鎌倉市におけるリスクコミュニケーション実証実験

概要

 11月14日(土)に神奈川県鎌倉市の協力をいただき、鎌倉市内在住者の方や大学関係者等の参加により、防災アプリを使用して自然災害に対するリスクを把握し、適切な災害対応への理解を深めていただく目的で実証実験を行いました。なお、実験には10月5日の審査委員会で選定されたアプリのうち、リスクコミュニケーション(災害リスクの学習)機能に優れた3つの防災アプリを使用しました。

日時:平成27年11月14日(土)9時30分~15時45分
場所:神奈川県鎌倉市
参加者:約70名
 

実証実験の内容

(1) モニターによるリスクコミュニケーション実証実験
  • 各々の防災アプリを使用して、自然災害に対するリスクを把握し、適切な災害対応への理解を深める実験を実施。
 (2)モニター、開発者等によるグループディスカッション
  • 実証実験終了後に、必要となる防災アプリの機能、災害対応を考える上で有効な防災情報等について、モニター及び開発者による意見交換を実施。
 (3)アンケート調査
  • 避難時に、使用した防災アプリの機能や操作性、アプリに必要な防災情報等についてアンケート調査を実施。

実証実験の様子

防災アプリを使用した屋外での学習風景写真
まずは防災アプリを使って、AR(拡張現実)機能による津波浸水予想深、傾斜区分図による避難方向、周辺の防災情報等を確認。

グループディスカッションの様子

屋内でのグループディスカッションの風景写真
班に分かれてグループディスカッションを実施。必要となる防災アプリの機能、災害対応を考える上で有効な防災情報等について、予定時間をオーバーするほどの活発な意見交換が行われました。

屋内で意見交換を行っている風景写真
モニターからは、「音声案内やユーザ間で動的情報を共有できる機能があると良い」、「AR機能は見やすくて良い」、「避難所の収容数、備蓄、避難所の写真などの情報があると良い」等の意見が寄せられていました。