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地理院ホーム  > 防災関連 > 平成28年熊本地震に関する情報  

平成28年熊本地震に関する情報

熊本地震に関する取組をとりまとめた報告(国土地理院時報)を掲載  【11月10日】
 

UAVを用いた熊本城復旧支援のための撮影について

国土地理院は、熊本市からの要請に基づき、熊本城の石垣等の被災箇所を撮影するため、5月11日~13日まで国土地理院ランドバードを派遣し、UAVを用いて熊本城の撮影を実施しました。撮影画像は熊本市に提供され、熊本城の復旧のための基礎資料として活用されます。

作業の詳細は
こちら(PDF形式)

UAVによる動画
下記URLよりUAVで撮影した動画を閲覧できます。
(出典、国土地理院・熊本市と明示いただくだけで、転載も含めご自由にお使いいただけます)
(This video can be used freely including reproduction, provided the source ‘Geospatial Information Authority of Japan and Kumamoto City’ is cited.)

天守閣(平成28年5月12日撮影)                                                             天守閣2(平成28年5月12日撮影)
[WMV形式:615MB]         [YouTube]                                                   [WMV形式:519MB]         [YouTube]         
     

天守閣3(平成28年5月12日撮影)                                     飯田丸五階櫓(平成28年5月12日撮影)
[WMV形式:782MB]         [YouTube]                            [WMV形式:287MB]         [YouTube]
     

地上型レーザ計測機を用いた熊本城復旧支援のための計測について

国土地理院は、熊本市からの要請に基づき、熊本城の石垣等の被災箇所を計測するため、5月17日~23日までTEC-FORCEを派遣し、地上型レーザ計測機を用いて熊本城の計測を行いました。計測データは熊本市に提供され、熊本城の復旧のための基礎資料として活用されます。

作業の詳細はこちら(PDF形式)

     
                                   作業の様子(西出丸付近)                                                                    計測データの陰影表示(二様の石垣)
下記URLよりUAVで撮影した動画を閲覧できます。
(出典、国土地理院と明示いただくだけで、転載も含めご自由にお使いいただけます)
(This video can be used freely including reproduction, provided the source ‘Geospatial Information Authority of Japan’ is cited.)

南阿蘇村河陽周辺の断層(平成28年4月18日撮影)
UAVで平成28年(2016年)熊本地震に伴い出現した南阿蘇村河陽周辺の断層を4月18日に撮影しました。
[ WMV形式:1.02GB ]       [ YouTube ]     [ 撮影位置(地理院地図の中央にある十字線の付近) ]

【解説】 撮影した動画では、地表の亀裂や斜面崩壊が確認できます。図中の灰色線で示した亀裂は、急な斜面や土手が地震動で崩落したことによって生じたものです。
 一方、赤色線で示した亀裂は平坦な農地や道路を横切って直線状に並んでおり、斜面の崩落によっては生じえないと判断できます。また、4月16日撮影の動画では、この直線状の亀裂が右横ずれを示す雁行状に配列していることが確認できるため、地表に現れた断層のずれと判断しました。
 なお、動画では図中A地点付近より北東側には、断層のずれと思われる亀裂は確認できないことから、この地点が地表に現れた断層のずれの末端の可能性があります。


UAVで平成28年(2016年)熊本地震に伴う山王谷川(南阿蘇村大字長野)の土砂災害箇所を4月17日に撮影しました。
[ WMV形式:794MB ]       [ YouTube ]     [ 撮影位置(地理院地図の中央にある十字線の付近) ]


UAVで阿蘇大橋周辺(南阿蘇村立野)の土砂­崩れ箇所を4月16日に撮影しました。
[ WMV形式:430MB ]    [ YouTube ]    [ 撮影位置(地理院地図の中央にある十字線の付近) ]


UAVで平成28年(2016年)熊本地震に伴い出現した南阿蘇村河陽周辺の断層を4­月16日に撮影しました。
[ WMV形式:252MB ]    [ YouTube ]    [ 撮影位置(地理院地図の中央にある十字線の付近) ]


UAVで平成28年(2016年)熊本地震に伴い出現した益城町下陳周辺の断層を4月­16日に撮影しました。
[ WMV形式:259MB ]   [ YouTube ]   [ 撮影位置(地理院地図の中央にある十字線の付近) ]

