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地理院ホーム  > 中部地方測量部  > イベント・話題  > 自然災害伝承碑の取組(中部地測) 最終更新日:2019年9月1日

自然災害伝承碑の取組(中部地測)

自然災害伝承碑のウェブ地図「地理院地図」での掲載を進めています

 国土地理院では、新たな地図記号「自然災害伝承碑」を制定し、地形図等に掲載する取組を行っており、6月19日からウェブ地図サービス「地理院地図」に掲載を始めています。その後も公開準備が整った自然災害伝承碑について順次追加公開しています。
 9月1日からは、愛知県安城市の4基の碑を追加掲載しています。愛知県内の碑の掲載は、今回が初めてです。これにより、中部管内(愛知、岐阜、三重、静岡の4県)では、6市町の計16基の碑が掲載されたことになります。
 また、国土地理院では、新たな地図記号「自然災害伝承碑」が掲載された2万5千分1地形図を、9月1日から刊行しています。「自然災害伝承碑」が掲載された2万5千分1地形図は全国で15面が刊行され、中部管内では、2万5千分1地形図「河岐」(かわまた)が更新・刊行されます。この地形図には、岐阜県白川町にある「天心白菊の塔」が掲載されています。

9月1日より追加した碑

  • 昭和20年(1945年)1月13日未明に発生した三河地震により、和泉区内では400余戸のうち300余戸が倒壊し、83名が亡くなりました。当時は太平洋戦争の最中であり、空爆のため火葬することができませんでした。「震災死歿者精霊碑」は、その犠牲者を埋葬した場所に設置されています。
  • 昭和20年(1945年)1月13日の三河地震では、山新田組60数余戸の家屋はほとんどが倒壊し、26名の尊い遭難者を出しました。「震災遭難之碑」には「遭難者の尊い犠牲に依り今日迄生を長えた事に関し深く感謝して遭難者の霊を慰める可く」と記されています。
  • 昭和19年(1944年)12月7日の昭和東南海地震では、住宅全壊89戸、死者1名の被害が生じ、また、翌20年(1945年)1月13日の三河地震では、住宅全半壊521戸、死者155名に達しました。「震災記念碑」は、その状況が記されています。
  • 「三河地震追憶之碑」は、昭和20年(1945年)1月13日未明に発生した三河地震により、藤井住民の尊い生命財産を奪い、住宅全半壊176棟、死者77名を出した状況が記されています。

「震災死歿者精霊碑」(愛知県安城市)
「震災遭難之碑」(愛知県安城市)
「震災記念碑」(愛知県安城市)
「三河地震追憶之碑」(愛知県安城市)
「震災死歿者精霊碑」(愛知県安城市)
「震災遭難之碑」(愛知県安城市)
「震災記念碑」(愛知県安城市)
「三河地震追憶之碑」(愛知県安城市)

その他、掲載中の碑

  • 「天心白菊の塔」は、昭和43年(1968年)8月17日~18日に発生した集中豪雨により発生した土石流により、白川町の国道41号において2台の観光バスが飛騨川に転落し、乗員乗客104名が犠牲となった「飛騨川バス転落事故」の犠牲者を慰霊するために設置された碑です。
  • 「伊勢湾台風締切記念碑(源緑輪中)」は、昭和34年(1959年)9月26日の伊勢湾台風による高潮等により木曽岬町では300名を超える方が亡くなりましたが、この大惨害を記録し犠牲者の霊を慰めるため、堤防決壊箇所の最後の締切場所に設置された碑です。
  • 「激甚災害対策特別緊急事業完成記念碑」は、昭和57年(1982年)9月12日に焼津市を直撃した台風18号により、焼津市内の瀬戸川右岸が決壊し、2,800戸が浸水する甚大な被害を受けたことを示す碑です。
  • 「今福堤防決壊の碑」は、明治29年(1896年)の7月と9月の2回にわたって洪水により破堤した場所を示す碑です。この破堤により、大垣市の広い地域が浸水しました。
  • 「明治29年大洪水点」は、大垣城内にある碑で、明治29年(1896年)の大水害で浸水したことを示す碑です。
  • 安政元年11月4日(1854年12月23日)に発生した安政東海地震により、駿河国大岡村(現沼津市大岡南小林)で土地が陥没し、住家12戸が埋没しました。「震災追弔の碑」は、ここで亡くなった9名を慰霊する碑です。
  • 昭和49年(1974年)7月8日未明、通称七夕豪雨により沼津市獅子浜地区の住宅の裏山(上の山)で土砂崩れが発生し、住宅3棟が全壊、4名が亡くなりました。「七夕豪雨慰霊の碑」は、その犠牲者を慰霊するために設置された碑です。
  • 「妙法 横難死亡供養 霊塔」は、沼津市内浦長浜の住本寺の参道にある碑です。寛延4年(1751年)6月26日に伊豆地方を襲った豪雨により、住本寺の裏山が崩れ、住職や村人32名が犠牲となりました。
  • 「洪水紀念表」は、寛政3年(1791年)8月、安政6年7月25日(1859年)、明治23年(1890年)8月23日、明治40年(1907年)8月24日に発生した大水害の状況を記録する碑です。碑は元は狩野川の水際にあったもので、左右には目盛りが刻まれています。
  • 「昭和十三年戌寅年大洪水記念之碑」は、昭和13年(1938年)6月29日、台風による大雨によって戸田村戸田地区(現沼津市戸田)の大川の堤防が決壊し、多数の家屋が浸水し、水田約65haが冠水したことが記録されている碑です。
  • 「昭和十三年十六年大水害復旧記念碑」は、昭和13年(1938年)及び昭和16年(1941年)に戸田村戸田地区(現沼津市戸田)で発生した水害からの復旧を記念して設置された碑です。
  • 昭和36年(1961年)6月28日、梅雨前線による集中豪雨で戸田村戸田地区(現沼津市戸田)の大川が氾濫し、当時の村約半分の世帯が浸水しました。「災害復興記念碑」は、その水害からの復旧記念碑です。
 なお、「昭和十三年戌寅年大洪水記念之碑」「昭和十三年十六年大水害復旧記念碑」「災害復興記念碑」の3つの碑は、同じ場所に並んで設置されています。

