電子基準点が捉えた平成28年(2016年)熊本地震に伴う地殻変動について
提供情報一覧
概要
4月29日15時09分に大分県中部で発生した地震(M4.5、深さ7km、最大震度5強)に伴う小さな地殻変動が観測されました。
平成28年(2016年)4月29日15時09分、大分県中部で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータを解析した結果(5月7日までのデータを使用)、電子基準点「湯布院」(由布市湯布院町)で水平方向に小さな地殻変動が検出されました。
今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
なお、解析結果は精査によって変更になることがあります。
平成28年(2016年)4月29日15時09分、大分県中部で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータを解析した結果(5月7日までのデータを使用)、電子基準点「湯布院」(由布市湯布院町)で水平方向に小さな地殻変動が検出されました。
今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
なお、解析結果は精査によって変更になることがあります。
概要
4月18日20時41分に熊本県阿蘇地方で発生した地震(M5.8、深さ9km、最大震度5強)に伴う小さな地殻変動が観測されました。
平成28年(2016年)4月18日20時41分、熊本県阿蘇地方で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータを解析した結果(5月7日までのデータを使用)、電子基準点「久住」(竹田市久住町)、「大分九重」(玖珠郡九重町)で水平方向に小さな地殻変動が検出されました。
今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
なお、解析結果は精査によって変更になることがあります。
平成28年(2016年)4月18日20時41分、熊本県阿蘇地方で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータを解析した結果(5月7日までのデータを使用)、電子基準点「久住」(竹田市久住町)、「大分九重」(玖珠郡九重町)で水平方向に小さな地殻変動が検出されました。
今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
なお、解析結果は精査によって変更になることがあります。
概要
4月16日01時25分に熊本県熊本地方で発生した地震(M7.3、最大震度6強)に伴う地殻変動を精査しました。
平成28年(2016年)4月16日01時25分に熊本県熊本地方で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測された4時間分のデータを解析した結果、震源に近い電子基準点「長陽」(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)が南西方向に約97cmの変動、上下方向に約23cmの隆起(いずれも暫定値)をはじめ、熊本県を中心とした地域で大きな地殻変動が確認されました。前回掲載したリアルタイム解析結果と整合的な結果です。
さらに、観測された地殻変動から、地下の震源断層のモデルを推定しました。推定された断層面は知られていた活断層(布田川断層)とほぼ一致し、長さ約27kmの右横ずれ断層です。
今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
なお、今後の精査によって解析結果が変更となることがあります。
平成28年(2016年)4月16日01時25分に熊本県熊本地方で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測された4時間分のデータを解析した結果、震源に近い電子基準点「長陽」(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)が南西方向に約97cmの変動、上下方向に約23cmの隆起(いずれも暫定値)をはじめ、熊本県を中心とした地域で大きな地殻変動が確認されました。前回掲載したリアルタイム解析結果と整合的な結果です。
さらに、観測された地殻変動から、地下の震源断層のモデルを推定しました。推定された断層面は知られていた活断層(布田川断層)とほぼ一致し、長さ約27kmの右横ずれ断層です。
今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
なお、今後の精査によって解析結果が変更となることがあります。
添付資料
概要
4月16日01時25分に熊本県熊本地方で発生した地震(M7.3、最大震度6強)に伴う地殻変動が観測されました。
平成28年4月16日01時25分に熊本県熊本地方で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータをリアルタイムで解析した結果、震源に近い電子基準点「長陽」(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)が南西方向に約1m(暫定値)変動したのをはじめ、熊本県を中心とした地域で大きな地殻変動が観測されまし た。
