最終更新日:2020年11月4日

2020年10月30日トルコ・ギリシャ沖地震に伴う地殻変動

合成開口レーダー(SAR)解析によって明らかとなった地殻変動

作成:2020年11月4日English version of this page

概要

2020年10月30日(UTC)にトルコ・ギリシャ沖でM7.0(USGS)の地震が発生しました。日本の地球観測衛星「だいち2号」(ALOS-2)に搭載された合成開口レーダー(PALSAR-2)のデータを使用してSAR干渉解析を行った結果、地震に伴う地殻変動が検出されました。

SAR干渉解析結果



図1. SAR干渉画像 [PNG: 0.6MB]


番号
観測日 観測時間
(UTC)
衛星
進行
方向
電波
照射
方向
観測
モード
*1
入射角
(震央付近)
垂直
基線長
1 2020-03-08
2020-11-01
10:14頃 南行 F-F 41° -470m

*1 F:高分解能(Fine)
(参考: ALOS-2プロジェクト/PALSAR-2(JAXA)

解析:国土地理院   原初データ所有:JAXA
本成果は、地震予知連絡会SAR解析ワーキンググループの活動を通して得られたものです。

地震概要

地震発生日時 2020年10月30日11時51分(UTC)
2020年10月30日20時51分(JST)
震源位置 37.918°N、 26.790°E、深さ21.0 km
(USGS、2020年10月31日現在)
マグニチュード M=7.0
(USGS、2020年10月31日現在)
                

分析に使用した人工衛星

日本の地球観測衛星 「だいち2号」(ALOS-2)

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