最終更新日:2022年3月22日

令和4年(2022年)3月16日23時36分頃の福島県沖の地震に伴う地殻変動(2022年3月22日発表)

概要

2022年3月16日23時36分頃に発生した福島県沖の地震(M7.4、最大震度6強)について、だいち2号の観測データを使用し、SAR干渉解析を行いました。
その結果、ノイズレベルを超える変動は見られません(図1、図2、図3)。

SAR干渉解析結果

2022年2月3日~2022年3月17日の解析結果の干渉画像
図1 2022年 2月3日~2022年 3月17日の解析結果
2021年8月19日~2022年3月17日の解析結果の干渉画像
図2 2021年 8月19日~2022年 3月17日の解析結果
2021年11月15日~2022年 3月21日の解析結果の干渉画像
図3 2021年11月15日~2022年 3月21日の解析結果

     1回目観測日
2回目観測日
衛星進行方向 電波照射方向
(照射方位)
観測
モード
入射角
(中心)
地理院地図への
リンク
図1 2022年2月3日
2022年 3月17日
南行 右(西) 高分解能 36.2° 2022年 2月3日~2022年 3月17日の解析結果の干渉画像
図2 2021年8月19日
2022年 3月17日
南行 右(西) 高分解能 36.3° 2021年 8月19日~2022年 3月17日の解析結果の干渉画像
図3 2021年11月15日
2022年 3月21日
南行 右(西) 高分解能 50.9° 2021年11月15日~2022年 3月21日の解析結果の干渉画像
解析:国土地理院 原初データ所有:JAXA

※今回の結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
※干渉SAR の精度は一般的には数cm 程度とされています。また、衛星の観測条件が異なる場合、同じ地殻変動であっても、解析結果の見え方に違いが生じます。
※観測データは、地震予知連絡会SAR解析ワーキンググループを通して、JAXAから提供されたものです。

〇参考資料
SAR 干渉解析の原理(PDF 形式:880KB)
非干渉(砂をまいたようなざらざらした模様)とは
衛星進行方向と電波照射方向による見え方の違い(PDF形式:100KB)
国土地理院の干渉SAR ホームページ
SAR 干渉画像の誤差

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問い合わせ先

国土地理院測地部
宇宙測地課長
佐藤雄大 TEL029-864-4813(直通)

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