマップを作ろうと思いました。その地域にあった設備が準備されていることが分かりました。でも、できるだけ、この消火設備を使わなくてもいいようにしたいと思いました。


作品:ぼくの自転車旅第3弾 岐阜県街道サイクリングマップ

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:ぼくの自転車旅第3弾 岐阜県街道サイクリングマップ

受賞者:岐阜市立合渡小学校 6年 坂 勇多香

作品主旨:ぼくはこの3年間、街道を旅してきました。この経験から学んだことをまとめ、課題の解決策を考え、それをぼくの住む岐阜県で活かしたいと思い、地図をつくろうと思いました。今回、これまでの旅をまとめる中で、街道のたくさんの魅力や関わる人たちの温かさを改めて感じました。ぼくを成長させてくれた旅、地図作り、それを支えてくれた人たち全てに、ありがとうございました。


作品:宝物水都の水と僕の夏・大垣湧き水地図

(公社)日本地理学会会長賞

作品名:宝物水都の水と僕の夏・大垣湧き水地図

受賞者:岐阜大学教育学部附属小学校 5年 加藤 僚一、岐南町立北小学校 3年 加藤 嘉人

作品主旨:大垣市に行った時、街中に湧き水が湧いていました。飲んでみると、とても冷たくておいしかったので、どうしてこんなに大垣市で湧いているのか、他にもあるのか気になり調べることにしました。最初は、湧き水のことを調べていました。でも、調べていくうちに、上下水道や輪中のことなども知りたくなり、大垣市と水とのかかわりを、より深く知ることができました。


作品:岐阜県公立中学校の校歌にみる 山 川

岐阜地理学会会長賞

作品名:岐阜県公立中学校の校歌にみる 山 川

受賞者:可児市立広陵中学校 3年 小松 海、1年 佐伯 拓哉、小池 慎太郎

作品主旨:自分の学校の校歌にふだん利用したり眺めたりしている山や川が歌われていることから、他校の校歌も調べることで、山や川と岐阜県に住む人々の生活の関係が明らかになると考え、この作品づくりをはじめました。山や川が岐阜の人々の生活に大きな影響を与えていることが今回の校歌の調査で分かりました。これからも自然を大切にするにはどうすればよいか考え、いつまでも自然豊かな岐阜県で生活したいと思いました。


作品:岐阜県の鉄道『昔・今・未来』

岐阜県図書館長賞

作品名:岐阜県の鉄道『昔・今・未来』

受賞者:岐阜市立徹明さくら小学校 4年 渡辺 統仁

作品主旨:ぼくは、小さい頃から鉄道が大好きです。そこで、いつも利用している岐阜県内の鉄道について実際に乗って、いろいろ調べてみようと思いました。自動車を利用する人がどんどん増えていった結果、すでに廃止した路線があることが分かりました。さらに、現在も走っている路線では、生き残りをかけてイベント列車を走らせるなどいろいろ努力をしてみえることがわかりました。