最終更新日:2023年5月18日

2023年5月5日能登半島の地震の震源断層モデル(暫定)

作成:2023年5月18日

概要

2023年5月5日に発生した能登半島の地震について、電子基準点やSAR干渉解析で得られた地殻変動を基に、震源断層モデル(矩形断層一様すべり)を以下の2つの場合について推定しました。それぞれの特徴は以下の通りです。

1)すべての断層パラメータを自由にして推定した場合
  • 南南東に傾斜する逆断層運動が推定される。
  • 断層面の水平位置は、余震分布と整合している。
  • 断層の上端は、深さ約0.2km、傾斜角は約60度と余震分布よりもかなり浅く、高角となった。
  • 推定されたモーメントマグニチュード(Mw)は約6.2である。

2)断層上端を深さ5kmに固定にした上で推定した場合
  • 南東に傾斜する逆断層運動が推定される。
  • 断層面の水平位置は、余震分布と整合している。
  • 傾斜角は約38度と余震分布と概ね整合している。
  • 推定されたモーメントマグニチュード(Mw)は約6.3である。

詳細については以下の添付ファイルをご覧ください。

添付資料

地震概要

地震発生日時 令和5年(2023年)5月5日14時42分
震源位置 北緯37度32.3分、東経137度18.2分、深さ12km
(気象庁、2023年5月17日現在)
マグニチュード 6.5(気象庁、2023年5月17日現在)

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室長   宗包 浩志 (直通 029-864-6925)
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