北海道地方測量部の地理教育支援の実績(令和6年度)
学校の授業等へ講師を派遣した実績を紹介します地理教育支援の実績(令和6年度)北海道地方測量部と札樽地区測量設計協会札樽若力会(さっそんわかりきかい)は、令和6年7月23日に札幌市立菊水小学校において測量体験学習会を開催しました。この学習会は「測量の日」記念行事の一環として、地図と測量に関する知識と理解の向上を図ることを目的に平成8年から札幌市内の小学校で実施しているもので、今年で29年目となります。
実施日 令和6年7月23日(火)8:45~12:15 場所 札幌市立菊水小学校(札幌市白石区) 対象者 6年生76名 実施制度 「測量の日」関連行事 参加職員 北海道地方測量部次長 内容 北海道地方測量部から測量や地図作成の手順、地理院地図による学校周辺の今と昔の状況などについての説明しました。札樽若力会から北海道の測量にゆかりのある人物(松浦武四郎と伊能忠敬)の紹介しました。グラウンドに移動して、歩測とトータルステーションにより20mの距離の計測、トラバース測量の体験実習としてトータルステーションを用いて距離と角度から位置を求めるピンポイントトライアルを行いました。その後、体育館で歩測とピンポイントトライアルの表彰式、ピンポイントトライアルで求めた点をつなぐと、グラウンドには縮尺約1:15,000の北海道が浮かび上がり参加者全員で記念撮影を行いました。 実施の様子 教室内学習会 測量体験 記念撮影 北海道地方測量部では、北海道教育大学釧路校で教員を志望する学生を対象として開講している「子ども・地域と防災教育」科目の一環として、昨年度に引き続き「防災と地図情報」と題した講義をオンラインで実施しました。
実施日 令和6年5月14日(火)9:00~10:30 場所 北海道教育大学 釧路校(オンライン配信) 対象者 大学生 28名 実施制度 地理教育支援 参加職員 北海道地方測量部長 内容 講義では、国土地理院の業務概要、我が国の地形の特徴、降水量の変化、地震・火山活動の分布を示し、風水害や地震・火山災害が発生しやすい状況であることを説明しました。次に、釧路校周辺の地形図や釧路市の津波ハザードマップを見せながら、この地域の標高や勾配を確認し、この地域で想定される浸水範囲と浸水深について理解してもらいました。また、国土地理院ホームページで提供している空中写真や主題図、地殻変動情報、自然災害伝承碑を北海道内の具体例を示し、国土地理院の災害対策活動について説明しました。受講した学生から疑問点や感想をまとめたレポートを作成して提出していただきました。 実施の様子 オンラインによる授業の様子 北海道地方測量部は、小樽市消防本部から依頼を受け小樽市女性防火クラブ連絡協議会通常総会において出前講座を実施しました。
実施日 令和6年4月16日(火)14:00-15:10 場所 小樽市消防庁舎6階講堂 対象者 参加者 48名 実施制度 国土地理院「出前講座」 参加職員 北海道地方測量部次長 内容 出前講座は「災害に備えるための地図とその活用」と題して、地震災害や火山災害、風水害等の自然災害リスクを把握し、これに備えるための地図(主題図)とその活用方法や、実際にパソコンを使って地理院地図で断面図や色別段彩図などが簡単に作れる様子を紹介しました。 実施の様子 講義の様子 |