いばらき児童生徒地図作品展
第19回(平成30年) 茨城地区 主催:いばらき児童生徒地図研究会作品展の概要「いばらき児童生徒地図作品展」は、茨城県の小・中学生が身のまわりの環境や地域の姿を自ら観察・調査し、それらを地図として表現することにより、環境や地図さらには地域に対する関心を深めることを目的としています。11月から12月頃にかけて作品展が開催されています。 奨励賞/最優秀賞 作品名:東日本大震災 After → Now マップ 受賞者:茨城大学教育学部附属小学校 6年 甲野藤 秀文 作品主旨:この地図を作ろうと思ったのは,昔の写真を見て,通学路が被災していたことに驚いたからです。写真の場所が今どうなっているかを調べに回ると,まだ危険な場所があることにも気付きました。この地図の一番の工夫は,写真をめくると今の様子と地震直後との様子が分かるようにしたことです。この地図を見た人には,身の回りに危険な場所がないかを予想して,災害が起きた時にすぐその場から離れて助かるようにしてほしいです。 優秀賞 作品名:那珂川・久慈川の分水界を行く 受賞者:茨城大学教育学部附属中学校 2年 若木 茉那 優秀賞 作品名:各地域の避難経路と避難時間 受賞者:茗溪学園中学校 2年 北田 陽菜 優秀賞 作品名:わたしの街ができるまで ~万博記念公園駅周辺~ 受賞者:つくば市立島名小学校 4年 岩田 明香里 作品主旨:駅が出来て造られた私の街には、今では沢山の家が建っています。私が引っ越してきた時には、夜は真暗だったのに、今は随分、明るくなりました。私は、昔から街がどんなに変わったのか、家がどこにどれだけ建ったのかなどを疑問に思い調べました。すると、家だけでなく、小学校の児童数や駅周辺の人口、乗車人数も徐々に増えていることを発見し、地図やグラフに表しました。おかげで、街がどんな風に発展したのか少し分かりました。 優秀賞 作品名:つくばの火の見やぐら 受賞者:つくば市立谷田部小学校 3年 横内 新 作品主旨:火の見やぐらは、れんらく手だんが発たつしていなかった時代に火事の発生をいち早くはあくし、カネ(はんしょう)をたたいて住みんや近くの集落に知らせるためにつくられました。しかし、さい近は新しくつくられることは少なく、古いものはこわされてしまい、町で見かけることがあまりありません。そこで、ぼくが住むつくば市に火の見やぐらがどのくらいあり、それらがどのような形をしているのかを調べることにしました。 優秀賞 作品名:水戸湧水マップ 受賞者:茨城大学教育学部附属小学校 6年 佐々木 あすか、國島 ゆうな 作品主旨:水戸には曝井をはじめとして、古くからの湧水がたくさんあります。湧水について調べていくと、それぞれに歴史や物語があり、とてもおもしろいと思いました。さらに、水戸の中心は台地にあり、湧水は台地の周りに分布していることに気付きました。そこで、湧水場所の特徴がよくわかるように、国土地理院の「自分で作る色別標高図」を利用してまとめました。どの湧水も景色のいいところにあり、多くの人に見てほしいと思いました。 優秀賞 作品名:地名を読み解く 龍ケ崎市の災害地名マップ 受賞者:江戸川学園取手中学校 1年 櫻井 瑛太 作品主旨:普段目にする地名に様々な意味が隠されている事を知り, 利根川などの河川が付近を流れ, その増水による被害が多い龍ケ崎市には, 水害に関連する地名があるのではないかと考えました。龍ケ崎市の地形や特に水害に関わる地域の地名について, 文献及び実地調査を行い, 考察を踏まえて地図にまとめました。地名の由来や先人の考えを理解することで, 災害対策に生かせる新たな発見があるということを, 多くの人に知ってもらいたいです。 |