先人が伝える災害の教訓「自然災害伝承碑」を地図で発信

地図記号「自然災害伝承碑」を地理院地図に掲載し災害教訓の周知・普及に取り組みます
　

国土地理院では、6月19日から「自然災害伝承碑※」の情報を、ウェブ地図「地理院地図」上に掲載を開始しました。本取組を通じて、地域住民の方に地域ごとに発生しやすい自然災害を現実のものとして感じていただき「災害への『備え』」を支援してまいります。 ※自然災害伝承碑：過去に起きた津波、洪水、火山災害、土砂災害等の自然災害の情報を伝える石碑やモニュメント

• 　国土地理院では、2019年度から自然災害伝承碑の情報を地方公共団体と連携して、中国地方整備局、広島大学等の協力も得つつ収集を開始し、管内の市町村と公開に向けて準備を進めています。
• 　6月19日から公開準備が整いました自然災害伝承碑の情報をウェブ地図「地理院地図」上に掲載しました。中国管内では、広島県広島市(20基)、坂町(2基)、岡山県倉敷市(2基)、鏡野町(1基)の自然災害伝承碑を公開します。
• 　今後も市町村に対して自然災害伝承碑の情報提供を引き続き呼びかけると共に、地方公共団体と連携して、自然災害伝承碑の情報を定期的に更新・公開します。
• 　また、本取組を通じて自然災害伝承碑を周知し、地域住民の方に地域ごとに発生しやすい自然災害を現実のものとして感じていただきたいと思っています。自然災害伝承碑をきっかけとし、過去の教訓を踏まえた的確な防災行動による被害の軽減を目指します。自然災害伝承碑の情報は、身近な災害履歴を学ぶための学習教材として、学校における防災教育等でご活用いただけます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　自然災害伝承碑　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　地理院地図における表示
　　　　　　　　　　　　　　　　（広島県坂町小屋浦地区）

自然災害伝承碑の詳しい情報につきましては、以下のウェブサイトをご覧ください。
　「自然災害伝承碑」の取組

【添付資料】
　資料１ 地理院地図における「自然災害伝承碑」の表示イメージ
　資料２ 「自然災害伝承碑」の代表事例
　資料３ 「自然災害伝承碑」の活用事例
　参考資料1 地理院地図における「自然災害伝承碑」の表示方法
　参考資料2 Web「地理院地図」とは
　参考資料3 平成31年3月15日報道発表資料

〒730-0012 広島県広島市中区上八丁堀6-30　 広島合同庁舎2号館

国土交通省 国土地理院 中国地方測量部
　　測量課長　 安藤 久Tel 082-221-9735（直通）
　　部長 　　　中島 最郎 Tel 082-221-9743（代表）