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4月16日(土)に撮影した空中写真を元に作成した立体地図です。
※4月22日22時00分、立体地図の高さ情報を、地震前のものから4月16日時点のものに更新しました。地震発生後の状況をより正確に表した立体地図を閲覧いただけます。

注1) 操作方法:左ドラッグで画像を回転します。右ドラッグで視点の位置を変更します。回転中心が変わります。また、マウスホイールで拡大・縮小ができます。
注2) 立体地図を閲覧するには、Internet Explorer 11、Google Chrome、Firefox をご使用ください。ハードウェア等環境によっては動作しない場合があります。また、Mac版Safariで閲覧する場合、「環境設定」で開発メニューを有効にし、開発メニューから「WebGLを有効にする」を選択してください。
注3) 立体地図は出典を明示していただければ、自由にご利用いただけます。
 
地理院地図Globe(試験公開)に、平成28年熊本地震の写真を追加しました。写真をシームレスに3次元で見ることができます。

注1) 閲覧・操作方法については、こちらをご覧ください。
注2) 地理院地図Globeは試験公開中のサービスのため、動作が不安定になることがあります。ご了承願います。
 
平成28年熊本地震関連資料(地理院地図)

国土地理院が作成した資料を地図上で提供しています。
地理院地図の使い方はこちら

(更新履歴)
7月26日 7月5日~24日に撮影した垂直写真および正射画像を公開しました(熊本2地区)。
7月7日   7月5日に撮影した正射画像を公開しました(南阿蘇3地区)。
6月3日   5月30日、31日に撮影した正射画像を公開しました(益城・西原、南阿蘇河陽地区)。
6月2日   5月30日、31日に撮影した垂直写真を公開しました(益城・西原、南阿蘇河陽地区)。
5月12日 4月29日に撮影した正射画像を公開しました(熊本断層地区A・B)。
5月2日   4月29日に撮影した垂直写真を公開しました(熊本断層地区A・B)。
4月24日 4月20日に撮影した正射画像を公開しました(菊池、玉名、御船、天草地区)。
4月22日 4月20日に撮影した正射画像を公開しました(山鹿、阿蘇2、八代地区)。
4月21日 4月19日に撮影した正射画像を公開しました(小国、南阿蘇2、竹田地区)。
       4月20日に撮影した正射画像を公開しました(西原2地区、南阿蘇2、湯布院地区)。
4月20日 電子基準点による地殻変動(4月16日1時25分(M7.3) 迅速解)を公開しました。
4月18日 4月17日に撮影した斜め写真を公開しました(南阿蘇山王谷川地区)。
4月18日 4月16日に撮影した正射画像を公開しました(熊本地区)。
4月16日 4月16日に撮影した斜め写真、垂直写真、正射画像を公開しました(宇土、別府、阿蘇、合志、南阿蘇、西原地区)。
4月15日 4月15日に撮影した斜め写真、垂直写真、正射画像を公開しました(益城、宇城、熊本南地区)。
4月15日 SAR解析結果を公開しました。
4月15日 都市圏活断層図を公開しました。
4月15日 震央位置を公開しました。

●空中写真等公開状況(7月7日9時00分現在)
(1)斜め写真
  • 4月15日~17日撮影

(2)正射画像
  • 4月15日撮影(前震後)
《撮影市町村》
熊本県
 
熊本市、八代市、宇土市、宇城市、美里町、菊陽町、西原村、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、山都町、氷川町
  • 4月16日撮影(本震後)
《撮影市町村》
熊本県

熊本市、八代市、山鹿市、菊池市、宇土市、宇城市、阿蘇市、合志市、美里町、大津町、菊陽町、高森町、西原村、南阿蘇村、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、山都町、氷川町
大分県
別府市、日出町
 
  • 4月19日~20日撮影
《撮影市町村》
福岡県
大牟田市、柳川市、みやま市
熊本県
熊本市、八代市、荒尾市、玉名市、山鹿市、菊池市、宇土市、上天草市、宇城市、阿蘇市、天草市、美里町、玉東町、南関町、長洲町、和水町、大津町、菊陽町、南小国町、産山村、高森町、西原村、南阿蘇村、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、山都町、氷川町、五木村
大分県
別府市、日田市、竹田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、日出町、九重町、玖珠町
  • 4月29日撮影
《撮影市町村》
熊本県

