配色 |
地形分類 |
土地の成り立ち |
地形から見た自然災害リスク |
解説文引用資料等(リンク等) |
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山地斜面等 |
尾根や谷からなる土地や、比較的傾斜が急な土地。段丘崖の斜面や火山地を含む。 |
大雨や地震により、崖崩れや土石流、地すべりなどの土砂災害のリスクがある。 |
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB] |
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崖・段丘崖 |
山地や台地の縁、海岸沿いにある極めて急な斜面。 |
周辺では大雨や地震により、崖崩れなどの土砂災害のリスクがある。 |
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB] |
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地すべり地形 |
斜面が下方に移動し、斜面上部の崖と不規則な凹凸のある移動部分からなる土地。山体の一部が重力により滑ってできる。 |
大雨・雪解けにより多量の水分が土中に含まれたり、地震で揺れたりすることで、土地が滑って土砂災害を引き起こすことがある。 |
・土地条件図(解説面) |
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台地・段丘 |
周囲より階段状に高くなった平坦な土地。周囲が侵食により削られて取り残されてできる。 |
河川氾濫のリスクはほとんどないが、河川との高さの差が小さい場合には注意。縁辺部の斜面近くでは崖崩れに注意。地盤は良く、地震の揺れは小さい。液状化の発生傾向が弱い。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |
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山麓堆積地形 |
山地や崖・段丘崖の下方にあり、山地より傾斜の緩やかな土地。崖崩れや土石流などによって運ばれた土砂が堆積してできる。 |
大雨により土石流が発生するリスクがある。地盤は不安定で、地震による崖崩れにも注意。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB] |
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扇状地 |
山地の谷の出口から扇状に広がる傾斜の緩やかな土地。谷口からの氾濫によって運ばれた土砂が堆積してできる。 |
山地からの出水による浸水や、谷口に近い場所では土石流のリスクがある。比較的地盤は良いため、地震の際には揺れにくい。下流部ではやや弱い液状化の発生傾向がある。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |
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自然堤防 |
現在や昔の河川に沿って細長く分布し、周囲より0.5~数メートル高い土地。河川が氾濫した場所に土砂が堆積してできる。 |
洪水に対しては比較的安全だが、大規模な洪水では浸水することがある。縁辺部では液状化の発生傾向が強い。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |
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天井川等 |
河川が周辺の土地よりも高い河川の部分と、それに沿って形成された微高地。 |
ひとたび天井川の堤防が決壊すれば、氾濫流が周辺に一気に拡がるため注意が必要。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB] |
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砂州・砂丘 |
主に現在や昔の海岸・湖岸・河岸沿いにあり、周囲より高い砂礫質な土地。波によって打ち上げられた砂や礫、風によって運ばれた砂が堆積することでできる。 |
通常の洪水では浸水を免れることが多い。強い地震による液状化の発生傾向は砂州ではやや強く、砂丘ではやや弱いが、砂丘縁辺部では非常に強い。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |
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凹地・浅い谷 |
台地や扇状地、砂丘などの中にあり、周辺と比べてわずかに低い土地。小規模な流水の働きや、周辺部に砂礫が堆積して相対的に低くなる等でできる。 |
大雨の際に一時的に雨水が集まりやすく、浸水のおそれがある。地盤は周囲(台地・段丘など)より軟弱な場合があり、特に周辺が砂州・砂丘の場所では液状化の発生傾向が強い。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |
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氾濫平野・海岸平野 |
起伏が小さく、低くて平坦な土地。洪水で運ばれた砂や泥などが河川周辺に堆積したり、過去の海底が干上がったりしてできる。 |
河川の氾濫に注意。地盤は海岸に近いほど軟弱で、地震の際にやや揺れやすい。強い地震による液状化発生傾向は海岸平野で強く、氾濫平野ではやや強い。沿岸部では高潮に注意。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |
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後背低地・湿地 |
主に氾濫平野の中にあり、周囲よりわずかに低い土地。洪水による砂や礫の堆積がほとんどなく、氾濫水に含まれる泥が堆積してできる。 |
河川の氾濫によって周囲よりも長期間浸水し、水はけが悪い。地盤が軟弱で、地震の際の揺れが大きくなりやすい。液状化の発生傾向がやや強い。沿岸部では高潮に注意。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |
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旧河道 |
かつて河川の流路だった場所で、周囲よりもわずかに低い土地。流路の移動によって河川から切り離されて、その後に砂や泥などで埋められてできる。 |
河川の氾濫によって周囲よりも長期間浸水し、水はけが悪い。地盤が軟弱で、地震の際の揺れが大きくなりやすい。特に埋立(盛土)した地域では液状化の発生傾向が非常に強い。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |
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落堀 |
河川沿いにある凹地状の土地。洪水のときに、堤防を越えた水によって地面が侵食されてできる。 |
河川の氾濫や堤防からの越水に注意。周囲の地盤に比べて軟弱なことが多く、特に埋立(盛土)した地域では液状化の発生傾向が非常に強い。 |
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |
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河川敷・浜 |
データ整備時に河川敷や浜辺、岩礁である土地。一部、過去の浜辺を含む。 |
河川の増水や高波で冠水する。河川敷は液状化の発生傾向が非常に強い。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |
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水部 |
データ整備時において、海や湖沼、河川などの水面である場所。 |
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・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB] |
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旧水部 |
旧版地形図や古い空中写真等の資料から、かつて海や湖、池・貯水池、河川・河川敷などの水部であったと確認できた土地。その後人工的に陸地にされたところ。 |
地盤が軟弱で、埋立(盛土)した地域では液状化の発生傾向が非常に強い。また、干拓により人工的に陸化した地域では液状化の発生傾向が強い。沿岸部では高潮に注意。 |
・土地条件図(解説面)
・治水地形分類図解説書[PDF形式:3711KB]
・リスクコミュニケーションを取るための液状化ハザードマップ作成の手引き |