第11回全国児童生徒地図優秀作品展 ごあいさつ(国土地理院長)
ごあいさつ(国土地理院長)
このたび、国土地理院では、全国児童生徒地図作品展連絡協議会(略称「連絡協議会」)と連携し、全国各地で開催されている「児童生徒の地図に関する作品展」の主な優秀作品105点を一堂に集めて紹介するため、国土地理院「地図と測量の科学館」において企画展「第11回全国児童生徒地図優秀作品展(以下「全国展」という)」を開催いたしました。
「児童生徒の地図に関する作品展」は、小・中・高等学校の社会科教育の一環として、児童生徒の自主的な研究活動を通じて社会的なものの見方や考え方を育てるとともに、地図についての正しい理解や地理的思考力を高めるために、連絡協議会を構成している9運営団体が全国各地で開催しています。
今回の全国展には9運営団体の他に島根、茨城、富山からも特別に参加があり、全国各地からの応募数は小学校、中学校、高等学校合わせて465校、4,202作品で、いずれも過去最高でした。
また、今年から、これらの作品のうち特に優秀なものに対して、国土交通大臣賞、文部科学大臣賞、全国児童生徒地図作品展連絡協議会長賞を新たに授与することとしました。初めての国土交通大臣賞は岐阜県土岐市立妻木小学校1年の仙石芽依さん、文部科学大臣賞は島根県浜田市立三階小学校6年の阿部広海さん、連絡協議会長賞は東京都多摩市立連光寺小学校6年の永瀬加奈子さんが受賞しました。1月15日(火)に国土交通大臣室で表彰式を行い、冬柴国土交通大臣から3人の受賞者に表彰状が授与されました。
全国展の開催を通じて、全国各地で行われている地図を使った教育の現状や児童生徒の地図についての取り組み方などを広く紹介することにより、教育現場での地図利用の普及と向上が図られ、地図を使った教育に関わる教育者、研究者などのネットワークづくりの一助となれば幸いです。
最後に、今回の全国展の開催にあたり、ご協力を賜りました関係団体の方々に厚くお礼申し上げます。
平成20年1月
国土交通省 国土地理院
院長 小牧 和雄
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