とやまみんなの地図作品展

第5回(平成23年) 富山地区 主催:とやま地図作品研究会

作品展の概要

 「とやまみんなの地図作品展」は、富山県内の小・中学生を対象に、身のまわりの環境や地域の姿を観察・調査し、それらを「地図」として表現することにより環境や地図、さらには地域に対する関心を深めることを目的に毎年11月に開催されています。

作品:射水の川の水質調べ

国土地理院長賞

作品名:「射水の川の水質調べ」

受賞者:射水市立金山小学校 5年 京角顕史

作品主旨:「水を汚さない」エコ活動に取り組む中で、射水市内の川は、どれくらい汚れているのか疑問を持った。そこで、5つの川の上流から下流にかけて数カ所で水を採取し、COD検査を行い、水質を調べた。地図で採取場所を確かめると、住宅密集地や工場のあるところ、交通量の多い道路の近くの川の水が汚れていることが分かった。どの川も魚が住めるくらい水がきれいになってほしいから、これからもエコ活動を続けていきたい。


作品:私の住む本開発の今と昔

国土地理院長賞

作品名:「私の住む本開発の今と昔」

受賞者:射水市立大門中学校 2年 古野茉由

作品主旨:私の住む本開発では今、北陸新幹線を建設しています。六年前には商業施設のイータウンも建ち、町の景色がとても変わったと思います。そこで私の生まれるまえの本開発はどんな様子だったのかを調べることにしました。調べてみると、本開発の今と昔ではかなり土地の利用方法が変わっていったことが分かりました。これからも本開発は変化すると思うけど見守っていきたいです。


作品:洪水の町から豊かな水の町へ -ぼくたちの富山市-

とやま地図作品研究会長賞

作品名:「洪水の町から豊かな水の町へ -ぼくたちの富山市-」

受賞者:富山市立光陽小学校 6年 関佑矩

作品主旨:ぼくは、立山カルデラ砂防博物館に行って常願寺川がはんらんしたことがあったことを知りました。その後、富山の歴史を調べてみると、市街地を流れるいたち川が度々はんらんし、甚大な被害をおこしたことを知り、「今のいたち川は大丈夫なのか」と心配になって、改めていたち川を上流から調べてみると、先人たちの苦労や工夫によって今はきちんと整備され、豊かな水の町になっていることが分かり、とても安心しました。これからもこの豊かな水を守るために、今度はぼくたちが守り、受け継いでいかなければいけないと感じました。


作品:立山登山頂上アタックマップ

(社)日本測量協会長賞

作品名:「立山登山頂上アタックマップ」

受賞者:富山市立堀川小学校 6年 佐伯篤史

作品主旨:今回応募したのは、六年生になり立山登山を経験したことによって知ったことをいろいろな人に伝えたかったからです。立山頂上までのルートや登山の歴史などを調べました。その中でも佐伯有頼が立山への道をきり開いた話が印象的に残っています。作品の工夫は、等高線で立山頂上までの道を表したことです。見やすく分かりやすくするために色や線に変化をつけました。入賞できてうれしかったです。ありがとうございました。


作品:いたち川・富岩運河探検マップ

(社)富山県測量設計業協会長賞

作品名:「いたち川・富岩運河探検マップ」

受賞者:富山市立月岡小学校 5年 奥田駿

作品主旨:ぼくは、3年生と4年生の時、松川といたち川について調べてきた。今年は、いたち川がどのように、どこまで流れていくのかを調べてみた。3年間、川と橋のことについて調べてみて、どの地域でも川と橋は生活にかかせないもので、大切にされていることが分かった。きれいなまま未来に残ればいいと思った。今度は、川にまつわるれきしについても詳しく調べてみたい。 


作品:お地蔵さん

優秀賞

作品名:「お地蔵さん」

受賞者:射水市立下村小学校 4年 髙野義久

作品主旨:ぼくの住んでいる下地区では、あちらこちらでたくさんのお地蔵さんを見かけます。登校する道にも何体もあります。また、下地区では、むかしから地蔵祭りをしていて地蔵を大切にしています。そこで、下地区全体には、いったい何体のお地蔵さんがあるのか知りたいと、地区を回ったり、お年寄りの方から話を聞いたりして調べ、地図にまとめることにしました。


作品:富山県水力発電所MAP

とやま地図作品研究会長賞

作品名:「富山県水力発電所MAP」

受賞者:射水市立大門中学校 2年 高田紗季

作品主旨:テレビのクイズ番組で、富山県は水力発電所数が全国で2位だということを知りました。また、現在震災の影響で発電への関心が高まっています。地元の発電についてもっと知りたいと思い、この地図を作成しました。どんな地形の場所におおいのか、どこの事業所の発電が多いのか、などいろいろな視点から調べてみました。分布を調べると密集しているところなどがあり、とてもおもしろかったです。


作品:伊能忠敬になろう!

(社)富山県測量設計業協会長賞

作品名:「伊能忠敬になろう!」

受賞者:射水市立大門中学校 2年 島絵理佳

作品主旨:以前、歴史の授業で伊能忠敬について習った時に、あんなに正確な地図をかいたことがとてもすごいと思いました。私に、測量の道具はないけれど、自分の足と方位磁針で、私にも地図をかけるかなと思って、行うことにしました。


作品:千代田区の無電柱化マップ

優秀賞

作品名:「千代田区の無電柱化マップ」

受賞者:片山学園中学校 1年 德田航大

作品主旨:日本では電柱をたてて電気を送っていますが、東京都ではほとんどの区で無電柱化を進めています。ぼくの住んでいる千代田区では、大きな道路沿いに電柱がないため、景観がよく通行しやすいです。計画的に街がつくられたオフィス街や住宅地等では、大部分が無電柱化されています。まだ無電柱化されていないところでは、区内のあちこちで工事が進められています。どのような工事がどのように行なわれているのか疑問に思い調べました。


作品:薬都とやまの製薬企業マップ

優秀賞

作品名:「薬都とやまの製薬企業マップ」

受賞者:射水市立新湊西部中学校 2年 市井香菜子

作品主旨:富山県は売薬さんがたくさん活躍していらっしゃった頃から薬が有名ですが、県内には今でも多くの製薬企業やその工場が集まっていることを聞いたので、県内の市町村のどこに分布しているか調べてみようと思いました。いろいろな企業のホームページを調べていくうちに、県内の企業が国内だけでなく、海外への進出を考えていて、その取り組みを富山県が支援していることも知ることができました。