測量と地理空間情報関連メールニュース vol.44(平成28年度第6号)
目次近畿地方測量部の取り組み
1. 地理院地図及び地理院地図Globeの改良版が公開されました 2. 地理空間情報の利活用に関する協定を締結している府県等の担当者が一堂に介した情報交換会議【協定サミット】を開催いたしました 3. 地理空間情報活用推進に関する近畿地区産学官連携協議会の第3回総会を開催いたしました トピックス 1. 平成28年全国都道府県市区町村別の面積を公表しました 2. 災害時、緊急に避難する場所をウェブで確認できます 3. 東北地方太平洋側の水準点成果(高さ)を改定しました 4. 湖沼データの提供を開始しました 5. 輪島験潮場「登録有形文化財(建造物)」に登録されました 6. 地下の震源断層モデルが3D表示可能になりました 近畿地方測量部の取り組み1. 地理院地図及び地理院地図Globeの改良版が公開されました 国土地理院のウェブ地図「地理院地図」及び「地理院地図Globe」では、地下や空中の情報も3D表示できるようになりました。これにより、地震を引き起こす震源断層モデルの形状や大きさをよりリアルに見ることができます。また、赤青メガネを使って地形が立体的に見えるアナグリフやUAVの飛行航路などの空中の情報も3D表示することができます。
ぜひ、ご覧になってください。 ▼地理院地図のアドレス http://maps.gsi.go.jp/ ▼地理院地図Globeのアドレス http://maps.gsi.go.jp/globe/index_globe.html 2. 地理空間情報の利活用に関する協定を締結している府県等の担当者が一堂に介した情報交換会議【協定サミット】を開催いたしました 国土地理院と「地理空間情報の利活用に関する協定」を締結している近畿地方整備局及び管内の二府四県と高砂市、吉野町の各担当による情報交換会議を、2月20日(月)大阪合同庁舎第4号館において開催しました。
会議では、各担当者から地理空間情報の利活用状況や様々な検討課題などについて情報交換・共有する事ができ、大変有意義なものとなりました。 3. 地理空間情報活用推進に関する近畿地区産学官連携協議会の第3回総会を開催いたしました 2月20日(月)大阪合同庁舎第4号館において、地理空間情報活用推進に関する近畿地区産学官連携協議会(会長:大阪工業大学吉川教授/事務局:国土地理院近畿地方測量部)の第3回総会を以下のとおり開催いたしました。
【議事】 (1)今年度の産学官の取り組み報告 1)「関西G空間フォーラム2016&G空間EXPO in 大阪」 2)「関西G空間フォーラム in 滋賀」 3)「GISday in 関西【奈良】2016」「GISday in 奈良2017」 4) 官民協の取り組み 5) 府県等自治体の取り組み (2)パイロット事業について(中間報告) 1) 地域防災マップ作成支援システム災害情報共有システムおよび道路調整会議システムの試行実験 2) ユーティリティデータを適用した空き家分布の広域推定システムの構築への取り組み (3)平成29年度開催計画 1) 関西G空間フォーラム2017の開催について【案】 2) 関西G空間フォーラムin京都の開催について【案】 (4)委員からの報告 1) 滋賀県立大学における地理空間情報の利活用について 2) 地理空間情報の利活用について:国勢調査のオープンデータ (5)意見交換・情報共有 議事については総て委員の承認を得られました。 トピックス 国土地理院は、国土の状況を継続的に把握するため、平成28年10月1日現在の国土の面積をとりまとめました。
とりまとめの結果、平成28年10月1日時点の国土の面積は、377,971.57平方キロメートルになりました。 平成29年2月22日より、災害時、危険が切迫した状況における緊急の避難場所である「指定緊急避難場所」を国土地理院のウェブ地図「地理院地図」でご覧いただけるようになりました。
国土地理院では、平成23年東北地方太平洋沖地震後も地殻変動が継続していることから、東北地方の太平洋沿岸の水準点の測量を再度実施し、改定した水準点成果を平成29年2月28日に公表しました。
国土地理院は、山梨県の「西湖」(平成24年改測)、北海道の「網走湖」(平成25・26年改測)及び山梨県の「精進湖」(昭和39年測量)のデジタルデータの提供を開始しました。
これらの湖沼データは国土地理院ホームページからダウンロードできます。 国土地理院の潮位観測施設「輪島験潮場」(石川県輪島市)が、平成28年11月29日、「登録有形文化財(建造物)」に登録され、平成29年1月27日に登録証を受領しました。
国土地理院の測量標が国の文化財になるのは初めてのことです。 国土地理院のウェブ地図「地理院地図」<http://maps.gsi.go.jp/>は、平成29年3月14日から、地下や空中の情報も3D表示できるようになりました。
これにより、地震を引き起こす震源断層モデル(面のデータ)の形状や地下の震源分布(点のデータ)をわかりやすく表示することが可能となりました。 地理空間情報等についてはこちらのサイトをご参照ください。 |