剱岳測量100年記念事業
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剱岳測量100年記念事業
剱岳測量100年記念事業について
1907(明治40)年7月、陸地測量部の柴崎芳太郎(PDF形式:732KB)(1876~1938)を測量官とする測量隊が三角点(本院ホームページへリンク)埋設を行うため剱岳山頂に挑んでから、2007(平成19)年に100年の節目を迎えます。
当時の測量の様子や幻に終わった「点の記」(PDF形式:247KB)などについては、直木賞作家の新田次郎が、「剱岳・点の記」として長編山岳小説にしています。
北陸地方測量部では、剱岳測量100年に向け、広く地元関係者のご協力、ご支援とともに、様々な記念行事を企画することになりました。
このため、本事業は、富山県、上市町、立山町、(社)日本測量協会北陸支部、(社)富山県測量設計業協会と「剱岳測量100年事業推進実行委員会(当部が事務局)」を結成し、事業を推進しています。
平成17年度
平成17年度は、以下の事業を実施しました。
- 記念地図「剱・立山」の試作図作成
既刊の集成図「立山」をベースにして、レイアウト・表示項目・ぼかしの検討及び関係資料の収集等を行い、試作図を作成。
- 登山道・基準点現況調査
記念地図「剱・立山」に表示する登山道について、現地調査を実施。併せて、柴崎測量隊が剱岳測量時に設置した三等三角点の現況調査も実施した。(立山連峰五色ヶ原周辺の三角点・登山道調査を実施。 平成17年8月9~11日)
平成18年度
平成18年度は、以下の事業を実施しました。
- 記念地図「剱・立山」の原稿図作成
- 剱岳測量100年事業「記念誌」の作成
- 登山道・基準点現況調査(立山連峰剱岳の登山道調査を実施。 平成18年8月29~31日)
平成19年度
平成19年度は、以下の事業を実施しました。
- -剱岳測量100年記念-1:30,000山岳集成図「剱・立山」*を作成
- 剱岳測量100年事業記念誌の作成(記念地図の裏面に印刷)
- 剱岳測量100年記念「地図展2007in富山」を開催
富山県民会館(富山市)において、剱岳測量100年記念「地図展2007in富山」を開催(平成19年10月18~21日)
*山岳集成図「剱・立山」は国土地理院技術資料として、画像データ(PDF:205MB)を公開・提供
(複製品(折図)に関するお問い合わせは、 (一財)日本地図センター(新規ウィンドウ表示)まで)

集成図(表面) 集成図(裏面)
関連事業
「地図展」とは、地図や測量の意義及び重要性への国民の理解と関心を高めることを目的に、毎年1回全国の主要都市のうち1ヶ所で様々な地図、測量機器等を展示しているもので、国土地理院、(一社)全国測量設計業協会連合会、(一財)日本地図センター、(公社)日本測量協会などが主催しています。
北陸管内では、前々回は1985(昭和60)年11月に富山市、前回は1997(平成9)年10月に金沢市で開催しました。
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