三角点Q&A

Q1.三角点の大きさ(寸法)はどれくらいですか?
A1.三角点の大きさは種類によって異なります。以下の通りとなります。
三角点(金属標)の大きさ(寸法)
三角点(標石)の大きさ(寸法)
図中のアルファベットは下表に対応する
等級ごとの標石の寸法

Q2.三角点標石の周りにおいてある石は何ですか。
A2.標石を取り囲む石は、保護石といいます。標石を外的要因(車や草刈り機など)から保護する役割があります。
 保護石は基本的に4個設置しますが、外的要因が少ない場合や設置が困難な場合は、設置個数を減らす場合や設置しない場合があります。
保護石

Q3.盤石の役割は何ですか?

A3.柱石が傾いたり、無くなったりした場合に三角点を復旧するために、盤石を埋設しています。盤石が正常であれば、再測量(観測)を行わずして三角点を復旧できます。
盤石と柱石
柱石の十字の交点が、盤石の十字の交点の真上になるよう埋戻しすることで、三角点の復旧ができます。一等三角点には盤石の下に、さらに下方盤石が設置されており、盤石が無くなっても復旧を行うことができます。
盤石を設置
盤石の上に柱石を設置

Q4.三角点の標高は柱石の上面の高さですか?地表の高さですか?

A4.三角点の標高の値は柱石の上面の高さです。

Q5.○等三角点と○級基準点との違いは何ですか?

A5.一~四等三角点は、国土地理院が基本測量で設置した位置の基準となる点です。1~4等基準点は、地方公共団体等が公共測量で設置した基準点です。

Q6.三角点の情報を知りたい

A6.国土地理院及び地方公共団体で管理する基準点は、こちら(基準点成果等閲覧サービス)から検索できます。

Q7.三角点と水準点はどこが違うのですか?

A7.どちらも国家基準点ですが、その目的と測り方が異なります。
 三角点の目的は水平位置の基準とすること、水準点の目的は高さの基準とすることです。
 詳細はこちら(三角点と水準点の違い)でご覧ください。