資料2 鈴鹿西縁断層帯とその周辺「彦根東部」「御在所山」

「彦根東部」「御在所山」の位置図に東海地域整備範囲へのリンク付

都市圏活断層図「彦根東部」「御在所山」位置図
(画像をクリックすると、より詳しい位置が見られます。)

 鈴鹿西縁 すずかせいえん断層帯とその周辺の「彦根(ひこね)東部(とうぶ)」「御在所山(ございしょやま)」図葉には、
常安寺断層、新たに確認された活断層(滋賀県(あい)(しょう)(かみ)()()から東近江市大林町の断層)今須(います)断層、
新たに確認された上石津断層、西山断層、細野断層、坂本断層、新町断層、御在所岳断層を表示しています。
  表示した活断層は、以下のとおりです。

 


 
断層名
断層について
長さ
A 常安寺断層 「彦根東部」「御在所山」図幅にまたがる断層で、「彦根東部」図幅の滋賀県甲良町と愛荘町の境界付近から愛荘町岩倉付近を経由して同町()野外(のとの)に至る活断層(位置やや不明確)です。北端部の甲良町と愛荘町の境界付近と南端部の愛荘町岩倉から()野外(のとの)区間に(かつ)撓曲(とうきょく)が確認できます。 3.6 km
B 新たに確認された活断層(滋賀県愛荘町上蚊野から東近江市大林町の断層) 滋賀県(あい)(しょう)上蚊(かみが)()から東近江市大林町付近まで南北に延びる活断層(位置やや不明確含む)5.4 kmが新たに活断層として確認されました。(あい)(しょう)上蚊(かみが)()、東近江市祇園町、北坂町、読合堂(よみあいどう)町付近では、活撓曲(とうきょく)が確認できます。 5.4 km
C 今須(います)断層 岐阜県大垣市殿(との)垣外(がいと)付近から同県関ケ原町貝戸を経由して滋賀県米原市(あづさ)河内(かわち)付近まで東西に延びる活断層(位置やや不明確)です。滋賀県の範囲で断層の横ずれ活動による谷の変位が確認できます。 この断層は、今回の調査でこれまでの推定断層(位置不明確)から活断層(位置やや不明確)として記載されました。 8.7 km
D 新たに確認された上石津断層 これまで推定活断層であった岐阜県大垣市和田から上石津町上鍛冶屋付近に至る区間4 kmと同市松ノ木から上石津町上多良の区間0.7 kmが新たに活断層として確認されました。 4.7 km
E 西山断層 鈴鹿山脈東縁の岐阜県大垣市上石津町西山付近から同市上石津町上付近に南北に延びる活断層(位置やや不明確)です。 2.7 km
F 細野断層 鈴鹿山脈東縁の岐阜県大垣市上石津町細野付近から三重県いなべ市藤原町山口付近まで南北に延びる活断層(位置やや不明確)です。 4.8 km
G 坂本断層 鈴鹿山脈東縁のいなべ市藤原町山口付近から同市藤原町大貝戸付近まで南北に延びる活断層(位置やや不明確)です。 4.4 km
H 新町断層 いなべ市藤原町西野尻付近から同市北勢町新町を経由して同市寺尾付近まで鈴鹿山脈の東縁を南北に延びる活断層(位置不明確含む)です。断層の北側には横ずれの変位が確認でき、その変位による谷線も複数確認できます。また、藤原町東禅寺の西方及び北勢町新町の段丘面上に縦ずれ(西落ち)の変位が確認できます。 6.6 km
I 御在所岳断層 菰野(こもの)町切畑から四日市市宮妻町付近まで、鈴鹿山脈(御在所山)の東縁を南北に延びる活断層(位置やや不明確含む)です。菰野町焼合川付近、江野、神明集落付近などに東側傾斜の活撓曲(とうきょく)が確認できます。また、主要な断層の東西には約0.3 km~1.9 kmの活断層(位置やや不明確)が並行し、一部に活撓曲(とうきょく)が認められます。 8km
 注:断層の長さは本図に表示されている範囲です。
   「」は、参考資料2の「7.用語の説明」を参照

 
「彦根東部」「御在所山」全体画像に地理院地図へのリンク付
彦根東部 御在所山

都市圏活断層図「彦根東部」「御在所山」全体図
(それぞれ図幅の画像をクリックすると、「地理院地図」上に表示した都市圏活断層図の画像が見られます。)