(表5) 湿地名称ごとの湿地面積の減少・増加
下に示す2つの表(5の1、5の2)は湿地名称毎に、明治・大正時代の面積と現在の面積を比較し、湿地面積の増加及び減少について北海道地区、東日本地区、西日本地区の各地区に分けて変化量が大きい順に各3カ所を選択し表示しています。
- 地域区分は任意に分けたもので「北海道地区」「東日本地区」「西日本地区」の3地区に分けています。「北海道地区」は北海道以北を示し、「東日本地区」と「西日本地区」は東経136度線を境にして区分しています(こちらの「日本全国の湿地の地域区分図」を参照してください)。
- ここに取り上げた湿地の位置は、こちらの「面積変化の大きい湿地(配置図)」で見ることができます。
- 「減少部分の分類」又は「増加部分の分類」における記号の説明は、こちらの「湿地変化の分類基準」を参照してください。
順位 | 湿地名 | 明治・大正時代の面積 | 現在の面積 | 変化量 | 変化率(%) | *減少部分の分類 | 該当する県市町村名 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道地区 | 1位 | 釧路湿原 | 337.39 | 226.56 | ▲110.83 | ▲32.85% | B1 | 北海道釧路市・標茶町・阿寒町・釧路町・白糠町・鶴居村 |
2位 | 石狩川小湖沼群 | 86.19 | 0.66 | ▲85.53 | ▲99.23% | B1 | 北海道滝川市・砂川市・美唄市・岩見沢市・雨竜町・浦臼町・月形町・新十津川町・奈井江町・当別町・北村・新篠津村 | |
3位 | 勇払原野 | 81.78 | 13.50 | ▲68.28 | ▲83.49% | B1 | 北海道苫小牧市・千歳市・厚真町・早来町 | |
東日本地区 | 1位 | 屏風山湿地群 | 15.41 | 1.58 | ▲13.83 | ▲89.75% | B1 | 青森県木造町・中里町・鰺ヶ沢町・車力村・稲垣村 |
2位 | 一里小屋湿地 | 8.71 | 0.29 | ▲8.42 | ▲96.67% | B1 | 青森県むつ市・東通村 | |
3位 | 印旛沼周辺湿地 | 9.62 | 2.28 | ▲7.34 | ▲76.30% | B1 | 千葉県成田市・佐倉市・八千代市・印旛村・栄町・酒井町・本埜村 | |
西日本地区 | 1位 | 山下池・小田の池湿地 | 0.31 | 0 | ▲0.31 | ▲100% | B1 | 大分県湯布院町 |
2位 | タデ原湿原 | 0.23 | 0 | ▲0.23 | ▲100% | B2 | 大分県九重町 | |
3位 | 宮崎港湿地 | 0.07 | 0 | ▲0.07 | ▲100% | B1 | 宮崎県宮崎市 |
順位 | 湿地名 | 明治・大正時代の面積 | 現在の面積 | 変化量 | 変化率(%) | *増加部分の分類 | 該当する県市町村名 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道地区 | 1位 | 別寒辺牛川流域湿地 | 96.18 | 108.25 | 12.06 | 12.54% | C1 | 北海道厚岸町・標茶町・阿寒町・浜中町・別海町 |
2位 | 霧多布湿原 | 25.58 | 29.77 | 4.19 | 16.37% | C1 | 北海道浜中町 | |
3位 | 根室南西部湿地群 | 2.75 | 6.09 | 3.36 | 122.67% | C1 | 北海道根室市・浜中町 | |
東日本地区 | 1位 | 渡良瀬遊水地 | 3.48 | 19.67 | 16.19 | 465.58% | C3 | 栃木県小山市・藤岡町・野木町、群馬県板倉町、埼玉県北川辺町、茨城県古河市 |
2位 | 尾瀬ヶ原 | 4.52 | 8.49 | 3.96 | 87.62% | C1 | 福島県檜枝岐村、群馬県片品村・水上町、新潟県湯之谷村 | |
3位 | 御鼻部山湿地 | 0.49 | 2.65 | 2.16 | 444.25% | C1 | 青森県平賀町・十和田湖町 | |
西日本地区 | 1位 | 仲間川湿地 | 0 | 1.55 | 1.55 | - | C2、C3 | 沖縄県竹富町 |
2位 | 浦内川湿地 | 0 | 1.22 | 1.22 | - | C2、C3 | 沖縄県竹富町 | |
3位 | 古見湿地 | 0 | 0.58 | 0.58 | - | C2、C3 | 沖縄県竹富町 |