熊本市、阿蘇市、大津町、西原村、南阿蘇、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町
  • 5月30日~31日撮影
《撮影市町村》
熊本県

 熊本市、阿蘇市、合志市、大津町、菊陽町、西原村、南阿蘇村、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町
  • 7月5日撮影 
《撮影市町村》
熊本県

 阿蘇市、大津町、南小国町、南阿蘇村
  • 7月5日~24日撮影
 《撮影市町村》
熊本県
 熊本市、阿蘇市、合志市、大津町、菊陽町、西原村、南阿蘇村、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町

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空中写真での被災前後の比較

(1)熊本県南阿蘇村 阿蘇大橋付近 
  (※クリックすると比較ページが起動します。)
  • 4月16日と被災前の比較(被災前写真:平成25年撮影)


(2)南阿蘇村長野地区の土砂流出箇所付近
  (※クリックすると比較ページが起動します。)
  • 4月16日と被災前の比較(被災前写真:平成25年撮影)


(3)阿蘇市阿蘇神社付近
  (※クリックすると比較ページが起動します。)
  • 4月16日と被災前の比較(被災前写真:平成25年撮影)


(4)熊本市熊本城付近
  (※クリックすると比較ページが起動します。)
  • 4月16日と被災前の比較(被災前写真:平成20年撮影)


(5)益城町中心部付近
 (※クリックすると比較ページが起動します。)
  •  4月16日と被災前の比較(被災前写真:平成20年撮影)

斜め写真による被害状況

(1)4月16日に撮影した斜め写真(熊本県南阿蘇河陽地区)


(2)4月15日に撮影した斜め写真(熊本県益城地区)

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  • この地図は国土地理院が地震後に撮影した航空写真(4月16日、19日、20日及び7月5~24日撮影)から、地震及びその後の降雨等により生じた土砂崩壊地の分布を判読したものです。なお、現地踏査は実施しておらず、実際に崩壊のあった箇所でも把握できていない部分があり ます。
  • 土砂崩壊地は、急傾斜地の崩壊、地すべり、土石流を1つの項目にまとめて表現しています。
  • 土砂崩壊地(大)はおおむね1ヘクタール(サッカー場)以上、土砂崩壊地(小)はおおむね0.1ヘクタール(50mプール)~1ヘクタールのものを表しています。
  • 土砂崩壊地の中心付近を丸で表しており、土砂崩壊地の形状を表現しているわけではありません。
  • 崩壊の発生を確認して、表記しているものであり、保全対象との関係などから土砂災害ではないものも含まれる場合があります。
  • 判読において、崩壊が連続的に発生しているものや、一連の崩壊として発生しているものを複数箇所として判読している可能性があるため、箇所数についてはカウントしておりません。
  • 今後の地震活動、降雨等により、土砂崩壊地の箇所数が増加する可能性があります。

平成28年熊本地震・空から見た(航空写真判読による)土砂崩壊地分布図(全体図)(PDF: 348KB)

 
平成28年熊本地震・空から見た(航空写真判読による)土砂崩壊地分布図(阿蘇・熊本地区)(PDF: 804KB)
(表示写真は7月5~24日撮影)

 

地理院地図による閲覧  (地理院地図では、背景に被災後の正射画像等を表示することができます。)

(地理院地図による閲覧時の注意点)
  • 表示されている丸記号の上にマウスポインターをあわせて拡大すると表示場所がずれません。
  • 最大縮尺表示では、正射画像が見られるように丸記号は非表示となります。
  • その他、地理院地図の使い方はこちら。
  土砂崩壊地分布・KMLファイルのダウンロード(ZIP形式: 48.0KB) 
  • KMLに対応したサイトやソフトウェアでご利用いただけます(地理院地図 ではドラッグ&ドロップで簡単に表示できます)。
 
平成28年4月の熊本地震によって断続的な亀裂が発生した、布田川(ふたがわ)断層帯及び日奈久断層帯周辺について5月8日に航空レーザ測量により高精度標高データを整備し、地震前後2時期の陰影段彩図及び標高差分段彩図を作成しました。

布田川断層帯・日奈久断層帯周辺陰影段彩図(地震前後)
  • 地震後の図は、平成28年5月8日の航空レーザ測量から求めた標高から、作成しました。
  • 地震前の図は、平成17年度・24年度(東端部)の航空レーザ測量から求めた標高から、平成28年5月8日の航空レーザ測量と同じ範囲を作成しました。
  • 標高の高い部分を茶色の暖色系に、標高の低い部分を青色の寒色系で彩色したものに陰影を付けたものです。               
 
