私たちの身のまわりの環境地図作品展

第29回(令和元年) 全国地区(旭川) 主催:環境地図教育研究会

作品展の概要

「私たちの身のまわりの環境地図作品展」は、小・中・高校の児童生徒を対象に、身のまわりの環境について関心を持ったこと、考えたこと、調査したことを地図にすることを通して、地図や環境に対する関心を深めてもらうことを目的に毎年10月に開催されています。

作品:地形から分かる土砂災害 MAP Walk in 国分寺市

国土地理院長賞

作品名:地形から分かる土砂災害 MAP Walk in 国分寺市

受賞者:早稲田実業学校中等部 1年 江島 未彩

作品主旨:私達の学校がある東京都国分寺市は、国分寺崖線を境に起伏のある地形です。崖線沿いは急坂や長い階段、高低差がある丘が目立ちます 。その為、土砂災害の恐れがある急傾斜地にはコンクリート擁壁工や法枠工等の整備を行い市民の生命が保護されています。しかし、所々、道も狭く、万一、土砂災害が起きたら、避難や救助に困難が生じてしまいます。


作品:広島新開地の歴史 その名残を観ようMAP

国土地理院長賞

作品名:広島新開地の歴史 その名残を観ようMAP

受賞者:広島大学附属中学校 2年 吉原 妃奈乃

作品主旨:今回写真を撮った名残のある場所を地図にまとめるのはとても大変でしたが、その過程で「この道はこの新開地の堤防跡だったんだ!」などと、新しい発見もあり、昔この地が海でそれらを干拓・埋立を行うことで今の私たちが住む広島市のデルタを形成した人々への感謝の気持ちがうかびました。


作品:くわ畑から見たむさし野れきしMap

(公社)日本地理学会長賞

作品名:くわ畑から見たむさし野れきしMap

受賞者:成蹊小学校 3年 内川 美温

作品主旨:「むかしは一面のくわ畑だった。」とのう家のおじさんから聞いて本当なのかな?と思って調べました。113年前の地図からはくわ畑の地図記号がたくさん見つかりました。私の家のまわりのむかしの様子がわかってワクワクしました。


作品:田無ってホントウに”田”無し? 旧田無市・水と歴史MAP

(公社)日本地理学会長賞

作品名:田無ってホントウに”田”無し? 旧田無市・水と歴史MAP

受賞者:成城中学校 2年 峯岸 佑樹

作品主旨:僕の住んでいるところは、ちょうど谷戸地域だ。昔は、中島航空金属の敷地で、零戦のエンジンの試運転場があったらしい。水の歴史を調べてみると、様々な地理的な要因が分かった。


作品:川の町旭川!自転車で橋を攻略

旭川市長賞

作品名:川の町旭川!自転車で橋を攻略

受賞者:北海道旭川永嶺高等学校 1年 藤川 つばさ

作品主旨:この地図は、どの橋が快適に渡れるのかについて、4段階で判定しています。内容は「橋の長さは短いか」「傾斜は緩やかか」「路面はきれいか」「安全に渡れるか」「橋や周りの景色はきれいか」の5つについて、自転車で現地に行って調査してきました。その結果を、レーダーチャートにしました。また、駅から自転車で行ける観光地の場所も書いています。


作品:北門キッズクラブ地域地図

北海道知事賞

作品名:北門キッズクラブ地域地図

受賞者:北門児童センター

作品主旨:北門児童センターに子どもとあそびにくるお母さんが「この町の地図がほしい」といったことがきっかけで作りました。自分たちでインタビューしたり、地図を作るのはむずかしかったけどみんなのためにがんばりました。


作品:国分寺瓦屋根マップ

北海道知事賞

作品名:国分寺瓦屋根マップ

受賞者:早稲田実業学校中等部 1年 菅野 晄

作品主旨:日本は自然災害の多い国である。昨年は関西、今年は関東を非常に強い台風が直撃して大きな被害を出した。そのたびに屋根の被害と、修理がなかなか進まない屋根瓦の状況が大きく報道されるので、身の回りの屋根瓦について調査することにした。地図は、学校のある国分寺駅周辺の瓦(粘度瓦)屋根の分布である。調査したのは駅を中心とする東西1300m、南北900mのエリアで、住宅地図を片手に1軒1軒目視して屋根材を記録した。