沿岸海域基礎調査報告書

沿岸海域基礎調査

行橋地区

報告書要旨

調査海域は瀬戸内海西部の周防灘海域で、北九州市東南部から行橋市周辺の陸域地形調査も行っています(調査地域)

調査成果からみた地形の特徴

  1. 山地は、貫山(標高712m)等を中心に急峻になっており、斜面から崩壊した土砂が堆積する谷が発達しています。またカルスト台地の平尾台が形成されています。台地・段丘は、調査地域全体に分布しており、南部では侵食が進んでいます。低地を流れる主な河川は、貫川・長峡川・今川・祓川などがあり、祓川には扇状地が発達しています。(地形分類・等深線図)
  2. 海岸付近は潮汐平地(干潟)や浜が発達し、古くから干拓が行われ、苅田港周辺では埋立地を利用した工業用地となっています。(沿岸海域土地条件図「行橋」一部)
  3. 調査海域は遠浅で、苅田港から伸びる航路浚渫地を除けば、沖合10kmで水深12mと平坦で、海底はほぼ全域に泥が分布しています。(沿岸海域地形図「行橋」一部)

           本報告書は平成14年度に行われた沿岸海域基礎調査「行橋地区」の調査内容、調査結果をまとめたもので、平成16年3月1日に刊行される 2万5千分の1沿岸海域地形図「行橋」、同土地条件図「行橋」をみる際に参考にしていただきたい。

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