布田川断層帯・日奈久断層帯周辺陰影段彩図
(地震後)(地理院地図による閲覧)
布田川断層帯・日奈久断層帯周辺陰影段彩図
(地震前)(地理院地図による閲覧)

布田川断層帯・日奈久断層帯周辺標高差分段彩図
  • この図は5月8日の航空レーザ測量から求めた標高と、過年度整備済みの平成17年度・24年度(東端部)の航空レーザ測量から求めた標高から、差分を算出してカラーで表現した標高差分段彩図を作成しました。
  • マイナス3mを藍色、マイナス2mを青色、マイナス1mを水色、0mを白色、プラス1mを黄色、プラス2mを赤色、プラス3mを黒赤色で表現しました。
(注意)
  • 平成17年度・24年度との比較なので、ほ場整備、宅地造成、河川の土砂堆積等の地震以外の影響の上下変動も含まれています。
  • 平成17~27年度の地殻変動の影響の可能性も含まれています。
  • 水平方向にも1m以上移動しているところもありますので、斜面等は水平方向に移動したことによる上下変動として表れることがあります。


布田川断層帯・日奈久断層帯周辺標高差分段彩図
(地理院地図による閲覧)


布田川断層帯・日奈久断層帯周辺標高差分段彩図(PDF:2.2MB)
※陰影段彩図(地震前)及び標高差分段彩図に使用した平成17年度・24年度(東端部)の航空レーザー測量データは、九州地方整備局が整備したものです。

http://www.gsi.go.jp/common/000000044.gif 

布田川断層帯・日奈久断層帯周辺標高差分段彩図
(地理院地図による閲覧)
北側の菊陽地区を追加しました。(平成28年12月21日)
航空写真判読による布田川断層帯周辺の地表の亀裂分布図 
 
  • 平成28年4月16日1時25分の地震(マグニチュード7.3)の発生後に、国土地理院が撮影した航空写真を用いて、布田川(ふたがわ)断層帯周辺を中心に地震により生じたと推定される地表の亀裂を判読しました 。
  • 判読した亀裂は、今回の地震による断層のずれが地表に現れたもの、斜面の崩落等により生じたもの、地震動や液状化によって生じたもの等がありますが、現地踏査をしていないため区別していません。
  • 益城町(ましきまち)や西原村(にしはらむら)付近では、都市圏活断層図「熊本」で示されている布田川断層帯の断層線付近に断続的に亀裂が確認でき、この活断層が活動したことが伺えます。また、益城町付近では、断層線から分岐して延びる亀裂も確認でき、都市圏活断層図では示されていない新たな活断層が存在している可能性があります。
(注)布田川断層帯周辺を中心に航空写真判読により確認できるものを抽出しており、現地で確認できるものを必ずしもすべて含んでおりません。また、より詳細な判読により、今後内容が更新されることがあります。
地理院地図による閲覧
航空写真・UAV動画の判読による南阿蘇村河陽・黒川地区の断層・亀裂分布図

航空写真・UAV動画の判読による平成28年熊本地震に伴い出現した南阿蘇村河陽・黒川地区の断層について(PDF:1.47MB)
 
  • 平成28年4月16日1時25分の地震(マグニチュード7.3)の発生後に国土地理院が撮影した航空写真(2016年4月16日撮影)とUAVにより撮影した動画(2016年4月18日撮影)を用いて、南阿蘇村河陽地区および黒川地区において、地震により生じたと推定される断層のずれとそれ以外の地表の亀裂を判読しました(下図)。
  • 河陽地区および黒川地区では、地表の亀裂が多数確認できます。それらのうち、下図において赤色線で示した亀裂は、平坦な農地や道路を横切って直線状に並んでおり、また、道路や土手などの右横ずれや右横ずれによる雁行(がんこう)状の配列も確認できることから、斜面の崩落によっては生じえないと判断できます。そのため、これらの亀裂は地表に現れた断層のずれと考えられます。
  • 図において黒色線で示した亀裂は、急な斜面や土手等の崩落により生じたものなどを示しています。
(注)今回の判読結果は速報であり、現地調査等の詳細な調査により、今後内容が更新されることがあります。