ただし、この値は観測点の傾斜や局所的な地盤の変動の影響を受けている可能性があり、また、リアルタイム解析は通常の解析に比べ精度が低いため、今後の精査によって解析結果が変更となることがあります。
今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
平成28年4月16日01時25分に熊本県熊本地方で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータをリアルタイムで解析した結果、震源に近い電子基準点「長陽」(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)が南西方向に約1m(暫定値)変動したのをはじめ、熊本県を中心とした地域で大きな地殻変動が観測されまし た。
ただし、この値は観測点の傾斜や局所的な地盤の変動の影響を受けている可能性があり、また、リアルタイム解析は通常の解析に比べ精度が低いため、今後の精査によって解析結果が変更となることがあります。
今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
概要
平成28年(2016年)熊本地震(M6.5、最大震度7)に伴う地殻変動が観測されました。
平成28年(2016年)4月14日21時26分に発生した熊本地震(M6.5、最大震度7)及び4月15日00時03分に発生した地震(M6.4、最大震度6強)について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータを解析した結果(4月15日午前6時までのデータを使用)、震源域に近い電子基準点「城南」(熊本県熊本市南区)で北北東方向に約20cm(暫定値)の大きな変動をはじめ、熊本県内の複数の電子基準点で地殻変動が観測されました。
上下方向についても地殻変動を検出している可能性はありますが、データにばらつきがあるため、引き続き精査をしてまいります。
また、リアルタイムの解析結果によれば、14日の熊本地震及び15日の地震のそれぞれによってステップ状の地殻変動が生じたと考えられます。
さらに、観測された地殻変動を基に、地震の震源断層モデルを推定しました。断層の形状を長方形と仮定して推定したところ、北東-南西走向で、長さ約18km、幅約10km、やや西に傾き下がる高角の断層で、右横ずれ的に約60cmずれ動いたと推定されました。断層運動から計算されるモーメントマグニチュードは約6.3となりました。
今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
なお、今後の精査によって解析結果が変更となることがあります。
平成28年(2016年)4月14日21時26分に発生した熊本地震(M6.5、最大震度7)及び4月15日00時03分に発生した地震(M6.4、最大震度6強)について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータを解析した結果(4月15日午前6時までのデータを使用)、震源域に近い電子基準点「城南」(熊本県熊本市南区)で北北東方向に約20cm(暫定値)の大きな変動をはじめ、熊本県内の複数の電子基準点で地殻変動が観測されました。
上下方向についても地殻変動を検出している可能性はありますが、データにばらつきがあるため、引き続き精査をしてまいります。
また、リアルタイムの解析結果によれば、14日の熊本地震及び15日の地震のそれぞれによってステップ状の地殻変動が生じたと考えられます。
さらに、観測された地殻変動を基に、地震の震源断層モデルを推定しました。断層の形状を長方形と仮定して推定したところ、北東-南西走向で、長さ約18km、幅約10km、やや西に傾き下がる高角の断層で、右横ずれ的に約60cmずれ動いたと推定されました。断層運動から計算されるモーメントマグニチュードは約6.3となりました。
今後も注意深く電子基準点による地殻変動の監視を続けていきます。
なお、今後の精査によって解析結果が変更となることがあります。
添付資料
- 別紙1 平成28年(2016年)熊本地震(4月14日M6.5(暫定値))前後の観測データ[PDF形式:730KB]
- 別紙2 平成28年(2016年)熊本地震(4月14日M6.5(暫定値))前後の基線変化グラフ(リアルタイム解析結果)[PDF形式:212KB]
- 別紙3 平成28年熊本地震の震源断層モデル(暫定)[PDF形式:202KB]
※別紙3図1の広域図(左)について一部誤りがありましたので差し替えました。(4月21日) 震源断層モデルそのものの変更はありません。
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 国土交通省国土地理院 (地殻変動について) 測地観測センター 地震調査官 檜山 洋平 TEL 029-864-4825(直通) 地殻監視課長 千早 昭二 TEL 029-864-5971(直通) 火山情報活用推進官 川元 智司 TEL 029-864-4811(直通) FAX 029-864-8381 (震源断層モデルについて) 地理地殻活動研究センター 地殻変動研究室長 矢来 博司 TEL 029-864-6925(直通)