電子基準点、三角点等の標高改定に伴う公共測量成果への対応について(平成26年4月1日)
電子基準点、三角点等の標高改定に伴う公共測量成果への対応
概要
電子基準点、三角点等の標高改定について
国土地理院では、三角点の標高を水準測量に整合した体系とするため、平成26年4月1日(離島部(一部離島を除く)については平成28年4月1日)に三角点の標高成果を改定しました。公共基準点の標高成果も同様に改定いただければ、水準測量と整合した体系にすることができます。
標高成果改定を検討すべき公共測量成果
標高の補正量がおおむね10cmを超える公共基準点は、公共測量成果の維持管理の観点から標高改定の実施を御検討ください。補正量は地域によって異なりますので、標高補正パラメータによる補正量チェックサイトで補正量を御確認ください。
成果改定資料
- 三角点標高成果改定 Q&A(新規ウインドウ表示)
- 公共測量成果改定マニュアル(新規ウインドウ表示)
記載例_公共測量成果改定精度管理表のダウンロード [Excel : 13.7KB](新規ウインドウ表示)
- 標高改定を行った成果表、点の記の記載例 [PDF:620KB](新規ウインドウ表示)
標高改定が不要であることを確認した場合、新設及び使用した公共基準点の成果表、点の記には、『平成26年4月1日付 標高改定確認済』と明記してください。
公共測量成果改定の方法
公共測量成果の改定にあたっては、下記1.~3.の方法を御検討ください。
1.改測
公共基準点の標高成果が地殻変動等により現況に適合しないことがあらかじめ予想される場合、改測(改めて測量し直すこと)を実施してください。その際、既知点とする基準点の標高成果は、最新の標高値に改定されていることが前提となります。 なお、この場合水平位置の成果の改定(平面直角座標(XY),緯度・経度)も併せて行うことをお勧めします。
2.旧観測値による改算
公共基準点を設置した当時の測量記録(観測手簿、観測記簿、計算簿)が存在し、かつその公共基準点が移転などを行っていない場合、旧観測値を使用して再計算(網平均計算等)を行い、標高成果を改定できます。その際、既知点とする基準点の標高成果は、最新の標高値に改定がされていることが前提となります。
3.標高補正パラメータによる改算
測量計算サイトに掲載されている「補正パラメータによる標高成果計算サイト」により、一度の計算で最適なパラメータを組み合わせた補正計算を行い、標高成果を改定できます。
なお、一部の離島または熊本地震及び能登半島地震に伴う地殻変動に対する補正にはPatchJGD(標高版)」を用いる方法、または「座標標高補正ソフトウェア(PatchJGD_HV)」及び補正パラメータを御自身のパソコンにインストールして計算する方法があります。
現在、補正パラメータを用いて、公共基準点の標高成果を改定するための作業方法を示した「公共測量成果改定マニュアル(以下、マニュアル)」を公表しています。パラメータを用いることで旧標高を新標高に変換することができますが、変換には一定の誤差が生じるため、当該事業における誤差の許容範囲を踏まえた上での御利用をお願いします。
◆補正パラメータの説明
平成26、28年 三角点標高成果改定(パラメータの説明)(新規ウインドウ表示)
参考URL http://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/hyokorev-param.html
平成26年4月1日の標高改定では、以下の4つのパラメータを用いて補正値を算出します。4つのパラメータの適用方法は、測量地域、測量時期、使用した既知点の種類によって異なります。
◆補正パラメータの適用パターン
平成26、28年 三角点標高成果改定(パラメータ補正計算方法)(新規ウインドウ表示)
参考URL http://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/hyokorev-calc.html
◆補正パラメータによる標高成果計算サイト(新規ウインドウ表示)
参考URL http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/hyokorev/hyokorev.html
当該測量成果が作成された時期や地域により、公共測量成果の改定に使用されるパラメータの組み合わせが変わりますが、一度の計算で内部処理により自動的に最適なパラメータを組み合わせた補正計算を実施します。なお、一部の離島または熊本地震及び能登半島地震に伴う地殻変動に対する補正には対応しておりません。当該地域では、下記の「PatchJGD、PatchJGD(標高版)」を用いる方法、または「座標標高補正ソフトウェア(PatchJGD_HV)」をインストールして計算する方法があります。