「天心白菊の塔」(岐阜県白川町)
「伊勢湾台風締切記念碑(源緑輪中)(三重県木曽岬町)
「激甚災害対策特別緊急事業完成記念碑」(静岡県焼津市)
「天心白菊の塔」(岐阜県白川町)
「伊勢湾台風締切記念碑(源緑輪中)」(三重県木曽岬町)
「激甚災害対策特別緊急事業完成記念碑」(静岡県焼津市)
「今福堤防決壊の碑」(岐阜県大垣市)
「明治29年大洪水点」(岐阜県大垣市)
「今福堤防決壊の碑」(岐阜県大垣市)
「明治29年大洪水点」(岐阜県大垣市)
「震災追弔の碑」(静岡県沼津市)
「七夕豪雨慰霊の碑」(静岡県沼津市)
「妙法 横難死亡供養 霊塔」(静岡県沼津市)
「洪水紀念表」(静岡県沼津市)
「震災追弔の碑」(静岡県沼津市)
「七夕豪雨慰霊の碑」(静岡県沼津市)
「妙法 横難死亡供養 霊塔」(静岡県沼津市)
「洪水紀念表」(静岡県沼津市)
「昭和十三年戌寅年大洪水記念之碑」(静岡県沼津市)
「昭和十三年十六年大水害復旧記念碑」(静岡県沼津市)
「災害復興記念碑」(静岡県沼津市)
「昭和十三年戌寅年大洪水記念之碑」(静岡県沼津市)
「昭和十三年十六年大水害復旧記念碑」」(静岡県沼津市)
「災害復興記念碑」(静岡県沼津市)
 この他にも中部地区の各地には、東南海地震(昭和19年)、狩野川台風(昭和33年)、伊勢湾台風(昭和34年)など、過去に発生した多くの自然災害に関わる伝承碑が設置されています。自然災害伝承碑の掲載は、地元市町村からの申請に基づいて行われることから、現在中部地方測量部では、中部地方整備局や各県など関係各機関にもご協力をいただきながら、伝承碑が設置されている市町村と調整を続けており、今後も準備が整い次第、順次掲載する予定です。

アクセス方法

 これらの自然災害伝承碑を表示したページは、以下の各リンクからアクセスできます。



(以前の公開分)

 なお、自然災害伝承碑の情報は、国土地理院のウェブ地図サービス「地理院地図」に掲載されている様々なコンテンツの1つとして整備されています。このため、国土地理院の地図や空中写真のほか、様々な情報と重ね合わせて表示することができます。地理院地図における操作(表示)方法などについては、国土地理院の「自然災害伝承碑の取組」のページをご覧ください。

2万5千分1地形図への反映

 9月1日から、新たな地図記号「自然災害伝承碑」が掲載された2万5千分1地形図が刊行されています。中部管内では、2万5千分1地形図「河岐」(かわまた)の中に、初めて自然災害伝承碑が記載されました。岐阜県白川町にある「天心白菊の塔」が掲載されています。

自然災害伝承碑の入った地形図のイメージ

市町村のみなさまへ

 国土地理院では、自然災害伝承碑の取組を行っていますが、地図等への伝承碑の掲載は、地元市町村からの申請により行われます。それぞれの市町村に設置されている伝承碑の掲載を希望される地方公共団体の関係者の方は、ぜひお問い合わせください。
 申請にあたっては、申請書類等の必要な書類を準備していただくことになります。詳しくは、国土地理院の「自然災害伝承碑の取組」のページをご覧ください。
 また、中部地方測量部では、この取組を紹介するチラシを作成しております。こちらもご覧ください。申請書類の作成の際は、お手伝いもさせていただきます。中部4県(岐阜、静岡、愛知、三重)の地方公共団体の方で、掲載の申請をされる方、申請をお考えの方は、下記までお問い合わせください。申請方法など、ご不明な点がございましたら、いつでもご相談に応じます。
あなたの街の自然災害伝承碑を地図に載せてみませんか?

お問い合わせ先

 中部4県(愛知、岐阜、三重、静岡)の自然災害伝承碑の取組に関するお問い合わせは、国土地理院中部地方測量部防災グループまでお願いします。 メールアドレス:gsi-bosai-cb=gxb.mlit.go.jp (=を@にしてください)

参考情報(リンク)

北海道南西沖地震の「自然災害伝承碑」を地図で公開 (7月11日 国土地理院(本院)報道発表資料)
先人が伝える災害の教訓「自然災害伝承碑」を地図で発信 (6月19日 国土地理院(本院)報道発表資料)
「自然災害伝承碑」の代表事例(PDF形式:335KB) (6月19日 国土地理院(本院)報道発表資料 資料2)
今回公開する「自然災害伝承碑」の都道府県別資料(PDF形式:104KB) (6月19日 国土地理院(本院)報道発表資料 資料3)

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