神戸市小学校社会科作品展

第12回(平成25年) 神戸地区 主催:神戸市小学校教育研究会社会科部会

作品展の概要

「神戸市小学校社会科作品展」は、各学年の学習能力に応じ、身の回りの社会事象を歴史的視点・地理的視点・環境的視点などから考察し、多様な発想で表現することで、神戸市内の小学生が、社会科への興味関心を高めることを目的に毎年9月に開催されています。

作品:神戸空襲から考えたこと

文部科学大臣賞 / 国土地理院長賞

作品名:神戸空襲から考えたこと

受賞者:神戸市立長坂小学校 6年 小渕菜緒子

作品主旨:私が住んでいる神戸市は、戦時中100回を超える空襲を受けた。市民はいつも死を意識して生活していたと思う。焼け野原となったまちから立ち上がった人たちが今の神戸をつくっていることを強く感じ、そのことが一枚の紙に表せるように工夫した。空襲のあった日にちと時刻をシールに書きその場所に貼った。この一枚のシールにどれだけ多くの人々の不安や悲しみがあったかと思うと戦争はあってはならないと改めて思った。


作品:須マップ車イスでGO!

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:須マップ車イスでGO!

受賞者:須磨浦学園須磨浦小学校 3年 内藤大智

作品主旨:春に母が骨折し,家の中で車イスを使っているのを見て,外に出て生活できるのだろうかと思い,調べてみました。家の周りと駅前を中心に,実際に車いすに乗ってこいでみました。自走できる平たんな道や坂道,介助が必要な坂道,介助してもらっても登れそうにない坂道に区別したり,店への出入りに段差がないかなどを調べたりして地図にしました。平たんな道でも水はけのためのけいしゃがあって,まっすぐ進むのは難しかったです。


作品:ブラ・リナリ 姫路、古地図を歩く

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:ブラ・リナリ 姫路、古地図を歩く

受賞者:神戸市立霞ヶ丘小学校 6年 岡本莉奈

作品主旨:地図を見ると、その町の風景や様子が思い浮かびます。特に、昔の地図を見ると、今との違いや町の歴史を知ることができます。今回私にとって身近な姫路の町を歩き、昔の地図と今の様子を見比べながら地名の違いなどを調べました。実際に歩いて調べてみると姫路城内付近は歴史の積み重ねで町が出来ていました。また昔からの地名が多く残されており、昔の姫路の町を大切にしながら町造りをしている点にとても感動しました。


作品:岩岡町の稲作調査

生涯学習支援センター賞

作品名:岩岡町の稲作調査

受賞者:神戸市立岩岡小学校 5年 建部峻宏

作品主旨:ぼくの町は、とても広くて知らない道がたくさんあります。今回、地図を調べて初めて岩岡町の区域や広さを知る事ができました。学校で習った稲作の田んぼが広がる道を自転車で走りながら、いったいこの広い町の中のどのくらいの面積で稲が作られているのか知りたくなりました。地図で調べた道を走り、見てきた稲田を地図で調べて色をぬりました。ぼくは、ぼくの町を知って、稲田の広さを実感しました。


作品:ぼくの住む高和の白地図とパノラマ

入選

作品名:ぼくの住む高和の白地図とパノラマ

受賞者:神戸市立高和小学校 3年 池田圭輝

作品主旨:朝ドラのテレビでジオラマが出ていたので作ってみたいと思いました。社会の授業で地域のことや地図を習ったので、ぼくの住んでいるところの地図を作ってみようと思いました。川には水を表したくて、水色のに作りひもを使いました。田んぼのふんい気を出したくて、水ごけをはり、色をぬりました。ビニールハウスにはホッチキスのしんを使い、ガードレールにはU字のくぎを使いました。材料をいろいろなところへ行って探しました。


作品:くらしやすい町だれにもやさしい「バリアフリー」さがし

入選

作品名:くらしやすい町だれにもやさしい「バリアフリー」さがし

受賞者:神戸市立小束山小学校 4年 水口梨愛

作品主旨:人は生活のために、便利な物をたくさん作りました。しかし、バリアもたくさんできてしまいました。身近で、どんなバリアやバリアフリーがあるか、いろいろな人の立場で調べていき、地図に表しました。人によって感じるバリアはちがうけど、たくさんのバリアの中で生活していることがわかりました。同じ社会に生きる「みんな」がいることを思いながら、バリアフリー化できればくらしやすいやさしい町になると思いました。


作品:あゆみのたび

入選

作品名:あゆみのたび

受賞者:神戸市立南落合小学校 3年 青木梨紘

作品主旨:ひさしぶりに1年生のときのあゆみをみると、表紙にたくさん神戸にかんけいのある絵がかいてありました。1学きの社会で神戸市のべん強をしたので、家族で絵の場所に行ってみることにしました。海の近くには、工場があったり、山の上にぼく場があったり、まちの中にお店がたくさんあったりすることが地図を見るとわかりました。わたしが住んでいる神戸市は、本当にすてきだなと思います。


作品:おきの島 地図記号見てある記

入選

作品名:おきの島 地図記号見てある記

受賞者:神戸市立小部東小学校 3年 久田昴輝

作品主旨:1学期の学習で地図記号に興味をもちました。地図への関心や理解が深まればと思い、夏休みに行く隠岐の島で、実際にある物が地図ではどのように表されているのかを、確かめる事にしました。土地利用や地勢的な記号より身近な建物等の方が具体的であると思い、公共の建物、施設等を中心に、予め地図記号をチェックし、シールを貼りました。現地では、地図を携行し、時間の許す限りその記号で表されたものを自分の目で確かめました。


作品:神戸空しゅう戦災マップ

入選

作品名:神戸空しゅう戦災マップ

受賞者:神戸市立港島小学校 6年 安藤実紅

作品主旨:平和学習で戦争について調べていたら、私達の町「神戸」も、空しゅうでたくさんの被害にあっていたことを知りました。実際に被害のあったところを調べ地図上で比較してみると、戦争の恐しさを実感することができました。68年たった今でも、町のいろいろな場所に戦争のきずあとが残っていて、昔の戦争の悲さんさが分かりました。


作品:住吉川の水車について

入選

作品名:住吉川の水車について

受賞者:神戸市立渦が森小学校 5年 竹本夏梨

作品主旨:昨年の夏休みに校区の歴史について調べたさい、水車がとてもきになったので今年は水車について調べました。住吉川は水量があり、調べていくにつれ本流である今の住吉川に水車があったことは、想像できるようになったけど、支流の方に水車があったことは現在の町の様子では想像できなかったので、地図を使って今と昔をひかくしてみることにしました。