最終更新日:2025年7月1日

数値地図25000(土地条件)刊行情報

令和7年7月1日 「数値地図25000(土地条件)」を能登半島や沖縄県などの平野部を中心にオンライン刊行

令和7年7月1日に、「数値地図25000(土地条件)」を能登半島や沖縄県などの平野部を中心にオンライン刊行しました。

刊行範囲

刊行範囲は以下のとおりです。

地形分類からわかる土地の成り立ちの例

数値地図25000(土地条件)で示された地形分類を見ると、その地域の土地の成り立ちが分かります。また、その成り立ちからその地域で起こりやすい災害について知ることができます。
今回の刊行範囲のうちの3地区について、土地の成り立ちとそこから分かる災害リスクを紹介します。

◎石川県周辺の例

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【地形分類からわかること】
  • 海岸沿いに広く分布する砂州・砂堆・砂丘の内陸側の縁辺部や、その周辺に分布するかつての河川部分(旧水部旧河道)の盛土地・埋立地では、強い地震による液状化の発生傾向が非常に強いと言われており、注意が必要です。実際に令和6年能登半島地震では、これらの場所で多数の液状化被害が発生しました(上図)。
  • 河川沿いに分布する谷底平野・氾濫平野海岸平野・三角州、かつての河川部分(旧水部旧河道)は、河川氾濫による浸水のリスクがあります。

◎鹿児島県の例

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【地形分類からわかること】
  • 水戸川河口付近からその北北西方向にかけては、かつて天降(あもり)川が流下して形成された谷底平野・氾濫平野河川沿いの微高地、多数の旧河道が分布しており、一部には盛土地・埋立地がみられます。
  • 谷底平野・氾濫平野旧河道では、河川の氾濫による浸水や、強い地震による液状化の発生傾向が強くなります。特に、旧河道は周囲よりも浸水が長期化し、その盛土地・埋立地では液状化の発生傾向が非常に強くなります。
  • 河川や谷底平野・氾濫平野の周辺に分布する台地は、地盤がよく、地震の揺れや液状化の発生傾向は弱いですが、縁辺部のの近くでは、崖崩れに注意が必要です。
  • 鹿児島湾(錦江湾)沿岸に広く分布している干拓地では、高潮の被害を受けやすいほか、地盤が軟弱なため、強い地震による液状化の発生傾向が強くなります。

◎沖縄県の例

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【地形分類からわかること】
  • 海岸沿いなどには、かつて海域だった旧水部を埋め立てた盛土地・埋立地が分布しており、これらの箇所は強い地震による液状化の発生傾向が非常に強いほか、高さが十分でない場合には高潮などによる浸水のリスクがあります。
  • 久茂地川沿いなどに分布する海岸平野・三角州は、過去の浅海堆積面が海退により陸化されたもので、地震による液状化の発生傾向は強いほか、沿岸部では高潮のリスクがあります。
  • 台地(更新世段丘面)の周辺に分布する山地斜面等山麓堆積地形では、大雨や地震により、崖崩れや土石流のリスクがあります。

その他