札幌市児童生徒社会研究作品展

第34回(平成25年) 札幌地区  主催:札幌市教育地図研究会

作品展の概要

「札幌市児童生徒社会研究作品展」は、札幌市の児童生徒の社会的なものの見方や考え方を育てると共に表現する力を高めるために、自由研究を中心に社会科・生活科及び総合的な学習の時間等の内容を生かした作品を募集し、将来のよき札幌市民・北海道民の育成につながることを願って、毎年9月から11月に開催されています。

作品:大雪山のもけい

国土地理院長賞

作品名:大雪山のもけい

受賞者:札幌市立大倉山小学校 5年 三浦雅玄

作品主旨:7月に大雪山にある標高1984mの黒岳にのぼり、石室にテントで一泊して御鉢平を一周し全長17Kmを歩きました。高山植物もとてもきれいでした。とてもよい思い出になったので、前から興味があった山の立体模型を作ろうと思いました。等高線の書き写しとスチロール板の切り取りが大変でしたが、組み立てやロープウエイなどの部品付けが楽しかったです。LEDで主な山が分かりやすくなるように工夫しました。


作品:もし私の校区で関ヶ原の戦いがあったら

札幌市長賞

作品名:もし私の校区で関ヶ原の戦いがあったら

受賞者:札幌市立大倉山小学校 4年 柴田礼歩

作品主旨:私は歴史の本を読むのが大好きです。『関ヶ原の戦い』を読んでいる時、関ヶ原ってどこだろうと地図を見てみると、なんと関ヶ原の地形が私の校区の地形とすごく似ていることに気がつきました。それで地図模型を作ろうと思いました。地図を切ること、貼った地図に合わせてスチロール板を切ることは大変でしたが、身近な場所に置き換えて戦いを再現したら、実際の戦いはとても大きな舞台で行なわれていることが実感できました。


作品:みんなの知らない地下鉄の秘密

札幌市教育長賞

作品名:みんなの知らない地下鉄の秘密

受賞者:札幌市立篠路西小学校 2年 鈴木遼太郎

作品主旨:地下鉄にはいつも終点から乗るので、終点の奥がどうなっているのか気になり調べてみることにしました。交通資料館・駅などの現場や図書館での資料だけではわからないことを交通局の人にFAXで質問をするなど、まとめる内容も多く苦労しました。しかし、この自由研究を通して、留置線・転轍機の仕組みや事故を防ぐ工夫などを詳しく知ることができました。公共交通の仕組みのすごさに感動し、ますます興味をもつことができました。


作品:平岸しょう店がいのへんかと「アンパン」と「りんご」のひみつ

札幌市教育長賞

作品名:平岸しょう店がいのへんかと「アンパン」と「りんご」のひみつ

受賞者:北海道教育大学附属札幌小学校 3年 馬場胡春

作品主旨:私の家は、私のおばあちゃんが30年前に住んでいた家と同じ場所にあります。おばあちゃんに、昔と今では平岸しょう店がいが変わったという話を聞き、その変化を調べてみました。車が多くなり、生活のしかたが変わったために、しょう店がいも変化していったことがわかりました。平岸りんごやアンパン道路も、昔の人の苦労と努力の結果にできて、地域で守られてきたものだということを知り、今の便利な生活に感謝しようと思いました。


作品:引っ越してきたまち、円山散歩、新発見!

札幌市教育長賞

作品名:引っ越してきたまち、円山散歩、新発見!

受賞者:札幌市立日新小学校 5年 畠山音葉

作品主旨:引っ越してきたまち(円山)のことをもっと知りたいと思い、円山に住んでいる人にインタビューしました。古くからある商店や銭湯を営んでいる人にも聞いてみました。「円山公園や神宮のよさ」について話した人が多かったので、私も実際に行ってみました。多くの石碑を見付け、もっと石碑がまちにないか歩いて探したり、まちの歴史について調べたりしました。そして、多くの人が円山のまちを誇りに思っていることがわかりました。


作品:環境問題について

札幌市教育長賞

作品名:環境問題について

受賞者:札幌市立あいの里東中学校 1年 國塚郁美

作品主旨:「なぜ、人々は自然を破壊するのか」この疑問は、環境について関心をもっていなかった私の心を変えました。たとえば、地球温暖化は、未来の子どもたちにも悪影響を及ぼします。私は、未来の子どもたちのためにできることはないかと考え、出した結果が情報発信をするということです。この作品は、たくさんの人に見てもらい、未来の子どもたちを救う一歩になればという願いを込めてつくったものなのです。


作品:にほんぱずる

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:にほんぱずる

受賞者:札幌市立幌南小学校 1年 清水貴史

作品主旨:ぼくのお父さんは、しゅっちょうがおおいです。それをどこにいくのか見たかったから、「にほんぱずる」をつくりました。どのけんがどこにあるかなときかれても、こたえられなかったから、「にほんぱずる」をつくりました。


作品:西区再発見伝

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:西区再発見伝

受賞者:札幌市立山の手南小学校 3年 野路直暉

作品主旨:ぼくは学校の授業で、札幌市が10の区に分かれていることを知り、自分の住む西区について、今よりもっと深く知りたくて、調べることにしました。夏休みにたくさんの時間をかけて調べ、西区のよいところをいっぱい発見しました。西区のよいところを地域のみんなに知ってもらい、みんなが主役の西区になるといいです。この自由研究をするにあたり、たくさんの方々にお世話になり、感謝しています。


作品:北区歴史と文化の八十八選

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:北区歴史と文化の八十八選

受賞者:札幌市立屯田南小学校 6年 宇山玲奈

作品主旨:私が北区歴史と文化の八十八選を回ってレポートしたのには理由があります。それは、北区の歴史に触れてみたかったからです。私は、資料館や資料室などが大好きで、北区の歴史を知りたいと思っていました。また、私はこれまで興味はもててもあまり行動に移さないことがあったので、この八十八選を回ったらよい経験になると思って、今回の研究をやってみました。


作品:月寒の歴史

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:月寒の歴史

受賞者:札幌市立北辰中学校 2年 住吉拓亮

作品主旨:祖母の家に向かう途中に、毎回見かける「アンパン道路」というユニークな名前の看板。それが心に残り、月寒のまちづくりや歴史について調べてみようと思いました。「軍と共に歩んできた特有の歴史をもつまち」について、資料館でお聞きした話を参考に、歴史のある場所に足を運びました。これまで札幌を支えてきた月寒の人の思いや努力、生きる力強さに感動しました。