これでわかる!身の回りの自然災害リスク ~能登半島などの地形分類データ「数値地図25000(土地条件)」を公開します~
発表日時:2025年6月30日(月)14時00分
能登半島や沖縄県などの平野部を中心に、土地の成り立ちを示した地形分類(山地、台地・段丘、低地、人工地形など)データ「数値地図25000(土地条件)」を新たに公開します。地形分類と自然災害との間には密接な関係があるため、地形分類の内容からその場所で発生しやすい自然災害を推測することができます。
国土地理院では、自然条件に即した効果的な防災対策や土地利用計画等に寄与することを目的に、様々な主題図※1を整備しています。その一環として、土地に備わる条件の一つである、山地や台地・段丘、低地、人工地形といった地形分類を示した「土地条件図」※2を昭和30年代から整備しており、平成18年からはGIS(地理情報システム)で利用できるデータとして「数値地図25000(土地条件)」※2を整備しています(資料1)。
数値地図25000(土地条件)」は、全国の主要平野部を中心に整備を進め、順次刊行・公開していますが、令和7年7月1日に、令和6年能登半島地震の被災地である輪島市や珠洲市を含む石川県や、鹿児島県、県内のデータ整備が初となる沖縄県などの約2,500km2を新たに刊行・公開します(資料2-1~2-4)。このデータは国土地理院のウェブ地図「地理院地図」※3や国土交通省が運用する「ハザードマップポータルサイト」で閲覧できるほか、日本地図センターのホームページからオンライン購入が可能です。
地形分類を知るとその地域で起こりうる災害を推測できます。例えば、かつて水域だった場所を埋め立てたり、造成のために土を盛ったりした「盛土地・埋立地」は、地震時に揺れやすく、液状化が非常に発生しやすい傾向があります。「氾濫平野・海岸平野」や「旧河道」では、河川の氾濫や高潮による浸水のほか、強い地震による液状化のリスクがあるといわれています。実際に、令和6年能登半島地震ではこれらの場所で多数の液状化被害が発生しました(資料3-1~3-2)。身の回りの土地の成り立ち(地形分類)を確認して発生しやすい災害を把握し、防災意識を高めていただければと考えています。
※1 特定のテーマ(主題)について詳しく表示した地図。国土地理院が整備する主題図については、右記URLを参照ください。 <https://www.gsi.go.jp/kikaku/>
※2 土地条件図(数値地図25000(土地条件))のウェブサイトは右記URLを参照ください。<https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/lc_index.html>
※3 数値地図25000(土地条件)を表示した沖縄県付近の地理院地図は下記URLを参照ください。(今回の公開範囲は7月1日9時以降に公開されます) <https://maps.gsi.go.jp/#13/26.212589/127.680960/&base=std&ls=std%7Clcm25k_2012&blend=0&disp=11&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1>
国土地理院では、自然条件に即した効果的な防災対策や土地利用計画等に寄与することを目的に、様々な主題図※1を整備しています。その一環として、土地に備わる条件の一つである、山地や台地・段丘、低地、人工地形といった地形分類を示した「土地条件図」※2を昭和30年代から整備しており、平成18年からはGIS(地理情報システム)で利用できるデータとして「数値地図25000(土地条件)」※2を整備しています(資料1)。
数値地図25000(土地条件)」は、全国の主要平野部を中心に整備を進め、順次刊行・公開していますが、令和7年7月1日に、令和6年能登半島地震の被災地である輪島市や珠洲市を含む石川県や、鹿児島県、県内のデータ整備が初となる沖縄県などの約2,500km2を新たに刊行・公開します(資料2-1~2-4)。このデータは国土地理院のウェブ地図「地理院地図」※3や国土交通省が運用する「ハザードマップポータルサイト」で閲覧できるほか、日本地図センターのホームページからオンライン購入が可能です。
地形分類を知るとその地域で起こりうる災害を推測できます。例えば、かつて水域だった場所を埋め立てたり、造成のために土を盛ったりした「盛土地・埋立地」は、地震時に揺れやすく、液状化が非常に発生しやすい傾向があります。「氾濫平野・海岸平野」や「旧河道」では、河川の氾濫や高潮による浸水のほか、強い地震による液状化のリスクがあるといわれています。実際に、令和6年能登半島地震ではこれらの場所で多数の液状化被害が発生しました(資料3-1~3-2)。身の回りの土地の成り立ち(地形分類)を確認して発生しやすい災害を把握し、防災意識を高めていただければと考えています。
※1 特定のテーマ(主題)について詳しく表示した地図。国土地理院が整備する主題図については、右記URLを参照ください。 <https://www.gsi.go.jp/kikaku/>
※2 土地条件図(数値地図25000(土地条件))のウェブサイトは右記URLを参照ください。<https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/lc_index.html>
※3 数値地図25000(土地条件)を表示した沖縄県付近の地理院地図は下記URLを参照ください。(今回の公開範囲は7月1日9時以降に公開されます) <https://maps.gsi.go.jp/#13/26.212589/127.680960/&base=std&ls=std%7Clcm25k_2012&blend=0&disp=11&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1>
添付資料
問い合わせ先
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土交通省 国土地理院 応用地理部 | ||
地理調査課長 | 大塚 孝泰 | TEL:029-864-5934(直通) |
地理調査課長補佐 | 中埜 貴元 | TEL:029-864-5936(直通) |