図:平成28年熊本地震に伴う南阿蘇村河陽地区・黒川地区における地表の亀裂分布図。赤色線で示した亀裂が断層のずれが地表に現れて生じたもの、黒色線で示した亀裂はその他の亀裂

都市活断層図について
 
図名 熊本【geotiff形式:69.1MB】 八代【geotiff形式:77.6MB】
調査編集年 平成12年調査 平成12年調査
凡 例 凡例データ【PDF形式:450KB】 上記geotiff画像の中に記載
断層帯名 布田川(ふたがわ)断層帯 鶴木場(つるきば)断層、
日奈久(ひなぐ)断層帯、
朴の木(ふのき)断層、緑川(みどりかわ)断層
技術資料番号 D1-No.388 D1-No.388

国土地理院コンテンツ利用規約に基づく出典の記載をお願いします。

地理院地図による都市圏活断層図の閲覧   
都市圏活断層図の利用について。
地球観測衛星「だいち2号」のデータを使用した干渉SARによる解析により、平成28年熊本地震に伴う地殻変動を以下のとおり明らかにしました。
  • 布田川断層帯及び日奈久断層帯に沿って、顕著な地殻変動が見られます。
  • 布田川断層帯の北側では最大1m以上の沈降と東向きの変動、南側では最大30cm以上の隆起と50cm以上の西向きの変動が見られます。
  • 日奈久断層帯では、布田川断層帯の変動よりは小さいものの北西側で東向き、南東側で西向きの変動が見られます。
  • 本震後は、局所的にわずかな変動が見られるものの、観測範囲では顕著な変動は見られません。 
 
  対象 1回目の観測 2回目の観測 公表日 解析手法
1 前震による変動 2014年11月14日 2016年4月15日 2016年4月15日 干渉SAR
12:53頃 12:53頃
2 本震及び前震よる変動 (1) 2016年3月7日 2016年4月18日 2016年4月18日 干渉SAR
12:18頃 12:18頃
2015年2月10日 2016年4月19日 2016年4月20日 干渉SAR
00:46頃 00:46頃
(2) 上の二つの干渉SARによる結果を組み合わせて準上下成分と準東西成分を推定 2016年4月20日 2.5次元解析
(3) 2016年3月7日 2016年4月18日 2016年4月28日 MAI法
12:18頃 12:18頃
3 本震後の変動 2016年4月17日 2016年5月1日 2016年5月3日 干渉SAR
0:04頃 0:04頃
2016年4月18日 2016年5月2日 2016年5月3日 干渉SAR
12:18頃 12:18頃
前震とは、2016年4月14日21時26分頃に発生したM6.5の地震、4月15日0時3分頃に発生したM6.4の地震
本震とは、4月16日1時25分頃に発生したM7.3の地震

1.前震による変動


2014 年11 月14 日~2016 年4 月15 日の解析結果

○解析結果からわかること
  • 布田川断層帯の北西部では最大約9cm の衛星に近づく向き(西向き又は隆起)の変動、南西部では最大約12cm の衛星から遠ざかる向き(東向き又は沈降)の変動が見られます。
  • 明瞭な位相(変動量を示す色の変化)の不連続は見られないことから、SAR 干渉画像の判読では明瞭な地表地震断層は現れていないと考えられます。
  • 地殻変動の分布から想定される震源断層の長さは、15km よりも短いと考えられます。

2.本震及び前震による変動

(1)干渉SARによる結果

2016 年3 月7 日~2016 年4 月18 日の解析結果    2015 年2 月10 日~2016 年4 月19 日の解析結果

(2) 2.5 次元解析による結果
 干渉SAR による結果(2016 年3 月7 日~2016 年4 月18 日、2015 年2 月10 日~2016 年4 月19 日)を組み合わせ、2.5 次元解析を行い、地殻変動の準上下成分と準東西成分を求めました。

            準上下成分                         準東西成分

(3)MAI 法による解析結果
 2016 年3 月7 日と4 月18 日の観測データにMAI(Multiple Aperture Interferometry)法を適用し、地殻変動の準南北成分を求めました。

