平成28年度木曽三川連合総合水防演習・広域連携防災訓練について(報告)

平成28年度木曽三川連合総合水防演習・広域連携防災訓練について(報告)

 中部地方測量部は、平成28年5月29日、中部地方整備局、愛知県等が主催し、愛知県稲沢市他で実施した「平成28年度木曽三川連合総合水防演習・広域連携防災訓練」に参加しました。
 本演習・訓練は、木曽川流域における洪水被害、名古屋港における高潮被害を想定し、水防関係者の水防技能の習熟と、防災関係機関が相互に連携した複合型災害に対する各種訓練による、防災体制の確立を図ることを目的として実施されました。
 訓練には、当部をはじめ国土交通省中部地方整備局、気象庁名古屋地方気象台、第四管区海上保安本部、陸上自衛隊第10師団、愛知県、岐阜県、三重県、木曽川流域市町村、地元水防団、大学等、全60機関が参加しました。
 当部は、メイン会場での実動訓練に参加し、MMS(移動計測車両による測量システム)による被災堤防の計測訓練を実施しました。また、展示ブースでは、濃尾平野全域のデジタル標高地形図の展示や地理院地図の実演を行いました。来場者からは、デジタル標高地形図に対する関心が高く、東日本大震災と同等の津波が起きた場合の浸水についての質問や、「地理院地図は、ウェブ上でいろいろな情報を得られることがわかったので使ってみたい。」等の感想が寄せられました。

徳山事務次官の挨拶     整列する訓練参加者
             徳山事務次官の挨拶                               整列する訓練参加者

MMSの実演走行        中部地方測量部の展示ブースの様子
               MMSの実演走行                           中部地方測量部の展示ブースの様子