験潮の解説

海面の高さ

海面の高さを測るには

験潮(潮位観測)は、導水管を通って井戸に出入りする海水の昇降を、験潮場内に設置した固定点(標高が決められている)を基準として測っています。 通常、潮位は、測定した値が常に正の符号となるように、観測基準面から海面までの高さ(mm単位)で記録しています。ここでは、観測基準面から海面までの高さを「観測潮位」、観測潮位から東京湾平均海面(TP)を基準とした潮位に換算したものを「TP換算潮位」としています。
 
  1. 観測基準面は、潮位を常に正符号で表わすために最低潮位以下にとった仮想の面。
  2. 観測潮位は観測基準面から海面までの高さを示し、TP換算潮位は東京湾平均海面(TP)から海面までの高さを示す。 日、月および年平均潮位は毎時潮位(30秒毎の観測データを平滑化して求めた)の平均。
  3. 時刻は日本標準時(JST)。
  4. 観測潮位からTP換算潮位への計算方法は以下のとおり(離島を除く)。
      TP換算潮位 = 固定点の標高 - 観測基準面定数 + 観測潮位
     (Sea Level from TP) = (Height of the fixed point) - (Datum constant) + (Observed Sea Level)

験潮場の構造

験潮の解説