GIS次世代情報基盤の構築手法及び活用に関する調査研究

GIS次世代情報基盤の構築手法及び活用に関する調査研究(3/7)

3.4 XML変換ソフトウェアの作成
国土交通省地方整備局の河川系事務所においては、河川基盤地図が河川GISの基盤地図データとして利用されている。これを対象として、平成12年度に応用スキーマを試作した。また、この応用スキーマに基づいてXMLデータに変換するエンコーダの開発を行い、XMLに符号化された試作データを作成した。平成13年度は、XMLデータから河川基盤地図データのDGN形式に逆変換するデコーダの開発を行い、CAD上で表示することにより、試作した河川応用スキーマやそのスキーマに基づいて符号化されたXMLデータの有効性や問題点等を明らかにした。

図-3は河川基盤地図データの元データを示し、また、図-4はXML化した河川基盤地図データをデコーダにより、DGNファイルに変換しCAD上で表示した結果である。
この結果から、データ変換の可逆性が証明され、応用スキーマとXML形式によるデータ交換が可能であることが示された。

表示データ
図-3 河川基盤地図データの表示

変換結果
図-4 XMLデータからDGNへの変換結果