神戸市小学校社会科作品展

第10回(平成23年) 神戸地区 主催:神戸市小学校教育研究会社会科部

作品展の概要

「神戸市小学校社会科作品展」は、各学年の学習能力に応じ、身の回りの社会事象を歴史的視点・地理的視点・環境的視点などから考察し、多様な発想で表現することで、神戸市内の小学生が社会科への興味関心を高めることを目的に、毎年9月に開催されています。

作品:霞ヶ丘の坂を測る

国土地理院長賞

作品名:「霞ヶ丘の坂を測る」

受賞者:神戸市立霞ヶ丘小学校 6年 右近咲乃

作品主旨:私の通う霞ヶ丘小学校の近くには急な坂があります。この坂はどれくらい急な坂なのか測量で調べることにしました。測量のための道具は手作りしました。小学校から約600mの坂を約5mおきに138回かけて測量しました。坂の角度の平均は約8.3%。一番急な所では約20%だという事が分かりました。またパソコンを使って測量の結果をまとめてグラフにしました。グラフにすると最後の100mがとても急だということがよく分かりました


作品:お知らせ地図を調べよう

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「お知らせ地図を調べよう」

受賞者:神戸市立浜山小学校 3年 小西果純

作品主旨:1学期に地図の勉強をしたので「地図」に興味を持っていたところ、いろんな広告やパンフレットに地図が載っていることに気づき、調べてみることにしました。探してみると、身の回りには実はたくさんの地図が存在し、またその種類にもさまざまなタイプのものがあることに気づきました。実際、教科書で習った地図記号とは違うものも多く、それぞれ目的に合わせ、分かりやすく工夫されていることに、親子で感動を覚えました。


作品:阪神尼崎駅前商店街調査隊

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「阪神尼崎駅前商店街調査隊」

受賞者:私立甲南小学校 4年 成瀬さくら

作品主旨:この研究をしようと思った理由は、近所に大きな商店街があり、いつも買い物に行くからです。どこにお店があるかというのは、実際に何度も見に行きました。地図を書くときに、むずかしかった事は、お店の大きさを考える事です。左右の場所を同じにするのは、むずかしかったです。楽しかった事は、お店の数を数える事です。色をぬっていたので数えやすく、楽しかったです。地図を書く事で住んでいる町の事がよく分かった自由研究でした。


作品:本山南小学校校区内道路ひょうしき調べ

入選

作品名:「本山南小学校校区内道路ひょうしき調べ」

受賞者:神戸市立本山南小学校 3年 西川康平

作品主旨:1学期、道路ひょうしきのじゅぎょうをして、もともと道路地図がすきだったので、きょう味をもった。そこで学区内にどのようなひょうしきあるのか、白地図にチェックを入れながらじっさいにあるいて調べた。思ったよりもたくさんの場所にひょうしきがあることが分かった。道路ひょうしきは、うんてんする人だけが分かればいいものではなく、ぼくたち歩行者も気をつけなければならない。どこにどんな道路ひょうしきか分かる地図があれば、交通事こがへり、い反もへると思う。


作品:谷上の大みぞの地図

入選

作品名:「谷上の大みぞの地図」

受賞者:神戸市立谷上小学校 3年 酒井智礼

作品主旨:学校で田植えをした時に、田んぼの水はどこからきているのかなと疑問に思い、地図にまとめてみようと思いました。水の流れを追いかけて地図をかいてみると、ぼくは登ったり下ったりしているのに、水はずっと流れたままで、すごいなと思いました。ずっと下りだけの道を作った昔の人はすごいなと思いました。村の人から昔の子どもの大みぞでの遊びなどを聞けて良かったです。ぼくもささ船を流してみたいなと思いました。


作品:町たんけん -わたしの通学路-

入選

作品名:「町たんけん -わたしの通学路-」

受賞者:神戸市立真野小学校 3年 白坂みほ子

作品主旨:社会の授業で、学校のまわりについて屋上から町を見たり、グループで探検したりして地図作りをするときドキドキして楽しかったようです。自分の通学路についても、くわしく調べて新しい発見をしてドキドキしたかったので作りました。出来上がったとき、見やすく、楽しい地図にしたいと思いました。


作品:私の住む町 たんけん地図

入選

作品名:「私の住む町 たんけん地図」

受賞者:神戸市立駒ケ林小学校 3年 鈴木桃佳

作品主旨:学校のじゅぎょうでわたしたちの住む町について調べました。いろいろなお店やさんがあって、よくわかるように絵の地図をつくってみようと思いました。それから毎年8月には地ぞうぼんがあるのでお地ぞうさんがどこにあるのかわかればおまいりするのにべんりだなと思ったので調べて地図にしました。


作品:須磨区の米事情

入選

作品名:「須磨区の米事情」

受賞者:神戸市立高倉台小学校 5年 矢野里奈

作品主旨:須磨区のどこに田があり、どの様な特徴があるのかを調べました。結果、須磨区には田が少なく、川や池の近くに分布している事が分かりました。スーパーや個人商店の店の人にインタビューをしたことで、1カ月で売れる米の量や人気の品種、須磨産の米が販売されているかなどがわかりました。お米の豆知識など、教科書にはのっていないことも、教えていただき、楽しかったです。他にも、全国の生産高と作付け品種について、県別に分類してまとめました。


作品:測量と地図作りの研究

入選

作品名:「測量と地図作りの研究」

受賞者:神戸市立東舞子小学校 5年 佐伯瞭輔

作品主旨:測量をして地図を作りたかったので、伊能忠敬が日本地図を作った時の方法を調べて、やってみました。測量のために、らしんばんを作りました。測量したのは近くの公園の歩道で、細かくポイントに分けて、ポイントの間の角度ときょりを測って記録しました。天文測量もしました。記録から方眼紙に作図して、地図をつくりました。作った地図はごさが大きかったので、全国を測量した伊能忠敬はすごいと思いました。


作品:神戸市民の水、最初の一滴の立体地図を作る

入選

作品名:「神戸市民の水、最初の一滴の立体地図を作る」

受賞者:神戸市立小寺小学校 4年 澁谷直澄

作品主旨:ぼくは、前に生田川にそってまや山まで登った事があります。ところがまや山の立体地図を見た事がありません。川の部分はどのようになるのだろうと思いました。そこで立体地図を作る事にしました。力を入れたところは、地図をダンボールにはって切るところです。それを等高線ごとに重ねてはり合わせ、地形の低い所や高い所を表しました。出来上がった立体地図の生田川の部分を見るとくいこんでいて、まや山の部分は、とてももり上がっている事がよく分かりました。