詳しくは地殻変動研究室「平成28 年(2016 年)熊本地震に伴う断層近傍の地殻変動

○解析結果からわかること
  • 布田川断層帯及び日奈久断層帯に沿って、顕著な地殻変動が見られます。
  • 干渉SAR の結果を組み合わせて行った2.5 次元解析により、布田川断層帯の北側では最大1m 以上の沈降と東向きの変動、南側では最大30cm 以上の隆起と50cm 以上の西向きの変動が生じたことが明らかとなりました。日奈久断層帯では、布田川断層帯の変動よりは小さいものの北西側で東向き、南東側で西向きの変動が見られます。
  • これらの特徴は、今回の地震が右横ずれ断層運動であることと調和的です。また、得られた変動は電子基準点による地殻変動観測の結果と整合しています。
  • 2.5 次元解析で得られた上下変動量は、現地で緊急に実施した三角点でのGNSS 観測による結果と概ね整合していることを確認しています。なお、変動量が大きい地点だけが変動しているのではなく、周辺地盤全体が緩やかに隆起・沈降しているため、この変動によって地盤が大きく傾くといったような影響はありません。
  • MAI 法により、標準的な干渉SAR の解析では捉えられなかった断層近傍の南北方向の地面の動きが明らかになりました。布田川断層帯を境に北側では北向き、南側では逆に南向きの変位が生じており、布田川断層帯に沿って、北側と南側の変位の向きが急変しています。(詳しくは地殻変動研究室「平成28 年(2016 年)熊本地震に伴う断層近傍の地殻変動」へ)
  • 干渉SARによる解析結果及びGNSSで観測された地殻変動から震源断層モデルを推定した結果、布田川断層帯では北西傾斜の断層面とその東側延長に南東傾斜の断層面、日奈久断層帯では北西傾斜の断層面で、それぞれ右横ずれ的な動きが生じたと推定されました。(詳しくは、平成28年熊本地震の震源断層モデル(暫定)(PDF形式:1.1MB)へ)

3.本震後の変動

      
2016 年4 月17 日~2016 年5 月1 日の解析結果  2016 年4 月18 日~2016 年5 月2 日の解析結果

○解析結果からわかること
• 解析結果は本震(4 月16 日M7.3)以降に生じた変動を示しています。
• 局所的にわずかな変動が見られるものの、広域で顕著な変動は見られません。
電子基準点により検出されている地震後の小さな地殻変動は、干渉SAR の検出限界よりも小さい値であるため、明瞭には現れていません。

今回の結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
(注)干渉SAR の精度は一般的には数cm 程度とされています。また、衛星の観測条件が異なる場合、同じ地殻変動であっても、解析結果の見え方に違いが生じます。

干渉SAR による結果
<前震による変動>
1回目(前震前) 衛星進行方向 電波照射方向 観測 入射角 地理院地図による閲覧 高解像度画像
(照射方位) モード (中心) (公表日)
2回目(前震後)        
2014年11月14日 南行 左(東) 高分解能 32°   1.77MB[PNG]
4月15日公表
2016年4月15日  
<本震による変動>
1回目(地震前) 衛星進行方向 電波照射方向 観測 入射角 地理院地図による閲覧 高解像度画像
(照射方位) モード (中心) (公表日)
2回目(地震後)        
2015年5月18日 北行 右(東) 高分解能 51°   2.42MB[PNG]
4月18日公表
2016年4月18日  
2016年3月7日 南行 右(西) 高分解能 36° 2.60MB[PNG]
4月18日公表
2016年4月18日  
2015年2月10日 北行 右(東) 広域観測 66° 2.02MB[PNG]
4月20日公表
2016年4月19日  
2016年1月26日 北行 左(西) 広域観測 44°   2.22MB[PNG]
4月21日公表
2016年4月19日  
2015年1月14日 南行 左(東) 高分解能 43° 2.95MB[PNG]
4月21日公表
2016年4月20日  
<本震後の変動>
1回目(本震後) 衛星進行方向 電波照射方向 観測 入射角 地理院地図による閲覧 高解像度画像
(照射方位) モード (中心) (公表日)
2回目(本震後)        
2016年4月17日 北行 右(東) 高分解能 20° 1.33MB[PNG]
5月3日公表
2016年5月1日  
2016年4月18日 南行 右(西) 高分解能 36°   1.22MB[PNG]
5月3日公表
2016年5月2日  

〇参考資料
SAR干渉解析の原理(PDF形式:880KB)
非干渉(砂をまいたようなざらざらした模様)とは
衛星進行方向と電波照射方向による見え方の違い(PDF形式:100KB)
国土地理院干渉SARホームページ
SAR干渉画像の誤差

