平成29年度地理空間情報産学官中部地区連携協議会会合

平成29年度地理空間情報産学官中部地区連携協議会会合

 「平成29年度地理空間情報産学官中部地区連携協議会会合」を平成30年1月19日に、ウィンクあいち(愛知県産業労働センター)にて、構成員18名、講演者3名、オブザーバー2名、傍聴者3名、国土地理院5名、計31名の出席で開催しました。

○議事概要
(1)地理空間情報活用推進基本計画と国土地理院の取組  中部地方測量部事務局
本年度の会合は「地理空間情報活用推進基本計画」が示す目指すべき姿を念頭に議題設定を行ったことから、議事の導入として、基本計画の概要と関連する地理院施策を紹介した。
(2)地理空間情報の有効活用と流通を促進するG空間情報センターの取り組みと今後の展開  東京大学空間情報科学研究センター 瀬戸 寿一
基本計画の重要な要素の1つであるG空間情報センターについて、その概要、運用開始以降の運営状況、今後の取り組み方策等についてご説明いただいた。
(3)SIP自動走行システム ~ ダイナミックマップの取組 ~  トヨタ自動車株式会社先進技術統括部 南方 真人
基本計画のシンボルプロジェクトの1つでもある高度な自動走行システムの実現に向けたダイナミックマップの整備状況や大規模実証実験における取り組み状況等についてご説明いただいた。
(4)三次元データの活用 ~ i-Construction の取組 ~  静岡県交通基盤部 技術管理課 杉本 直也
静岡県での取り組みとして3次元点群データのオープンデータサイトの整備状況やこれを発展させた「仮想3次元静岡県構想(3D点群データや3D設計図面等を一元集約)」の実現を目指していることについてご説明いただいた。

最後に、事務局からの来年度の開催提案と、アンケートへの協力依頼を行い、会合を終了しました。

○まとめ
G空間情報センター、自動走行、ダイナミックマップ、3次元点群データ、仮想3次元静岡県構想など、地理空間情報を活用した様々な未来像を想起させる説明等に対し、構成員からはそれぞれの視点から多数の意見や質問がなされており、その関心の高さが示され、有意義な情報共有及び議論の場となりました。


  会合の様子1       導入
        会合の様子1                      導入

  講演者の説明1      講演者の説明2              
        講演者の説明1                 講演者の説明2

  講演者の説明3 意見交換
        講演者の説明3                  意見交換