重力・ジオイドのQ&A

重力に関するQ&A

基準点成果等閲覧サービスにて配点図・点の記・測量成果を閲覧することができます。

ジオイドに関するQ&A

ジオイド高は、測量計算サイト内の「ジオイド高計算」で計算することが可能です。計算には、ジオイド高を計算したい場所の緯度経度が必要となります。
計算が可能なエリアはジオイドのモデリングをご覧ください。
最新のジオイド・モデルは、基盤地図情報ダウンロードサービスにおいて、ASCII形式・XML形式・GML形式で提供しております。ダウンロードの際にはアカウントの登録が必要となります。

ジオイド・モデルの誤使用を防ぐため、過去のモデルは研究等での使用に限り提供しています。
研究目的での使用の場合、下記内容を記載の上、問合せフォームからお問い合わせください。
 [1]提供を希望するジオイド・モデルの名称
 [2]使用目的等
   
また、ジオイド・モデルを利用して論文等で発表される場合は、国土地理院コンテンツ利用規約により出典の明示が必要となります。

東日本については時報「ジオイド・モデル「日本のジオイド2011」(Ver.1)の構築」、西日本については時報「新しいジオイド・モデル「日本のジオイド2011+2000」の構築-中国・四国・九州地方におけるジオイド・モデルの改定-」に記載されています。
またPatchJGD標高版より、「日本のジオイド2000」と「日本のジオイド2011」の差を計算することが可能です。
入力値の欄の「使用するパラメータ」で「hyokorev2014_geoid2011_h.par」を選択し、計算したい位置の緯度、経度を入力し、標高を「0」として「計算実行」を押すと、「日本のジオイド2000」-「日本のジオイド2011」が計算結果の「出力値」の「補正後の標高」に表示されます。

全球ジオイド・モデルは、地球全体の平均海面に最もよく整合するように計算されているのに対して、「日本のジオイド2011」は、東京湾の平均海面を基準とした日本の標高体系と整合するように計算しております。
主に、これらにより、「日本のジオイド2011」と全球ジオイド・モデルには差異が生じます。全球ジオイド・モデルの1つである「EGM2008」と比べると、北海道や一部沿岸域を除いて、「日本のジオイド2011」の方が「EGM2008」よりジオイド高が高い傾向にあります。
また、分解能については、「EGM2008」は約10kmなのに対し、「日本のジオイド2011」は緯度間隔1 分・経度間隔1.5 分(約2km)です。
ただし、国土地理院が提供している「ジオイド高計算」では、緯度間隔1 分、経度間隔1.5 分のジオイド高メッシュデータを用いて、双一次(biliniear)補間計算により任意の地点のジオイド高を算出しています。