鳥取県児童生徒地域地図発表作品展

第12回 鳥取地区 主催:鳥取県地域社会研究会

作品展の概要

「鳥取県児童生徒地域地図発表作品展」は、県内の小・中・高・特別支援学校の児童生徒の地域に対する関心を喚起し、野外における観察の能力・洞察力・表現力を高め、同時に地図利用及び地図作成能力の向上を目的に、11月から12月に鳥取県内3カ所において開催されています。

作品:しゃんしゃんロード車いすMAP

審査員特別賞・国土地理院長賞

作品名:「しゃんしゃんロード車いすMAP」

受賞者:鳥取市立若葉台小学校 5年 伊藤菜々子

作品主旨:2年前、自分の住む若葉台を車いすで探検しました。今年は、この経験を生かし、鳥取市の中心街や駅周辺などを車いすで調べました。若桜街道や駅周辺は障害のある方にとてもやさしい環境だと思いましたが、人通りの少ない場所になると、整備が不十分だと感じる場所が多くなりました。 わたしが気づいたことを多くの人に知ってもらい、鳥取全体が、すべての人にとってやさしいところになるといいなと考えます。


作品:広告は物語る!

国土地理院長賞

作品名:「広告は物語る!」

受賞者:鳥取市立南中学校 郷土研究班 1年 西尾美樹
                            2年 谷上沙紀、山本博貴、川口淳希
                            3年 中島みさき、山本翔大

作品主旨:新聞折込広告には、広告主の地図が載っている広告と載っていない広告があります。毎週のように発行される広告もあれば、月1回だけの広告もあります。広告を調べることで広告主の立地条件などが分かるのではと思い、7月の日本海新聞折込広告を調べました。何度も広告を出している広告主の多くは、全国展開をしていること、自家用車での買い物が便利な国道や主要県道沿いに大型駐車場を完備して立地していることなどがわかりました。


作品:高校生が選んだ鳥取東部のオススメ☆Sweets紹介します!!

国土地理院長賞

作品名:「高校生が選んだ鳥取東部のオススメ☆Sweets紹介します!!」

受賞者:鳥取城北高等学校 地歴部
     1・2年 秋山優希、今仲優布、吉村祐香、白石雄士、神谷直斗、西川雅之、窪田仁美、薮田菜央、山根帆南海

作品主旨:「鳥取ならでは」のもの、「ご褒美に食べたい」という条件を満たすスイーツを現地調査し、県内外にPRできるものを厳選した。旬の時期はもちろん、季節を問わず出すために地元農家と契約栽培するなど、素材にこだわりつつも安価で食べてもらいたいという熱意ある店主の手によって作られたスイーツを知ってもらいたい。スイーツを購入する人々の意識を変えるきっかけとなり、地域の発展や活性化につながることを願っている。


作品:絹見たんけんマップ

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:「絹見たんけんマップ」

受賞者:鳥取市立青谷小学校 3年 石谷強

作品主旨:ぼくは、絹見が大すきです。もっと絹見のことを知りたいと思ってたんけんをして、この地図を作りました。一番くふうしたことは、くだもののしゅるいごとに色をかえて、分かりやすくしたことです。イノシシよけの電さくもかきました。たんけんのと中で出会った人や見つけた物、行事などの写真やせつ明ものせました。ぼくはこの地図を作って、新発見がたくさんあって、絹見がもっとすきになりました。


作品:用瀬町の地ぞうめぐりマップ

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「用瀬町の地ぞうめぐりマップ」

受賞者:鳥取市立用瀬小学校 3年 西河陽奈

作品主旨:私は、「かさこじぞう」のお話が大好きです。家の近くにもお地蔵様があって、花を供えたり、人が拝んでいたりする様子もよく見かけます。こんなお地蔵様が用瀬にはどのくらいあるのだろうと思い、調べました。お地蔵様を探して回ったり、和尚さんにお話を聞いたりしました。そして、用瀬のいろいろな場所にお地蔵様があり、みんなを見守ってくださっていることがわかりました。これからは、お地蔵様を見かけたらそっと手を合わせたいです。


作品:みず生の大すき湖山たんけんマップ

(社)地図協会理事長賞

作品名:「みず生の大すき湖山たんけんマップ」

受賞者:鳥取大学附属小学校 3年 松本瑞生

作品主旨:休みの日は、湖山川や賀露港で釣りをしたり、布勢公園で遊んだり、温泉に行ったりします。湖山周辺には、ぼくのおすすめスポットがたくさんあるので地図にして紹介しようと思いました。得意の折り紙や、お母さんやお兄ちゃんと撮った写真もはって分かりやすく紹介しています。この地図をみた人も湖山池周辺に出かけてほしいと思います。


作品:今も使われているはい校

鳥取県教育委員会教育長賞

作品名:「今も使われているはい校」

受賞者:倉吉市立河北小学校 3年 山田爽平

作品主旨:ぼくは、夏休みの自由研究に地図を作りました。テーマは今も使われているはい校です。ぼくは家族のみんなと鳥取県中を回りました。一番おもしろいなぁと思ったはい校は日南町の大宮という場所でプールでドジョウをかっていました。二部にはお酒を造っているはい校がありました。湯梨浜町にはカフェをしているはい校がありました。ていねいに地図にするのがたいへんでしたが、がんばってよいものができました。


作品:21世紀の廃校めぐり~その第二の人生~

(財)地図情報センター理事長賞

作品名:「21世紀の廃校めぐり~その第二の人生~」

受賞者:鳥取市立鹿野小学校 4年 土橋美月

作品主旨:私達の通う小学校も統合して10年目になりました。この10年間で鳥取県の46校の学校が廃校になっています。その多くは山間部です。その原因は少子化、高齢化だと思います。しかし、廃校を使って地いき活性化をしようとしている人がいました。そのおかげで廃校は第二の人生を歩んでいると思いました。廃校がいろいろな使われ方で生きていると思いました。


作品:福部町の神社と寺の階段数

日本国際地図学会長賞

作品名:「福部町の神社と寺の階段数」

受賞者:鳥取市立福部小学校 4年 村田美輝

作品主旨:よく遊びに行く神社には、なぜたくさん階段があるのか不思議に思い、どこも同じなのかと福部町の神社と寺の階段の数を調べました。調査に行って実際に数えようとすると、階段が割れていたり木の根で動いていたりしていて、数えるのも登るのも苦労しました。調べて神社の階段は寺より急で、数も多いことが分かりました。神社や寺は山の中や小高い丘の上にあったので、それが分かるように立体地図にしました。調査をしてまた一つふるさと福部が好きになりました。


作品:用瀬ゆかりの石造物・建造物

日本地理学会長賞

作品名:「用瀬ゆかりの石造物・建造物」

受賞者:鳥取市立用瀬小学校 6年 西河孝太

作品主旨:用瀬町の影石城の石垣について調べているうちに、用瀬の石が鳥取池田家の墓石など有名なものに使われていることを知った。そこで、県内には用瀬の石がどのくらい使われている物はあるか興味がわき、調べてみた。そして、用瀬の花こう岩は上質で、県内の有名な建造物等に使われていることだけでなく、用瀬の石工業の歴史、その時代の歴史的背景がわかった。新しい発見を多くすることができよかった。