令和6年7月1日 「数値地図25000(土地条件)」を東北から九州地方にかけての38地区でオンライン刊行
令和6年7月1日に、「数値地図25000(土地条件)」の東北から九州地方にかけての38地区をオンライン刊行しました。(一部は平野部のみの刊行となります。)
刊行範囲
刊行範囲は以下のとおりです。

地形分類からわかる土地の成り立ちの例
数値地図25000(土地条件)で示された地形分類を見ると、その地域の土地の成り立ちが分かります。また、その成り立ちからその地域で起こりやすい災害について知ることができます。
今回の刊行範囲のうちの2地区について、土地の成り立ちとそこから分かる災害リスクを紹介します。
◎福岡県大牟田市周辺の例
福岡県大牟田市周辺を地理院地図で見る
【地形分類からわかること】
- 大牟田市の海浜部には旧水部の盛土地・埋立地が分布しています。
- 盛土地・埋立地は、高さが十分でない場合には洪水や高潮による浸水のリスクがあります。また、地震の際の液状化リスクが大きく、海や湖沼・河川を埋め立てた場所では特に注意が必要です。山地や台地の盛土地・埋立地は降雨・地震による地盤崩壊のリスクがあります。
◎福島県南相馬市周辺の例
福島県南相馬市周辺を地理院地図で見る
【地形分類からわかること】
- 真野川周辺には旧河道が多数分布しています。旧河道はかつて河川の流路だった場所で、流路の移動によって河川から切り離されて、その後に砂や泥などで埋められてできる土地です。そのため、河川の氾濫によって周囲よりも長期間浸水しやすく、また地盤が軟弱で地震の際の揺れが大きくなりやすい特徴があります。液状化のリスクも大きいため注意が必要です。
- 真野川の両岸には更新世段丘が広がり、台地(段丘面)上の浅い谷が刻まれています。台地・段丘は周囲が侵食により削られて取り残されてできた平坦な土地であり、地盤が良く、地震の揺れや液状化のリスクが小さいと言われています。
- 台地(段丘面)上の浅い谷は、台地・段丘上の平坦な表面が雨水等で侵食されて相対的に低くなった地形で、集中豪雨の際などに内水氾濫などの水流の流路となるリスクがあると言われています。