◆PatchJGD標高版 計算サイト(新規ウインドウ表示)
参考URL http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/patchjgd_h/index.html
当サイトは、補正パラメータによる標高成果計算サイトが利用できない一部の離島または熊本地震及び能登半島地震に伴う地殻変動に対する補正に御利用ください。
ただし使用するパラメータを御自身で選択して、個々に計算する必要があります。例えば3種類のパラメータを適用する場合は、パラメータ1、パラメータ2、パラメータ3の順で3回の計算を行ってください。
座標標高補正ソフトウェア (PatchJGD_HV)及び標高補正パラメータを御自身のパソコンにダウンロードしインストールして計算することで公共測量成果を改算することが出来ます。補正パラメータによる標高成果計算サイトが利用できない一部の離島または熊本地震及び能登半島地震に伴う地殻変動に対する補正にも御利用頂けます。
ただし使用するパラメータを御自身で選択して、個々に計算する必要があります。例えば3種類のパラメータを適用する場合は、パラメータ1、パラメータ2、パラメータ3の順で3回の計算を行ってください。
◆座標標高補正ソフトウェア PatchJGD HVダウンロードサイト(新規ウインドウ表示)
参考URL https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/sokuchikijun41010.html
◆標高補正パラメータ提供サイト(新規ウインドウ表示)
参考URL http://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/sokuchikijun41012.html
なお、平成29年6月まで提供していました、「TKY2JGD」「SemiDynaEXE」「PatchJGD」「PatchJGD(標高版)」はソフトウェアのインストール時に意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性があることが判明しましたので、提供を終了させていただきましたが、インストール済のソフトウェアを使用する場合は、セキュリティ対策ソフトによりご使用のパソコンをスキャンすることを推奨します。
提供終了に関するお知らせ(平成29年6月5日)
なお、一部の離島または熊本地震及び能登半島地震に伴う地殻変動に対する補正にはPatchJGD(標高版)」を用いる方法、または「座標標高補正ソフトウェア(PatchJGD_HV)」及び補正パラメータを御自身のパソコンにインストールして計算する方法があります。
現在、補正パラメータを用いて、公共基準点の標高成果を改定するための作業方法を示した「公共測量成果改定マニュアル(以下、マニュアル)」を公表しています。パラメータを用いることで旧標高を新標高に変換することができますが、変換には一定の誤差が生じるため、当該事業における誤差の許容範囲を踏まえた上での御利用をお願いします。
◆補正パラメータの説明
平成26、28年 三角点標高成果改定(パラメータの説明)(新規ウインドウ表示)
参考URL http://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/hyokorev-param.html
平成26年4月1日の標高改定では、以下の4つのパラメータを用いて補正値を算出します。4つのパラメータの適用方法は、測量地域、測量時期、使用した既知点の種類によって異なります。
- 測量時期の違いによる標高不整合補正(hyokorev2014_meiji_h.par)
- ジオイド・モデルの改定に伴う標高補正(hyokorev2014_geoid2011_h.par)
- 測地成果2011への移行に伴う標高不整合補正(hyokorev2014_jgd2011_h.par)
- 電子基準点楕円体高改定に伴う標高補正(hyokorev2014_ellips_h.par)
◆補正パラメータの適用パターン
平成26、28年 三角点標高成果改定(パラメータ補正計算方法)(新規ウインドウ表示)
参考URL http://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/hyokorev-calc.html
|3-1. 補正パラメータによる標高成果計算サイトによる改算
◆補正パラメータによる標高成果計算サイト(新規ウインドウ表示)
参考URL http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/hyokorev/hyokorev.html
当該測量成果が作成された時期や地域により、公共測量成果の改定に使用されるパラメータの組み合わせが変わりますが、一度の計算で内部処理により自動的に最適なパラメータを組み合わせた補正計算を実施します。なお、一部の離島または熊本地震及び能登半島地震に伴う地殻変動に対する補正には対応しておりません。当該地域では、下記の「PatchJGD、PatchJGD(標高版)」を用いる方法、または「座標標高補正ソフトウェア(PatchJGD_HV)」をインストールして計算する方法があります。

◆PatchJGD標高版 計算サイト(新規ウインドウ表示)
参考URL http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/patchjgd_h/index.html
当サイトは、補正パラメータによる標高成果計算サイトが利用できない一部の離島または熊本地震及び能登半島地震に伴う地殻変動に対する補正に御利用ください。
ただし使用するパラメータを御自身で選択して、個々に計算する必要があります。例えば3種類のパラメータを適用する場合は、パラメータ1、パラメータ2、パラメータ3の順で3回の計算を行ってください。

|3-2.座標標高補正ソフトウェア(PatchJGD_HV)による改算
座標標高補正ソフトウェア (PatchJGD_HV)及び標高補正パラメータを御自身のパソコンにダウンロードしインストールして計算することで公共測量成果を改算することが出来ます。補正パラメータによる標高成果計算サイトが利用できない一部の離島または熊本地震及び能登半島地震に伴う地殻変動に対する補正にも御利用頂けます。
ただし使用するパラメータを御自身で選択して、個々に計算する必要があります。例えば3種類のパラメータを適用する場合は、パラメータ1、パラメータ2、パラメータ3の順で3回の計算を行ってください。
◆座標標高補正ソフトウェア PatchJGD HVダウンロードサイト(新規ウインドウ表示)
参考URL https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/sokuchikijun41010.html
◆標高補正パラメータ提供サイト(新規ウインドウ表示)
参考URL http://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/sokuchikijun41012.html
なお、平成29年6月まで提供していました、「TKY2JGD」「SemiDynaEXE」「PatchJGD」「PatchJGD(標高版)」はソフトウェアのインストール時に意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性があることが判明しましたので、提供を終了させていただきましたが、インストール済のソフトウェアを使用する場合は、セキュリティ対策ソフトによりご使用のパソコンをスキャンすることを推奨します。
提供終了に関するお知らせ(平成29年6月5日)
公共測量成果改定に伴う公共測量の手続
公共測量成果は地域の財産です。届出を行うことで、測量の精度の確保、重複の排除にもつながりますので、必ず下図にあるような届出を実施してください。
また、他の機関から測量成果の使用を検討する連絡があった場合には、使用の承認と同時に当該測量成果において標高改定の実施状況について成果を使用する機関にお知らせください。それによって、正確な公共測量が実施されます。

また、他の機関から測量成果の使用を検討する連絡があった場合には、使用の承認と同時に当該測量成果において標高改定の実施状況について成果を使用する機関にお知らせください。それによって、正確な公共測量が実施されます。

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