令和7年4月1日に基準点の標高成果を改定します ~衛星測位を基盤とする標高の仕組みへの移行~
発表日時:2025年3月10日(月)14時00分
国土地理院は、全国の基準点の標高成果を令和7年4月1日に改定します。今回の改定で、標高の仕組みは衛星測位を基盤とするものとなり、これにより、迅速な標高成果の利用、測量や公共工事等の効率化・生産性向上などが期待されます。
これまで標高は、日本水準原点からの水準測量により決められてきました。しかし、水準測量によって全国の測量を終えるには10年以上の歳月を要し、地殻変動の影響を受けるとともに、水準測量は距離に応じて誤差が累積する特徴があり、日本水準原点から離れるほど標高の誤差が大きくなっていました。
そこで、国土地理院では、標高の仕組みを衛星測位を基盤とするものに移行し、全国の基準点の標高成果を、令和7年4月1日に衛星測位を基盤とする最新の値「測地成果2024」※に改定します。これに伴い、みなさまの身近にある標高が変わるものがあります。例えば、日本の主な山岳標高についても、標高値が変更になるものがあります。
本改定により、現況にあった標高を迅速に取得することが可能になるとともに、大地震直後の復旧・復興工事において迅速に標高成果を利用することができるようになります。また、公共測量における「GNSS標高測量」の導入等により、測量や公共工事等の効率化や生産性向上が期待されます。
なお、本改定に伴う公共測量の「作業規程の準則」の改正や改定後の標高成果を反映した地図の提供等も順次実施する予定です。
※ 緯度経度や平面直角座標の数値は改定しません。改定後の測量成果は、4月1日から基準点成果等閲覧サービスによって閲覧することが可能です。
そこで、国土地理院では、標高の仕組みを衛星測位を基盤とするものに移行し、全国の基準点の標高成果を、令和7年4月1日に衛星測位を基盤とする最新の値「測地成果2024」※に改定します。これに伴い、みなさまの身近にある標高が変わるものがあります。例えば、日本の主な山岳標高についても、標高値が変更になるものがあります。
本改定により、現況にあった標高を迅速に取得することが可能になるとともに、大地震直後の復旧・復興工事において迅速に標高成果を利用することができるようになります。また、公共測量における「GNSS標高測量」の導入等により、測量や公共工事等の効率化や生産性向上が期待されます。
なお、本改定に伴う公共測量の「作業規程の準則」の改正や改定後の標高成果を反映した地図の提供等も順次実施する予定です。
※ 緯度経度や平面直角座標の数値は改定しません。改定後の測量成果は、4月1日から基準点成果等閲覧サービスによって閲覧することが可能です。
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お問合せ先
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 国土地理院
【標高成果の改定に関すること】
測地部 | 測地技術調整官 | 古屋 智秋 | TEL:029-864-4719(直通) |
測地部 | 測地基準課 課長 | 井上 武久 | TEL:029-864-4796(直通) |
【日本の主な山岳標高に関すること】
基本図情報部 | 地名情報課 課長 | 小田切 聡子 | TEL:029-864-5908(直通) |
地名情報課 課長補佐 | 塚﨑 靖久 | TEL:029-864-6907(直通) |