児童生徒地図作品展

第17回(平成23年) 岐阜地区 主催:岐阜県図書館

作品展の概要

「児童生徒地図作品展」は、岐阜県内児童生徒の自主的な研究活動を奨励し、地図に関する興味や関心、活用能力を高めることを目的に10月から11月に開催されています。

作品:大好き!岐阜の和菓子

文部科学大臣賞・岐阜県知事賞

作品名:「大好き!岐阜の和菓子」

受賞者:岐阜市立芥見東小学校 4年 服部菜々香

作品主旨:私の家では、お正月などに近くの和菓子屋さんによく行きます。いろいろな和菓子がならんでいます。私は、しょう来、お菓子をつくる人になりたいので、岐阜の和菓子についてくわしく知りたいと思いました。和菓子は、季節に合わせてつくられ、岐阜のれきしや長良川、うかい、鮎に関係した名前がつけられています。和菓子屋さんは、岐阜市の中心部に多くあって、江戸時代から続けてやっているお店もあってびっくりしました。


作品:さわって見て!岐阜市の点字と点字ブロックMAP

岐阜県教育長賞

作品名:「さわって見て!岐阜市の点字と点字ブロックMAP」

受賞者:岐阜大学教育学部附属小学校 5年 松永悠彦

作品主旨:4年生の国語の授業で、視覚障害の人の話を勉強した時、宿題で町の中の点字調べをしました。調べてみると、「岐阜の町は視覚障害者の方にとって、住みやすい町なのだろうか」と疑問に思ったので、もっと多くの場所を調べてみることにしました。また実際に視覚障害者の方にお話を聞いて、調べたことや分かったことを地図にしてみようと思いました。調べているうちに視覚障害者の方がさわって分かる地図にしたいと思いました。また目が見える人には目を閉じて、さわって「見て」もらえる地図にしたいと思いました。公共施設とその周辺などに点字で書かれたものや点字ブロックが多いことが分かりました。でも点字ブロックの上や点字案内板の前に障害物が置かれていた所もあり、健常者は何のために点字や点字ブロック、音声案内があるのかを意識することも大切だと思いました。障害者の方にとって、もっともっと住みやすい町になっていくと良いなと思います。


作品:私の住む地域 ~立体地図で見る~

岐阜県教育長賞

作品名:「私の住む地域 ~立体地図で見る~」

受賞者:揖斐川町立揖斐川中学校 1年 山口愛加

作品主旨:以前も立体地図を作ったことがあります。その時に地図や立体地図にとても興味を持ちました。また、自分の住んでいる地域はどんな形状をしているのかを調べたかったから。10mを1mmにして、多い所では83枚も重ねるのは大変でした。私の家と学校の標高差が30mもあることと私の住んでいる地域にがけがたくさんあるということに驚きました。


作品:お世話になります!! こども110番の家MAP

岐阜県教育長賞

作品名:「お世話になります!! こども110番の家MAP」

受賞者:岐阜市立本郷小学校 4年 桑坪彩衣

作品主旨:4月の少年消防入団式で、「こども110番の家」が、どこにどれほどあるのかきょう味を持ちました。私たちこどもは、親や先生方だけでなく、「地いきの人」にも見守られていることを強く感じました。


作品:夢のふっ活?チンチン電車高富線

国土地理院長賞

作品名:「夢のふっ活?チンチン電車高富線」

受賞者:岐阜市立岩野田北小学校 3年 村上聡志

作品主旨:51年前まで、ぼくの家の近くをチンチン電車が走っていたと聞き、他の県では走っている所もあるのにどうして廃止になってしまったのか調べようと思いました。電車が走っていたころの地図を見ると、長良北町から高富までのあたりは、ほとんど田畑だったことにびっくりしました。家や車がふえて、岐阜からチンチン電車はなくなってしまったけど、広い道なら走れるし、エコだし、お年よりにもべんりなので、ふっ活してほしいと思いました。


作品:岐阜市の小学校で二宮金次郎をさがせ

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「岐阜市の小学校で二宮金次郎をさがせ」

受賞者:岐阜市立本荘小学校 3年 歳藤峻也

作品主旨:ぼくが空手を習いに行っている徹明小学校には二宮金次郎の像がありますが、本荘小学校にはありません。そこで、岐阜市にはどんな小学校があり、その中で二宮金次郎の像がある小学校がいくつあるかを調べて地図に表してみることにしました。岐阜市には50校も小学校があってとてもビックリしました。またその中で二宮金次郎の像がある学校は27校あり、そのひとつひとつの像をすべて見てまわったところ、全部ちがっていて本当におもしろいなぁと思いました。


作品:節電しよう

日本地理学会会長賞

作品名:「節電しよう」

受賞者:岐阜市立三里小学校 3年 細川美桜

作品主旨:今年は、東北の地しんで日本は電力不足になり、家でもゴーヤのカーテンを作って節電することにしました。他の家でも緑のカーテンをよく見かけるようになったので、三里地区ではどれくらい節電対さくをしているのか。調べてみようと思いました。三里地区は家が多くて調べるのがたいへんだったけど、思ったいじょうに節電対さくしている家が多くておどろきました。ぎふ市全体でも節電できていることが分かって、とてもうれしかったです。


作品:水の恵みに感謝 岐阜県の水力発電

岐阜地理学会長賞

作品名:「水の恵みに感謝 岐阜県の水力発電」

受賞者:多治見市立平和中学校 1年 森田英倫子

作品主旨:東日本大震災により、原子力発電の見直しと共に節電が私達の課題となりました。そこで、原子力発電以外の発電施設について調べてみようと思い、水に恵まれた岐阜県内での水力発電施設を調べてみようと思いました。岐阜県は、水の豊富な地域だということをあらためて感じました。それと同時に、水力発電に使われる水の恵みに感謝し、今だけでなくこれからも、できる限りの省エネ、節電に心がけて生活していこうと思います。