硫黄島の地殻変動(2025年9月10日発表)

概要

噴火活動が活発化している硫黄島について、「だいち2号」及び「だいち4号」の観測データを使用し、解析を実施しました。
  • 干渉画像では、従来通り元山付近において収縮とみられる変動、阿蘇台断層(点線)に沿った変動が見られます(図1、図3)。
  • SAR強度画像では、千鳥ヶ浜において火口と見られる反射強度の強い領域が見られます(白破線)(図5、図6)。

「だいち2号」及び「だいち4号」観測データによる解析結果 【速報】(2025年9月25日更新)

干渉解析結果(北行右観測) New!!
2025年9月8日(ALOS-4)~2025年9月22日(ALOS-4)の解析結果

図1 2025年9月8日(ALOS-4)~2025年9月22日(ALOS-4)の解析結果


2025年9月8日(ALOS-4)~2025年9月22日(ALOS-4)の干渉性

図2 2025年9月8日(ALOS-4)~2025年9月22日(ALOS-4)の干渉性


干渉解析結果(南行右観測) New!!
2025年9月9日(ALOS-4)~2025年9月23日(ALOS-4)の解析結果

図3 2025年9月9日(ALOS-4)~2025年9月23日(ALOS-4)の解析結果


2025年9月9日(ALOS-4)~2025年9月23日(ALOS-4)の干渉性

図4 2025年9月9日(ALOS-4)~2025年9月23日(ALOS-4)の干渉性


強度画像 New!!
SAR強度画像(北行 2025年9月22日(ALOS-4)(上)、南行 2025年9月23日(ALOS-4)(下))

図5 SAR強度画像(北行 2025年9月22日(ALOS-4)(上)、南行 2025年9月23日(ALOS-4)(下))


千鳥ヶ浜周辺のSAR強度画像(2025年8月4日からの変化)
「だいち2号」及び「だいち4号」によるSAR強度画像(2025年8月4日~2025年9月23日)

図6 「だいち2号」及び「だいち4号」によるSAR強度画像(2025年8月4日~2025年9月23日)

解析:国土地理院 原初データ所有:JAXA

※詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
※干渉SARの精度は一般的には数cm 程度とされています。また、衛星の観測条件が異なる場合、同じ地殻変動であっても、解析結果の見え方に違いが生じます。
※SARで用いられる電波は噴煙を透過するため、噴火中であっても火山の地形変化の状況を把握することができます。
※火口など急峻な地形では、斜面の傾斜と電波の入射角によって見かけの変動が生じる場合があります。
※本解析で使用したデータは、JAXAとの協定及び火山活動衛星解析グループの活動を通して得られたものです。
※対流圏遅延補正には、気象庁数値予報格子点データを使用しています。

〇参考資料
SAR干渉解析の原理(PDF形式:880KB)
非干渉(砂をまいたようなざらざらした模様)とは
衛星進行方向と電波照射方向による見え方の違い(PDF形式:100KB)
国土地理院の干渉SARホームページ
SAR干渉画像の誤差
強度画像とは

本ページで公開している地理空間情報のご利用について

国土地理院コンテンツ利用規約に従い、出典を明示いただくだけで、転載も含めご自由にお使いいただけます。

問い合わせ先

国土地理院測地部
宇宙測地課長
若杉 貴浩 TEL029-864-4813(直通)

国土地理院地理地殻活動研究センター
地殻変動研究室長
宗包 浩志 TEL029-864-6925(直通)

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。