20年の感謝を込めて!国土地理院からJAXAに感謝状を贈呈
― SAR衛星の安定運用による測地事業への貢献 ―
国土地理院は、「だいち」シリーズをはじめとしたLバンド合成開口レーダー(SAR※)衛星を長きにわたり開発・運用し、国土地理院の地殻変動観測に大きく貢献してきた国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)に対し、その功績をたたえ、感謝状を贈呈しました。
■ JAXAのSAR衛星を活用した地殻変動把握
- 国土地理院は、JAXAが長年にわたり打ち上げ・運用してきたLバンドSARセンサの観測データを活用し、干渉SAR解析による精緻な地殻・地盤変動計測を実施しています。
- 特に、地震や火山活動に伴う地殻変動の把握において、SAR衛星の役割は極めて重要です。令和6年能登半島地震では、沿岸部における大規模な隆起や陸化をいち早く検出し、災害発生直後の迅速な状況把握に大きく貢献しました。
■ 「だいち」シリーズ20年の継続運用が可能にした全国的な地殻変動把握
- JAXAによるSAR衛星「だいち」シリーズの20年にわたる観測データの蓄積により、国土全体の地殻・地盤変動を詳細に把握する干渉SAR時系列解析が可能となりました。
- その成果は、令和6年度以降、基本測量成果として提供を開始しています。さらに、地盤沈下調査のための公共測量で衛星SARを活用する環境の整備も進めています。
■ 今後の展望
- 今年度本格運用が開始された「だいち4号」の活用により、観測頻度のさらなる向上が期待されています。
- 国土地理院は、今後もJAXAとの連携を一層強化し、衛星SARを活用した地殻変動監視を推進することで、国土の適切な管理と防災・減災に貢献してまいります。
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※ SAR(Synthetic Aperture Radar 合成開口レーダー)は、人工衛星等から地表に向けて電波を照射し、戻ってきた電波を受信し、往復にかかる時間により地表までの距離を面的に観測する技術です。天候や昼夜の影響をうけにくいという特長があります。
感謝状贈呈式の様子 国土地理院河瀬院長(左) JAXA瀧口理事(右)
(2026年2月27日国土地理院にて)
問い合わせ先
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 国土交通省国土地理院
測地部 宇宙測地課 課長 若杉 貴浩 TEL 029-864-4813(直通)
地理地殻活動研究センター 宇宙測地研究室 室長 小林 知勝 TEL 029-864-4832(直通)
測地部 宇宙測地課 課長 若杉 貴浩 TEL 029-864-4813(直通)
地理地殻活動研究センター 宇宙測地研究室 室長 小林 知勝 TEL 029-864-4832(直通)


