児童生徒地図作品展

第16回 岐阜地区 主催:岐阜県図書館

作品展の概要

「児童生徒地図作品展」は、岐阜県内児童生徒の自主的な研究活動を奨励し、地図に関する興味や関心、活用能力を高めることを目的に、毎年11月から12月に開催されています。

作品:めざせ野口健!

文部科学大臣賞・岐阜県知事賞

作品名:「めざせ野口健!」

受賞者:岐阜大学教育学部附属小学校 4年 松永悠彦

作品主旨:僕が以前、登山家の野口健さんの本を読んだ時、野口さんが富士山だけでなく色々な所でゴミ拾いをしていることを知り、僕も家の周りのゴミを拾ってみました。この時、予想以上にゴミが多くてびっくりしました。僕は「町にポスターをはったりビラを配ったりしてよびかけをすれば、みんなの意識を変えることができてゴミをへらせる。」と思ったので、実際に活動してみて、その結果を町の地図にしてみようと思いました。活動して、拾った結果を町の地図にしたら、ゴミの中では、いつもタバコのすいがらが多く、特に大通りや公園の中に多いことや、花火大会の後は、食べ物のくしやプラスチックのトレイなどがいつもより多いことなどが分かりました。この活動で、ゴミに関心のある人たちがたくさんいることも分かりましたが、すべての人にゴミのことを考えてもらうためには、もっと時間をかけて、たくさんの人といっしょに活動することが必要だと思いました。


作品:ぼくの町にすむ生きもの

岐阜県教育長賞

作品名:「ぼくの町にすむ生きもの」

受賞者:郡上市立大和北小学校 2年 野首公亮

作品主旨:ぼくのいえのベランダにホタルがとんできました。なかまのいるところへかえそうとホタルがすんでいるばしょをしらべていたら、めずらしい生きものたちに出あえました。そこで、どこでどんな生きものに出あえたかをマップにしてみようと思いました。ぼくのすむ町はホタルがとびまわり、アユが元気におよぎ、オオサンショウウオがあんしんしてくらせる町だということがわかりました。ゆたかなしぜんがのこるじまんできる町だとおもいました。


作品:長良川の橋めぐり23665歩

岐阜県教育長賞

作品名:「長良川の橋めぐり23665歩」

受賞者:関市立金竜小学校 3年 後藤克輝

作品主旨:長良川にかかる橋にきょうみをもったので、自分で歩いてみました。橋の下の川原も調べて長良川の地図にしてみようと思いました。ひょう高と河口からのきょりをあらわす地図にしたら、石が流れるようすがわかりやすくなりました。橋も下流へいくほど長くなることも、歩いたことでよくわかりました。


作品:わたし流 高速道路の楽しみ方

岐阜県教育長賞

作品名:「わたし流 高速道路の楽しみ方」

受賞者:岐阜大学教育学部附属小学校 6年 成戸雪季

作品主旨:高速道路が1000円になり、私の家でも利用するようになりました。でも、車の中での移動はたいくつ。ぼんやりとみた標識をなにげなく「あれはなに?」ときくと、だれも知りません。あれこれと聞いていくうちに、高速道路について何も知らないことに気づき、調べてみようと思いました。高速道路が、安全に速く目的地につくために、私達の知らない場所で支える人達の努力が見えました。地形図を作ってみて、3本の道路の特ちょうと、地形を利用して道路をつくっている事がわかりました。ここでしか使われない標識や町の標識を見て、新しい高速道路の使い方を知りました。


作品:2010 明七橋地図の旅

国土地理院長賞

作品名:「2010 明七橋地図の旅」

受賞者:岐阜市立長良小学校 5年 春見亮磨

作品主旨:古い地図を見てみたくなり、県立図書館へ行きました。図書館の先生に長良の古い地図を見せてもらいました。ぼくの知っている所があって、胸がドキドキしました。だからぼくは、その地図の場所は、今はどうなっているのか調べてみようと思いました。古いお寺や神社などが今も大切に残っていることがすごいと思いました。そして、昔と利用の仕方がちがう長良川のことや長良橋ができるまでのことを初めて知りました。ぼくは、これからも今まで続いてきた歴史を大切にしていきたいと思いました。


作品:そこがミソ

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「そこがミソ」

受賞者:岐阜市立本荘小学校 5年 隅田彩佳

作品主旨:春に京都と和歌山に行ったとき、旅行先で飲んだ味噌汁は、私がよく家で飲む味噌汁と味や色がちがっていました。そこで、各地の味噌のちがいについてくわしく調べてみようと思いました。味噌を分類してみると、米味噌、麦味噌、豆味噌にわけることができて、日本では米味噌がとても多くの地方で使われていることがわかりました。各地方によって、特ちょうがあり、名前もちがうことが分かりました。


作品:私の町のリサイクルマップ

日本地理学会会長賞

作品名:「私の町のリサイクルマップ」

受賞者:大垣市立宇留生小学校 6年 井戸瑞歩

作品主旨:食品を使ったり、飲み物を飲んだりすると、トレイやアルミ缶、ペットボトルなどが出ます。それをリサイクルBOXに出しに行く時、場所によって出せるものがちがうので、もっと楽に出せたらと思い、このマップを作りました。調査してみると、店の数が多く、場所も遠くてたいへんでした。調査期間に回収量が変わる店もあり、これからもリサイクルに協力したいです。


作品:川の流れと私たちの町の移り変わり~長良川の洪水の歴史とともに~

岐阜地理学会会長賞

作品名:「川の流れと私たちの町の移り変わり~長良川の洪水の歴史とともに~」

受賞者:岐阜市立長良東小学校 5年 高橋麗

作品主旨:私は夏休みに、岐阜公園のボランティアガイドの方から、「昔は長良川が3つに分かれていたんだよ。」と教えてもらいおどろきました。もっと詳しく川のことについて調べてみることにしました。私の住む町にも輪中地区があって、水害に苦しめられていた事、そのため3本の長良川を今の1本の流れにして水害の心配をせずに安心してくらせるようになった事を知り、昔の人に感謝したいです。