観測データは、地震予知連絡会SAR解析ワーキンググループを通して、JAXAから提供されたものです。
解析:国土地理院   原初データ所有:JAXA
 
国土地理院では、変動量が大きい可能性がある布田川断層に沿って、干渉SARだけでは変動が充分確認できない地殻変動の全体像を把握するため緊急GNSS観測(4月21日~22日及び5月3日~5日)を実施しました。その結果、最大で2.1mの沈降が確認されました。なお、観測点(1)、(2)、(5)、(9)、(10)、(11)は、干渉SARで得られた上下変動量と整合的な結果が得られていることから、干渉SARでは明瞭な干渉が得られなかった西原村西部も含め、布田川断層の北西側では周辺地盤全体が緩やかな傾斜で最大2m程度の沈降が生じたものとみられます。

図1 GNSS観測結果(背景は地理院地図に干渉SARで得られた上下変動を重ねたもの)。(高解像度版 PNG[907KB])
(9)(10)(11)(12)(13)の数値に誤りがあったため修正しました。(7/4)
※ 活断層(赤線)は地震調査推進本部による。

観測の様子

平成28年熊本地震の本震(M7.3)後の地殻変動について

 4月16日(M7.3)の本震発生後、震源域周辺の電子基準点では、小さな地殻変動が継続して見られています。その大きさは地震発生後10日間で最大で2 cm程度ですが、1日あたりの変動量は徐々に小さくなっています。
 地震後に地殻変動が継続する現象は、大規模な地震の後によく見られます。余震に伴う変動に加え、地震の震源域あるいはその周辺で発生する断層面の滑りが原因の一つとして考えられています。
 国土地理院では、今後も電子基準点を用いた地殻変動の監視を継続して参ります。

平成28年(2016年)熊本地震の本震(M7.3)後の地殻変動
(1)三隅→阿蘇
(2)三隅→菊池
(3)三隅→長陽 (4)三隅→泉
(5)三隅→城南
(6)三隅→熊本 (7)三隅→高森
(8)三隅→矢部A

4月16日01時25分に熊本県熊本地方で発生した地震(M7.3、最大震度6強)に伴う地殻変動を精査

   平成28年(2016年)4月16日01時25分に熊本県熊本地方で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測された4時間分のデータを解析した結果、震源に近い電子基準点「長陽」(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)が南西方向に約97cmの変動、上下方向に約23cmの隆起(いずれも暫定値)をはじめ、熊本県を中心とした地域で大きな地殻変動が確認されました。前回掲載したリアルタイム解析結果と整合的な結果です。
さらに、観測された地殻変動から、地下の震源断層のモデルを推定しました。推定された断層面は知られていた活断層(布田川断層)とほぼ一致し、長さ約27kmの右横ずれ断層です。
 今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
 なお、今後の精査によって解析結果が変更となることがあります。
 
地理院地図に掲載した「電子基準点による地殻変動(水平)」情報(kmlファイル)の修正について(4月21日18時00分)
 

(電子基準点、干渉SAR、UAVなど)
地理院地図による閲覧はこちら
PDFによる閲覧はこちら(PDF: 4.59MB)

(電子基準点、干渉SAR、UAV、土砂崩壊地分布図など)
地理院地図による閲覧はこちら
PDFによる閲覧はこちら(PDF: 2.29MB)
(解説)
 国土地理院では、電子基準点、干渉SAR、空中写真やUAVなど、さまざまな技術を用いた観測や分析を行っています。この図は、それらの一部を統合して表示したものです。
 平成28年熊本地震を発生させた震源断層は、従来から知られていた布田川断層(赤線)にほぼ沿っていますが、その北東端は知られていたものよりもさらに延びていることがわかります。右の図からは震源断層の周辺に斜面崩壊が多発していることがわかります。なお、これらの情報は、地理院地図からも表示できます。
【9月12日 15時00分更新】
平成28年熊本地震の影響に伴い、再測量及び再計算を実施した三角点・水準点・電子基準点の測量成果を公表しました。また、変動前の測量成果を変動後の測量成果へ補正する座標・標高補正パラメータを公開しました。
詳細については、下記ページをご確認ください。
http://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/H28-kumamoto-earthquake-seika.html

公共測量の対応については、下記ページをご確認ください。
http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/public/kumamoto/kumamotojishin.html 

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