デジタル時代の地理空間情報体系の構築
- 地形図から地理空間情報へ - (地理空間情報体系分科会 報告書)
概要
インターネットの普及により新鮮なデジタル地図の利用者が急増し、GPSの普及により高精度の測位が一般化しました。また、平成19年5月の測量法改正及び地理空間情報活用推進基本法制定により、デジタルの地理空間情報を活用するための法的枠組みが構築されました。
このような社会情勢の変化に対応するため、平成19年7月17日、国土地理院内に設置された技術協議会地理空間情報体系分科会では、我が国の新しい基本図データ体系のあり方に関する検討を行い、以下に要約される「デジタル時代の地理空間情報体系」の構築を提案しました。
- CD等の刊行データに加え、インターネット提供のためのデータも基本測量成果として位置づけるとともに、インターネットを通じた供覧及び提供を実現する。
- 都市計画区域及びその周辺地域でのデジタルオルソ画像(「国土画像基盤」)の整備を開始する。
- 位置の基準である基盤地図情報と整合した基盤的なベクトル形式の地理空間情報(「国土地形基盤」)を、新たな基本図として整備する。
- 国土地形基盤は、全項目の定期的な修正に加え、主要項目の迅速な修正を行い、インターネットで提供するとともに、その印刷物を国土地形基盤図としてオンデマンドで提供する。
報告書
詳細につきましては、こちらのファイルをご覧ください。
意見募集の結果
「地理空間情報体系分科会報告書」を踏まえた国土地理院の取組に対する意見募集の結果については、意見募集の結果と対応をご覧ください。
問い合わせ先
国土地理院基本図情報部 国土基盤情報調整官
TEL 029-864-6888(直通)