治水地形分類図について

更新情報

(2023年3月17日) 阿武隈川信濃川高梁川肱川重信川の各水系の治水地形分類図を公表しました。【NEW!】
(2023年3月17日) 過去に整備した治水地形分類図を一部更新しました。【NEW!】
(2022年1月13日) 石狩川久慈川千曲川木曽川の各水系の治水地形分類図を公表しました。  

治水地形分類図について

治水地形分類図とは?

 治水地形分類図は、治水対策を進めることを目的に、国・都道府県が管理する河川の流域のうち主に平野部を対象として、扇状地、自然堤防、旧河道、後背湿地などの詳細な地形分類及び堤防などの河川工作物等を表示している主題図です。
 この治水地形分類図から土地の成り立ちを理解でき、そこから起こりうる水害や地震災害などに対する自然災害リスクを推定することが可能です。

治水地形分類図の作成経緯と公開

 治水地形分類図は、1976(昭和51)年の台風17号による長良川の破堤で濃尾平野が大きな被害を受けたのを契機として、河川堤防の立地する地盤条件を包括的に把握し、さらに詳細な地点調査を行うための基礎資料を得ること、及び氾濫域の土地の性状とその変化の過程や地盤高などを明らかにすることを目的として、1976(昭和51)年度から1978(昭和53)年度にかけて調査を実施し、この成果をまとめて「治水地形分類図(初版)」を作成しました。 そして、2007(平成19)年度から初版の内容を見直して更新する作業に着手し、新たに「治水地形分類図(更新版)」として作成・公開しています。

「治水地形分類図(初版)」はこちらから閲覧できます。

治水地形分類図を整備している河川名と整備範囲

 治水地形分類図は、国・都道府県が管理する一級河川109河川を対象として、1/25,000地形図の範囲(旧日本測地系座標)毎に整備しており、これまで977面の更新版を公表しています(2023(令和5)年3月現在)。

整備局等 整備
面数
整備河川名
北海道開発局
218
天塩川[問寒別川、名寄川]、渚滑川、湧別川、常呂川、網走川、釧路川、十勝川[利別川、札内川、音更川]、留萌川、石狩川[雨竜川、美瑛川、忠別川、空知川、幾春別川、夕張川、千歳川、豊平川]、鵡川、沙流川、尻別川、後志利別川
東北地方整備局
132
岩木川、高瀬川、馬淵川、米代川、雄物川、子吉川、最上川、赤川、北上川、鳴瀬川、名取川、阿武隈川
関東地方整備局
140
久慈川、那珂川、利根川[霞ヶ浦、小貝川、鬼怒川、渡良瀬川、烏川、神流川、江戸川、中川]、荒川、多摩川、鶴見川、相模川、富士川
北陸地方整備局
93
荒川、阿賀野川、阿賀川、信濃川、千曲川、関川、姫川、黒部川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川、手取川、梯川
中部地方整備局
104
天竜川、安倍川、大井川、菊川、鈴鹿川、雲出川、櫛田川、宮川、木曽川[長良川、揖斐川]、庄内川、豊川、狩野川、矢作川
近畿地方整備局
72
九頭竜川、北川、由良川、円山川、揖保川、加古川、淀川[野洲川、瀬田川、木津川、猪名川]、大和川、紀ノ川、新宮川(熊野川)
中国地方整備局
81
千代川、天神川、日野川、斐伊川、吉井川、旭川、高梁川、芦田川、江の川、太田川、小瀬川、高津川、佐波川
四国地方整備局
33
土器川、吉野川、那賀川、物部川、仁淀川、渡川(四万十川)、重信川、肱川
九州地方整備局
104
山国川、大野川、大分川、番匠川、遠賀川、筑後川、矢部川、嘉瀬川、六角川、松浦川、本明川、菊池川、白川、緑川、球磨川、川内川、五ヶ瀬川、小丸川、大淀川、肝属川

治水地形分類図の整備範囲

治水地形分類図の閲覧・入手について

 治水地形分類図は、「治水地形分類図の閲覧」「図郭単位の画像データの閲覧」のページから閲覧することができます。国土地理院コンテンツ利用規約に同意の上、ご利用ください。 また、(一財)日本地図センターが複製(プリント印刷)販売を行っています。詳しくは、治水地形分類図の通信販売での購入についてをご参照ください。

治水地形分類図の使用上の注意

 2013(平成25)年度から2017(平成29)年度に整備した図に記載されている基準点の情報は、2013(平成25)年5月29日時点の情報です。治水地形分類図を使用するにあたっては、ご注意願います。

お問い合わせ先

 治水地形分類図に関するご質問は、「お問い合わせフォーム」から、お願いします。