最終更新日:2025年10月2日

四国地方の自然災害伝承碑の活用事例

高知県土佐清水市域の取組から

四国地方測量部では、自然災害伝承碑の周知と、その活用の意義を関係機関に広める取り組みを進めています。 今回は、地域学習や防災学習における具体的な活用事例として、高知県土佐清水市での取り組みについて、関係機関への調査を基にご紹介します。
目次

海洋研究開発機構(JAMSTEC)高知コア研究所の取組

国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)高知コア研究所は、日本学術振興会事業・ひらめき☆ときめきサイエンスの一環として、風化が進む石碑を3Dデジタル技術で記録保存し、防災教育に役立てる先進的なイベントを高知県や徳島県で継続的に開催しています 。
イベントでは、南海地震や水害の記録が刻まれた石碑を実際に訪れ、3D計測や拓本などの体験を通じて過去の災害を具体的に学びます。
イベントの主な特徴
  1. 参加体験型の学習:小中学生が、フィールドワークでの体験やグループ討議を交えながら意欲的に学べる工夫がされています
  2. 未来志向の防災教育: 「石碑にかくされた自然災害の記録を発見して将来にそなえよう!」といったテーマで、子どもたちが自ら自然災害や防災について考え、発表する機会が設けられています
  3. 地理教育との連携:地理院地図を用いた資料を活用し、土地の成り立ちと災害リスクの関係を視覚的に理解できるよう支援されています
写真1 イベントの様子

写真2 イベントの様子

写真3 参加者が計測し作成した3Dモデル

写真4 イベントの様子
※上記の写真をご利用の際は、事前に海洋研究開発機構高知コア研究所までご連絡をお願いします。
 連絡先(E-mail): kochicore[at]jamstec.go.jp (迷惑メール対策のため、[at]を@に書き換えて送信してください)

関連情報(リンク先のウェブサイトは、国土地理院のウェブサイトではありません)

【論文・報告書】

【海洋研究開発機構 高知コア研究所】イベント開催報告

※下記の記事・写真をご利用の際は、事前に海洋研究開発機構高知コア研究所までご連絡をお願いします。
 連絡先(E-mail): kochicore[at]jamstec.go.jp (迷惑メール対策のため、[at]を@に書き換えて送信してください)

土佐清水ジオパーク推進協議会の取組

土佐清水ジオパーク推進協議会は、土佐清水市役所や市民団体と連携し、2020年に共同で市内の自然災害伝承碑の調査を実施し、その成果を小冊子「郷土の先人たちのメッセージ」としてまとめました。その後も地域に根差した防災学習を継続的に実施しています。
主な活動内容
  1. 成果の地域での活用:調査結果をまとめた小冊子の情報やパネルは、地元の小中学校における防災学習の教材として活用されています
  2. 学校教育との連携:2020年以降、地元の三崎小学校などで、地理院地図、作成した小冊子や現地見学を取り入れた防災学習を継続的に実施しており、その様子はFacebook等で報告されています
小冊子「土佐清水市域自然災害調査 郷土の先人たちのメッセージ」

写真1 学習の様子

写真2 学習の様子
※上記の記事・写真をご利用の際は、出典(例:土佐清水ジオパークFacebookから等)を記載の上、ご利用後に一般社団法人土佐清水ジオパーク推進協議会までご連絡をお願いします。

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【土佐清水ジオパーク推進協議会】

※下記の記事・写真をご利用の際は、出典(例:土佐清水ジオパークFacebookから等)を記載の上、ご利用後に一般社団法人土佐清水ジオパーク推進協議会までご連絡をお願いします。

土佐清水市役所の取組

土佐清水市教育委員会生涯学習課では、「市史編さん便り」を通じて、自然災害碑の調査状況や、小中学校での学習活動の様子、標柱の設置などを広く報じています。

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